
パッケージの帯もアマビエの鱗を模したデザインが施されていて細かい。
仕事を終えてインド料理店で遅い夕食。
スパイスの効いた料理を堪能し、お腹一杯になって帰路に着く。
口直しにアイスか何か食べたい・・・そう思いコンビニに寄る。
食べた店の最寄りにあるミニストップ。
スパイス料理を食べて体が火照っているとはいえ、さすがにちと寒い。
アイスより、ヨーグルトとかの方がいいかも?
そう思い、まずはスイーツのコーナーをのぞく。
そこで面白い商品を発見。
ほほう・・・これがアマビエという奴か!
ちょっとウルトラマンに出てた怪獣、ピグモンに似てる。
疫病退散のご利益がある妖怪だとかなんとかで、
このコロナ禍のなかピックアップされて、たちまちブームを巻き起こした妖怪。
小学生のとき、ゲゲゲの鬼太郎が大好きで、
水木しげるの妖怪図鑑を読みあさり、妖怪のイラストも書きまくり、
クラスメートから“妖怪博士”とも言われたことのある自分でも、
このアマビエなんて妖怪は知らなかった。
真上から。
なんだってこんな半漁人のような、
グロテスクな姿の妖怪に疫病退散のご利益あるのか解らないが、
ともかく、そんな云われのある今話題の妖怪が、
かわいらしいデザートになっているのを発見してしまった。
しかも淡いパステルカラーでまとめられていて、すごく美味しそう。
躊躇せず、このアマビエパフェを購入した。
帰宅して食べる。
見れば見るほどきれいな色味。
横から見ると、きれいに層ができていて色分けされている。
下からピンク,水色,黄緑,そしてアマビエの頭だ。
横から見たところ。
パステルカラーの層がきれい。
頭の造形もわりとしっかりできている。
長い髪はピンク色。
波打ったクリームチューブでブリュっと出され、それが再現されているようだ。
くちばし?は黄色のクリーム。
目玉は黒のチョコレート粒。
手はむにゅっと出されて斜めに押さえつけられて成形されたような、
明治アポロの先端みたいなストロベリーチョコレート。
子ども時分ならばスプーンを入れるのに躊躇したかもしれないが、
さすがにこの歳になるとそれはない。
アマビエさんの側頭部から、えいやっとスプーンを入れる。
側面からは見えなかった、頭の内部は真っ白なミルククリームだった。
食べ進んで、ピンクの部分はストロベリー。
黄緑の部分はメロン。
水色の部分はソーダ味だと判った。
ほんのり香料でそれぞれの味分けがなされている。
わずかな量しか無いので確証がないけれど、くちばしの黄色部分はおそらくバナナ味。
断面。
途中、うっすらとスポンジの層もあったが、これは色混ざり防止のためかな?
全体的に甘さ控えめで、さらっと食べられる美味しいパフェだった。
量も少なすぎず多すぎず、ちょうどいい量。
小さな子どもでも喜んで完食できるくらいの量。
子ども向けにあつらえられたデザートだと思ったが、
もしかしたら最近の若者の、いわゆる“インスタ映え”を狙っての商品かもしれない。
髪の毛。
これを購入したのは11月の終わりだったか。
12月中旬現在、どうやらもう販売されていない模様。
もう一回くらいアマビエ様を食べておきたかった。
新型コロナウイルスの感染が拡大しているなか、
またこれから訪れるインフルエンザにも対抗して、もう一回くらい食べるべきだった。
ポケモンだと、ゴルダックとルージュラを足したような姿かな?
・・・なんて、こんなものにすがる気はさらさらないけれど、
身近にある工場や病院でもクラスターが発生しており、
これまで以上に感染対策に気を引き締めなくちゃならない。
アマビエのような空想の生き物にすがる人々の心理も解らなくもない。
半漁人で真っ先に思い浮かぶゲームキャラがこのひと。
カプコンの格闘ゲーム、ヴァンパイアシリーズのオルバス様。
水の世界のプリンス。
ヴァンパイアはセイバーまでやったが、終始オルバスしか使わなかった。
スイッチでヴァンパイアコレクション出してくれないかなー?
そういえばアマビエのことをよく知らなかった。
これを機に調べてみた。
熊本の海に棲む妖怪らしく、本来は豊作を約束する妖怪だったよう。
だが、豊作と同時に疫病も流行してしまう。
それを防ぐため、自身の姿を書き写し、人々に見せて言い広めよ!
みたいな、自己顕示欲の強い妖怪だった模様。
なるほど、ネット上で誰かが始めたバカげた行為だと思っていたが、
たくさんの人がアマビエの絵を描き、他の人に回し拡げていくって行為は、
この言い伝えによると正しいってことだ。
ドラゴンクエストⅩに登場する半漁人タイプのモンスター、ネイルビースト。
昆布っぽい茂みに身を潜めていて、いきなり襲いかかってくる厄介な奴だった。
現存する資料は江戸時代後期の木版画一枚のみ。
よく見るあの横顔姿、現代の子どものラクガキかと思ったら、
これがオリジナルで、このままの姿で描かれていたのね。
オリジナルの絵師は、現代でいうところの蛭子能収みたいな人だったのかな?
たいへんおいしゅうございました。
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