よろず戯言

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うみたまご

2019-04-16 20:52:10 | 旅行・まち歩き

先日の休み、春休み中だった息子と甥っ子二人を連れて、

大分県にある水族館、うみたまごへ行った。

正式名称は大分マリーンパレス水族館で、うみたまごは愛称。

前々から行きたかったのだが、ようやっと行くことができた。

 

正面にあった、よく解らないオブジェ。

 

餌付けされた野生のニホンザルで有名な高崎山自然動物公園と、

道路を挟んで隣接する、大分市にある水族館。

日本一の温泉どころ、別府にほど近い立地条件も相まって九州でも人気の水族館。

イルカやアシカと並び、芸をするセイウチが居ることで脚光を浴びたことも。

できたのは平成に入ってから、割と最近のことだと思っていたが、

うみたまごとしてリニューアルオープンしたのが2004年で、

前身となる水族館は1964年開業とのことで、

半世紀以上のけっこう古い歴史を持った水族館だった。

 

入口とチケット売場。

 

水族館って入館料が高い!

 

入り口でチケットを購入し、いざうみたまごへ!

出迎えてくれるのは地下から二階まで伸びる、大型のパノラマ水槽。

順路を追って進むと、この水槽の下層~中層~上層を楽しむことができる。

アジやタイなどおなじみの魚から、エイやサメなど大型の魚まで、さまざまな種が泳いでいる。

途中、トンネル上になった部分をくぐる場所もあり、

頭上をエイやシュモクザメが泳ぎ、あたかも水中に居るような雰囲気を味わうことができる。

ちびっこはエイやサメ、ウミガメに興奮する。

 

 

 

次いで、中型~小型水槽が並ぶ。

海水魚,淡水魚ともに、日本国内で見ることができる魚が紹介されていた。

アマゴやオイカワ,フグ、ウナギ,タコ,ナマコ,オニオコゼなど。

日本の清流を模した水槽で、オイカワやムツゴなどが泳ぐ。

興味津々の息子にどれがどれか説明していく。

いま日本に棲んでいるタナゴの多くは外来種のタイリクバラタナゴ。

固有種のニッポンバラタナゴは絶滅の危機に瀕している。

脇にある説明パネルにも書かれていないことを説明する。

昔、熱帯魚店で働いていたことがあるので、ここら辺は詳しかったりする。

 

ニホンウナギ。

近年の高騰っぷりで、そうそう食べられなくなってしまった。

 

アマゴの群れ。

「このおさかな、とっても おいしいんだよ~。」と乳母車の幼児に説明していた若いおかあさんが居た。

 

ナマコ。

この冬も堪能させていただきました。

 

ちょうどそういった企画展が開催されていたようで、

ヒトデやクラゲがピックアップされているコーナーもあった。

小さめの水槽に、多くの種類のヒトデ&クラゲが展示されていた。

「これドヒドイデやん!」

オニヒトデのうごめく触手に興奮する息子。

そうそう、ポケモンのヒドイデ&ドヒドイデは、間違いなくオニヒトデがモデルだな。

サンゴ礁を荒らすオニヒトデ、サニーゴを攻撃するヒドイデ。

ポケモンスタッフはこの辺、よく解っているな。

 

サンゴを食い荒らすオニヒトデ。

ポケモンのヒドイデ&ドヒドイデのモデル。

 

コブヒトデ。

フリソデエビのエサとして有名。

 

ミノカサゴ。

ヒレの毒に注意。

 

イセエビ。

美味そう・・・。

 

クラゲコーナーでは、神秘的なクラゲに癒やされる。

数年前に観た映画、海月姫でもそんなふうなことが語られていたが、

ゆったり漂うように泳ぐ姿は、じっと見ていたくなる。

やっぱり、スタンダードなミズクラゲが一番美しいと思った。

ペットショップで定番の、タコクラゲが居なかったのは意外だった。

初めて生で見たけれど、サカサクラゲは気持ち悪かった。

こいつら浮遊せずに底面に沈むのね。

 

ミズクラゲ。

癒やされる。

 

サカサクラゲ。

その名のとおり、さかさまになって泳ぐのだが、

水槽に居たのは皆、底でひっくり返っていて気色悪かった・・・。

海で踏みたくないな・・・。

 

さらに進むと、薄暗いエリアを抜けて、明るい展示エリアに。

そこになぜかカエルの水槽が。

水槽っていっても、水が張られているわけではなく、

生息地であるアマゾンのジャングルを再現しているのだろう、

観葉植物がうっそうと植えられて、流木が組まれたテラリウム水槽。

そのなかに、毒々しい色をしたカエルが数種類いた。

大好きなヤドクガエルの仲間たち。

もうこの色彩、明らかに毒を持っている。 

そのカエルにも興奮する甥っ子ら。

 

ヤドクガエル。

いつか飼育してみたい。

人工飼育下では無毒になるらしい。

 

口から水鉄砲を発射して、岸の葉や枝にいる虫を水面に落っことして捕食するテッポウウオ。

ポケモンのテッポウオのモデルだが、テッポウオ、進化するとまさかのタコに・・・!

ポケモンのスタッフ、この辺はまったく解っていない。

 

電気ウナギ。

ドラクエⅩの釣りで、いつからか追加されて、アホみたいに釣れるように・・・。

ノーマルのウナギやブラックバスが欲しいのに、こいつばかりかかって困る。

 

 

明るいエリアでいくつかの水槽を抜けると、

子どもたちが わいわいはしゃぐエリアが見えてきた。

マスコットであるセイウチはじめ、

ヒトデやホラ貝の形をした、すべり台やトンネルなど遊具が並んでいる。

靴を脱いで、そこで遊んだり記念撮影したりできる。

子どもがたくさん居て大賑わいだった。

 

 

こどもがワイワイ遊べる、キッズエリア。

 

世界最大の淡水魚、ピラルク。

底面でじっとしていて動かず・・・。

 

ピラニア・ナッテリー。

実はとてもデリケートで臆病な魚。

 

アマゾン川に棲む熱帯魚、ディスカス。

飼育魚としても人気の高い魚。

体表からミルクを出して稚魚を育てる習性がある。

ポケモン、ラブカスのモデル。

ちなみに“ディスカス”とは「円盤」という意味。

 

熱帯ゾーンでは、アマゾン川に生息する世界最大の淡水魚、ピラルクが居た。

・・・が、底面で二匹が寄り添っていて、あっちを向いたまま、まったく動いてくれなかった。

獰猛さで知られる、ピラニアもたくさん居た。

だが、実際にはとても臆病な魚なのよね。

巨大なナマズ、ヒライーパや、レッドテールキャットに、

ネオンテトラやラミノーズテトラなど、自分の部屋の水槽にも泳いでいる小型熱帯魚も多数。

「これ、おいちゃんの部屋におるやつやん!」

いつも見慣れているのに、こういう場所で見つけると興奮する甥っ子たち。

 

 

チンアナゴもたくさん。

 

カタクチイワシの群れ。

美味そう・・・。

 

砂にまぎれるヒラメ。

 

サンゴ礁の美しい大型水槽が現れる。

なかには、色とりどりの海水熱帯魚たち。

ペットとしてもおなじみの、スズメダイやクマノミ,ハナゴイ,ナンヨウハギなど。

カラフルな魚たちが優雅に泳いでいる。

そのなかでひときわ目立っていたのが、ナポレンオンフィッシュ(メガネモチノウオ)。

一匹だけで、1mはあろうかというデカイやつ。

ちょうどエサやりが始まっていて、おねいさんがマイクで説明していた。

これでもまだ幼いらしく、なるほど まだおでこが出っ張っていなかった。

成魚になると、オスはデコのコブが大きくなるんだよね。

 

無数のイソギンチャク。

海水アクアリストが一度は飼育チャレンジしてみたい生き物。

 

ペットとしておなじみのルリスズメ&シリキルリスズメ。

小さくてきれいだけど、気性が激しいのよね。

自分の好きなデバスズメは居なかった。

 

テンジクダイとイソギンチャク。

こちらもペットしておなじみの海水魚。

 

美しい熱帯海水魚が泳ぐサンゴ礁水槽。

 

ダイバーの餌やりショー。

 

メガネモチノウオ(ナポレオンフィッシュ)。

まだ若い個体で、額のコブが出ていない。

 

深海魚のコーナーもあった。

リュウグウノツカイの標本が出迎えてくれる。

さすがにこれの生体に出会えるのは運が必要だろうな。

沼津にあった深海水族館とは比べ物にならないが、

タカアシガニや、ダイオウグソクムシなどが居た。

 

リュウグウノツカイの標本。

こないだどこかの水族館が、死んだ成魚が抱えていた卵の孵化に成功していたが、

けっきょく稚魚は食事を摂らずに全滅してしまった。

未だに生態が不明で飼育方法が確立されていない。

 

ダイオウイカの実物大パネル。

海でこんなのに遭遇したら失神するな。

 

ちびっこに人気のダイオウグソクムシ。

 

そして、ラストは海獣エリア!

巨大なセイウチくん(ちゃん?)が出迎えてくれる。

アザラシやオットセイとは比較にならないデカさ。

キバの迫力もすごいが、なによりも愛嬌たっぷりで愛らしい。

モサモサしたヒゲもいい!

セイウチはかっこよくてかわいい!

 

セイウチくん。

意外にも泳ぎが速くて、うまく撮れない。

 

セイウチと同じくらい迫力があったのがトド!

トドもデカイ!

昔、宮島水族館だったっけ?

一度だけトドを見たことがあったが、陸上に居て、まるでブルドーザーだった。

あんなのに押し潰されたら、即死だなと思った。

今回、プールで優雅に泳ぐトドを見ることができた。

こちらも愛嬌があってかわいらしい。

 

トドくんの実物大パネル。

デカい・・・アンドレよりも大きい。

 

 

オットセイくん。

糞に興奮する甥っ子たち。

こどもってウンチが大好きだ。

 

 

アゴヒゲアザラシだったかな?

十年くらい前に人気だったタマちゃんがこの種だったはず。

 

イルカくん。

時間が合わなくてショーは見れず。

 

展示エリアを抜けると、あそびーちという屋上エリアに出た。

イルカのプールがあり、その手前の砂浜を模したエリアでは靴を脱いで遊ぶことができる。

アスレチックのような場所もあり、ここでも子どもたちがワイワイと遊んでいた。

小規模なフードコートもあり、アイスクリームやフライドポテトが売られていた。

なぜかカメレオンハウスなるものがあり、中にカメレオンとアゴヒゲトカゲが居た。

ただ、温室の熱気でメガネが曇ってしまい、きちんと観察できなかった・・・。

 

びーちの隅っこ、忽然とあるカメレオンハウス。

 

 

フトアゴヒゲトカゲ。

ペットとして人気が高い。

主役のカメレオンよりも目立っていた。

 

カメレオンハウスの出口に居たフクロウさん。

眠ってた。

 

アルマジロくんも。

丸まったままだった。

 

このあそびーちの隅っこに、白い小さなコンクリートのドームがあった。

見ると、ラクガキがたくさん。

脇にチョークが置かれていて、自由にメッセージやイラストを書いて遊べるようになっていた。

ほほう・・・これはまた、爪跡を残さなきゃならんだろう。

さっそくチョークを手に取り、イラストを描く。

描くのはもちろん、ガンダムのザク。

 

 

あそびーち。

 

注意看板。

これ以外にも、そんなことするわけなかろうもん!ってな注意看板が並んでいたが、

実際、そんなことやっちゃうバカが居るんだろうな・・・。

最近はきちんと監視・注意せず、子どもに好き勝手やらせる親が多いからな。

 

記念にと描いたザク。

どうせならズゴックにするべきだったと後悔している。

 

ザクを書いている自分の隣で、甥っ子3号も何かを書いている。

ふと見ると、“ちん毛”と書いていた・・・。

「ちょ!バカたれが!なん書きよんか!」

思わず叱って頭をはたく。

悪びれる様子もなく、へらへら笑う甥っ子3号。

もう・・・筑豊のガキの育ちの悪さ丸出しやん・・・。 

またこれが小三とは思えないくらい、字がきれいなのが悲しい。

 

甥っ子が書いた「ちん毛」。

育ちの悪さが明白過ぎて笑える。

 

そう思ったら息子がチョークを持ったまま、ドームの周りをウロウロしている。

「どうしたん?」

そう訊くと、息子、

「いや、“令和”っち書こうと思ったっちゃけど、既にあちこち いっぱい書かれちょうっちゃん・・・。」

新元号が発表された二日後。

確かに、よく見るとドームのあちこちに“令和”と書かれていた。

 

 

至るところに“令和”と書かれていた。

ラクガキコーナーにゃ、“バカ息子”もお約束であるな。

 

誰が書いたか知らんが、食うたらええがな。

 

さっき、“ちん毛”と書いた甥っ子が、今度は“令和”の“令”に、にすいを付けまくっている。

他人が書いた“令和”を、片っ端から“冷和”にしているのだ。

まーた、いらんことをしよる!

そうかと思ったら、誰かが書いたハートマーク。

その中央にヒビを入れてみたりと・・・もうやりたい放題。

わんぱく過ぎて手に負えない。

 

あそびーちを出て、売店でおみやげを買い、フードコートで食事。

そしてその後は、おさるさんを見に、高崎山へと赴くのであった。

 

 

うみたまごのフードコートで食べた、うみたまラーメンと、とり天定食。

インスタント丸出しのとんこつラーメンに、温泉たまごが入っただけというシロモノ。

別府温泉ってことで、温泉たまごなのか?

しかしこれで800円だぜ?

福岡でこの値段でこのクォリティでラーメン出されたら発狂もの。

とり天定食は1,100円也!こちらも量少なければクォリティも低い。

子どもらが注文したカレーも、すっごい量少なくて値段は割高。

こういうとこのは価格が高いのは解ってるけどさ・・・。

弁当持ってくるのが正解か。

 

 

春休みだったからか、ネイルアートのコーナーや、真珠取り出し体験の有料コーナーなんかもあった。

 

壁に飾られていたおしゃれなレリーフ。

 

甥っ子たちのお姉ちゃんの姪っ子に買ったシロイルカ?のハンドタオルと、

娘に買ったチンアナゴのストラップ。

 

 

チンアナゴのバウムクーヘンと、セイウチのベビーカステラ。

 

セイウチがプリントされたTシャツ。

左が自分用,右は息子用。

 

 



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