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ガンダムワールド 2017

2017-08-19 02:11:03 | ガンダム

※当記事、“ガンダムワールド 2017”には、

アニメ、“ガンダム”シリーズの専門用語や固有名詞を注釈なしで多用しています。

ガンダムに詳しくない方が読まれる場合、理解しづらい内容になっています。

  

先日の休みに息子と甥っ子を連れて、北九州市にあるテーマパーク、スペースワールドへ行った。

そこで開催されている、ガンダム展、“ガンダムワールド 2017 in SPACE WORLD”が目的。

毎年、日本のあちこちで開催されているらしい、ガンダムの資料や模型,商品などの展示イベント。

宇宙つながりということで、ここスペースワールドも会場に選ばれ、隔年で開催されている。

 

残念ながら、今年いっぱいで閉園が決まっているスペースワールド。

そのため、ここでのガンダムワールド開催はファイナルということで、どうしても行きたかった。

今後、福岡で開催されるとすれば、どうせキャナルとかあっち方面になるだろうから、余計に尻込みすることになる。

これまでも行きたいとは思えど、ガンダムワールドが目的なだけで、

ジェットコースターなんかのアトラクションには、まるっきり興味もなく、

ガンダムワールドだけのために、スペースワールドの高い入場料を払うというのがネックで、

しかも八幡まで行くのも面倒だし、人ごみ嫌いだし・・・。

そんなこんなで、腰が重たいままで、けっきょくこれまで行くことがなかった。

 

スペースワールド

 

スペースワールド自体、高校のとき遠足で行ったきりだったし、

最後の年ってことで、アトラクションはいいとして、

宇宙に関する様々な資料などの展示物を、もう一度見ておきたかった。

あの実物大のスペースシャトルの模型も、もう一度見ておきたい。

高校のとき、ここで見た映像資料や宇宙船などの模型には感動したのを覚えている。

そうそう、スター・ウォーズのフィギュアをコレクションし始めたのも、

ここのショップで購入したのが初めてで、それがきっかけとなったっけ。

背中にムカデ事件なんてのもあり、なんだかんだで思い入れのある場所だった。

 

夏休み中で、しかもスペースワールド最後の年だから、きっと人でごった返しているはず・・・。

そう思うと、日曜日や盆休み期間中に行くのは絶対に避けたい。

というわけで、盆が終わった翌16日。

世間は盆休みが終わって、仕事再開であるこの日を選んで行くことにした。

盆直前は自分も激務だが、盆自体はわりと暇になる。

なので世間と同じく盆に休むこともできたのだが、わざと休みをずらした。

 

国道200号線を北九州方面へと進む。

直方市から北九州市八幡西区へ入り、金剛インターから北九州都市高速に乗り、

八幡東区、枝光インターで降りると、目の前にはもう、スペースワールド。

都市高速を使えば、田川からでも一時間かからない。

すぐ近くには、世界遺産に登録された八幡製鉄所の建物や、

無数の恐竜の骨格標本や生物の剥製が展示されている、いのちのたび博物館などもある。

駐車場に車を入れようとすると、満車の案内。

少し離れた、第一駐車場へと誘導される。

離れた場所にあるのに、“第一”とは、これいかに?

 

離れているとはいえ、地下道をくぐれば、すぐにスペースワールド入口。

チケット売場には、何度も折れ曲がった長蛇の列。

複数の売場があるけれど、どこも長蛇の列。

うわー平日なのに・・・開園一時間で、この行列かよ・・・。

もうちっと早く来るべきだったか。

炎天下のなか、何十分も待つ。

 

並んでいる客のなかには、浮き輪やデカい水鉄砲を抱えている人たちも。

夏季だけオープンしている、プールエリア利用の客だろう。

既に水着に着替えさせられた小さい子たちも並んでいるが、見るからにつらそうだ。

プール利用客は別窓口にしてやればいいのに・・・。

すぐ前に並んでいた、小学校高学年とおぼしき女の子とお母さん。

女の子は浮き輪と、デカいマシンガンみたいなカラフルな水鉄砲を抱えていた。

しばらく並んでいたものの、途中でお母さんがギブ。

女の子ひとり並んでいたものの、ぐねぐね曲がった列を進み、

やっと窓口一直線の最初の列にたどり着こうかというところで、とうとう離脱。

プールを諦めてしまったのか・・・。

 

 

30分近く並んだと思う。

ようやっとチケットを購入して入場する。

アトラクションはスルー予定なのでフリーパスでなく入場券のみ。 

高校3年の遠足以来、実に23年ぶりのスペースワールド!

もうほとんど記憶に残っていないのだが、こんな賑やかだったっけ?

とりあえず、いちばんの目的である、ガンダムワールドを目指す。

エントランスの地図で開催場所を確認。

コズミックシアターなる場所で開催されていた。

コズミックだと!?

F91に出た退役将校、コズモ元大佐!

・・・“コズミック”というワードで、こんなマイナーキャラを連想するガノタもそういまい。

 

 

真っ先にガンダムワールドの開催会場である、コズミックシアターを目指そうと思ったが、

目に飛び込んできたのは、期間限定オープンのガンダムショップ!

みやげ物店やスペースワールドのグッズ店が立ち並ぶ一角にあった。

後から寄ってもいいが、先にちょっと物色しておくのもアリかな。

子どもたちも向かって行ったので、先にガンダムショップへと寄った。

ずらり並ぶガンプラ!

うおー! RE 1/100 ハンマ・ハンマが出てる!

これ欲しいっ!

いや・・・しかしこんなとこで定価で買うもんじゃないよな。

 

ショップに展示されていた、推定1/12くらいの、RX-78-2ガンダム。

 

雑貨類が欲しかったのだが、あまり置いてなく、

ひととおり店内を見て回ったものの、特に欲しいものはなく・・・。

イベント限定販売のガンプラが山積みされていたが、クリアーパーツのガンプラなんぞ興味ないし・・・。

あと旧キットのパッケージを模した、ベアッガイっていうんだっけ?

クマの顔したアッガイのガンプラが山積みされていた。

これはちょっと面白くって、思わず手にとって見てしまった。

 

落書きのなかにガンダムが・・・!

しかしヘタクソだ・・・。

 

ガンダムショップを出て、コズミックシアターを目指す。

案内看板や貼紙があちこちにあって、迷わずにたどり着けた。

だが・・・コズミックシアターの壁に無数の落書き。

なんか日付やら名前やらメッセージが所せましと書かれてある。

記念に誰かが書いたら、我もわれもと皆が書いていって、こうなっちゃったとか?

レジャー施設の壁に落書きとか、モラルハザードがハンパねえ!

そんなことを思いながら落書きのメッセージを見ると、

「27年間ありがとう!」とか、「さらばタイタン!」とか、スペースワールド閉園に対するものが多い。

これはもしかして、自由にメッセージお書きくださいみたいな感じで、

スペースワールド側が客にやらせてるのか?

じゃないと、おかしいわな。

こんなおびただしい落書き、ふつうは除去するよな。

しかし、そんな案内書は見当たらないし、ペンなんかも設置されてはいないし・・・。

これは謎だ。

 

 

落書きされた壁を過ぎると、いよいよ入口が近付いたのか、

ガンダムワールドの大きなパネルが設置されていた。

そのパネルのなかに、ガンダムキャラたちが劇中の名台詞で、スペースワールド閉園に伴い、

ここで開催されるガンダムワールドが最後であることへのメッセージが並んでいた。

これが面白くニクイ演出で、考えたひと、できるな!と唸ってしまった。

ガンダムファンなら、ニヤニヤするに違いない。

 

 

いよいよガンダムワールドの入口に到着。

星形というかペンタゴンというか、ちょっと近未来的な構造のコズミックシアター。

ガンダムワールドの開催場所に相応しいかもしれない。

心躍らせながら、いざ会場の中へと進む。

無料なので入口には特にスタッフなども居らず、自由に入場できるようだ。

撮影不可の表示も見当たらなかったし、誰もかれもスマフォでパシャパシャ撮りまくっていたので、

撮影OKなんだろうと思って、自分も展示物などを撮影しまくった。

 

 

コズミックシアター入口。

ガンダムワールドの入口だ。

 

入口はちょっと長めの回廊のような構造。

ここの天井にも、さっき壁のパネルにあった、ガンダムキャラの名台詞が並ぶ。

シャアやアムロ、ギレンなど、さっきのパネルにあったのと同じものが並んでいたが、

後半には、さっきなかったものも登場。

「嘘だといってよ!バーニィ!!」

おおっ!ポケ戦のキャラを出してくるあたり、やっぱりこれ考えたスタッフ、できるな!

 

 

ポケ戦の垂れ幕には思わず声を上げてしまった。

真剣に観ていなかったので、ユニコーンのは判らないや・・・。

 

まずはガンダム作品の歴史からスタート。

1979年にテレビ放映された、第一作の機動戦士ガンダムから、

現在放送中の、なんか知らんガンダムまで、全作品網羅(たぶん)して年表が作られていた。

「あっ!これみたことあるばい!」

「ねえみてみて!これのプラモデルもっちょう!」

興奮して見入る子どもたち。

「お父さんが好きなん、どのガンダムまで?」

「途中からフザけたガンダムになって観らんようになったんやろ?」

息子がそんなことを訊いてくる。

そういや、そんなこと息子に言ったことあったっけかな?

とりあえず機動戦士Vガンダムを指差して、「ここまで。」と教えてやった。

それ以降は、08小隊や、劇場版Zなんかはいいとして、あとは知らん。

 

 

ガンダム作品の歴史年表。

 

機動武闘伝Gガンダムから、ガンダム崩壊。

前年放送のVガンダムで大号泣して、次回作を楽しみにしていたのに・・・。

ひどく失望して、けっきょくただの一話も観ることがなかった。

このガンダムを楽しんで視聴していた、高校のとき仲の良かったガノタ友達と、

音信不通になったきっかけでもある、個人的に忌まわしき作品。

 

ガンダム作品の歴史年表を過ぎると、薄暗い展示室へと続く。

そこでいきなり、1/1ガンダムヘッド!

機動戦士ガンダム最終話で、シャアの乗るジオングに破壊された、

ガンダムの頭部が実物大で展示されているのだ。

・・・。

意外と小さいな・・・。

ガンダムの全高が18mだから・・・ガンダムは9頭身くらいになるのか?

とはいえこの頭、2mもないようだけど・・・。

まあ細かいことは置いといてだ、じっくりと鑑賞する。

劇中では首からもげて吹っ飛ばずに、その場で木端微塵に吹き飛んだように見えたが、

まあ、ある程度の形はとどめたまま、ア・バオア・クー宙域で漂ってたってことでいいのかな?

 

 

ジオングのビーム砲で貫かれた、ガンダムの頭部。

重力のない宇宙空間のはずなのに、がれきに埋まっているとはこれいかに?

 

ガンダムヘッドの周りの壁には、

宇宙世紀に起こった大きな戦争を紹介するモニターが設置されていた。

一年戦争からザンスカール紛争まで、その内容の説明もモニター脇のパネルに詳しく書かれていた。

宇宙世紀のガンダムのみを鑑賞する自分にとって、

非宇宙世紀作品を排した、この展示スタイルはありがたい。

モニターでは、どれも名シーン(戦闘シーンのみ)が再生されていて、

各作品を全部観ていたら、ここだけで30分以上居てしまうんじゃなかろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

全部判るひとは宇宙世紀マニアだ!

 

ガンダムヘッド&宇宙世紀の紹介映像ブースを過ぎると、

いよいよ模型展示ゾーンへと突入。

まずは1/30,000スケールの、スペースコロニーの模型からスタート。

全長10kmくらいだったっけ?

模型は50cmくらいだったと思うので、単純計算で15kmか!?

そして、1/10スケールの、ガンダム,ガンキャノン,ガンタンクが登場!

1/10でガンダムは180cm、ほぼ等身大とサイズとなる。

いやあ、この御三家が並ぶと、なんともいえない安定感がある。

というか、ガンキャノン、ごついな!

 

 

 

シールドを要しないほど装甲が厚い、ガンキャノン。

ガンダムと比べると、かなりゴツイ。

 

御三家を過ぎると、ででーんと、でっかいホワイトベースがお出迎え!

ガンプラのスタンダードスケール、1/144のホワイトベースだ。

左舷のカタパルトデッキには、今まさに発進しようとしているガンダムの姿も。

その奥には、ガンキャノンとガンタンクもスタンバイ。

中央のデッキでは、ガンペリーも格納されているし、

後部カタパルトには、コア・ファイターとランチも見える。

メガ粒子砲からブリッジまで、細かく作り込まれている。

ショーケースをぐるぐる回りながら、360°じっくりと鑑賞する。

 

 

 

 

正面からホワイトベース全体を撮影するのを忘れていた・・・。

 

1/144ホワイトベースの周囲では、他の戦艦やMSの模型もずらりと並ぶ。

ザク系機体と、ジム系機体がずらりと並ぶ光景は壮観だった。

あとはキャラクターのフィギュアも並んでいた。

こっちは残念ながら、最近のガンダムのものが多く、半分以上知らないキャラばかり。

どれも、おっぱいプリンプリン、お尻プリンプリンで、

露出多いわ、ヒラヒラロリロリのコスチュームだわで、美少女フィギュアばりのキャラばかり。

十数年前、たまたま観た、種ガンダムのアークエンジェルだったっけ?

あれの女艦長のおっぱいが被弾するたびに、プリンプリンしていたのに驚愕したけれど、

最近のガンダム、こんななっちゃってるんだ・・・。

それに引き替え、ドズル中将やランバ・ラル大尉のフィギュアを見て、ホッとする自分が居る。

 

 

やられ役なんて言わせない!

いぶし銀の量産機、ジム。

 

 

ザクとは違うなんて言わせない!

汎用性の高い傑作MS、ザク。

 

 

 

 

 

1/400スケールで、シャア専用ムサイ,アーガマ,ネェル・アーガマ,ラー・カイラムが並ぶ。

同じく1/400スケールの、ガンダムコレクションと並べたい。

アーガマだけ小さくて、どう見ても1/400じゃなかったと思う。

 

カテジナさんとか販売されていたの?

このポーズは・・・直後にウッソをナイフで刺すんだよね。

これ欲しい!!

 

自分も購入した、オードリー・バーン(ミネバ・ザビ)

なぜかハロが後ろ向きだった。

 

首がうつむいてしまっているハマーン様。

そういやこのフィギュア購入してるのに、まだ開梱していないという・・・。

プルはあったが、プルツーはないのね。

 

 

おっさんキャラみるとホッとする・・・。

男性キャラって、なかなかフィギュア化されないよね・・・。

 

怒涛の模型&フィギュアコーナーを過ぎると、ユニコーンガンダムの特設コーナー。

詳しいパネル類と共に、5分で解るみたいな、ユニコーンガンダムの物語のあらすじが放映されていた。

なるほど、そういうことだったのね・・・ここに来てようやっと物語のあらすじを知る自分。

どんだけ真面目に観ていなかったのかと。

ここには、1/10スケールの、ガンダムユニコーンと、バンシィ(だったっけ?)も展示されている。

それぞれ、パイロットが覚醒?したときの、なんたらモードで内部フレームが光っていた。

ここで写真を撮る人が多数。

放映されてまだ日が浅いからか、ユニコーン人気はすごいな。

ユニコーンをずっと観ていて、ジジイにせがんでMGユニコーンまで買ってもらった甥っ子。

興奮して、この二体に見入る。

帰ってきて後悔する。

この二体をバックに、記念写真を撮ってあげるんだった。

甥っ子よ、気の効かないおっさんですまぬ。

 

 

ユニコーンの紹介パネルに、ミネバ様とブライトさんの成長の記録も。 

ついでにプル達と、赤いひとも。

 

1/10ガンダムユニコーンと、バンシィ。

甥っ子よ、後頭部だけ一緒に写ったぞ!

 

あとは、オリジンやサンダーボルトとかの特設コーナーもあったが、興味ないのでスルー。

そうして出口付近には、実物大のユニコーンガンダムのコックピット。

覚醒したときのモードらしく、座って記念撮影も可能。

ただし、撮影代1,300円となっていた。

当然のごとく、皆、眺めはすれど、コックピットに座ることなくスルー。

脇にスタッフが居たので、これは専用のカメラで撮影してくれて、

その場で現像して大きな写真をくれるやつじゃないかな?

じゃなきゃ、この値段はありえんやろ。

 

確か主人公、コックピットに拘束されてたよな。

 

そこそこの展示量で、自分はおなかいっぱいで大満足だった。

子どもたちを連れていなきゃ、もっとひとつひとつ、じっくりと鑑賞していたに違いない。

しかし、過去開催されたやつも、毎回来るべきだった。

スペースワールドの入場料が痛いが、ガンダムファンであるならば、

なんともないぜ!な出費だったと、最後のガンダムワールドを見て思う。

そういや、ガンダムのイベントに来たのって、これが初めてだ。

大河原邦男展を観に行ったことはあるが、あれはガンダム限定じゃなかった。

ガノタを主張しておきながら、これはないよな。

来年以降、福岡開催はあるのかしら?

  

 

以下、ガンダムワールドのパネルの、スペースワールド閉園の名台詞のやつが面白かったので、

自分も思いついたキャラの台詞で、ちょっと遊んで作ってみた。

 

 

 

 

 



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