よろず戯言

テーマのない冗長ブログです。

ドラゴンフルーツ

2021-07-07 19:45:10 | グルメ

 

夏場においしい果物、ドラゴンフルーツ(別名:ピタヤ)。

オレンジやリンゴのような樹木の果物でもなければ、イチゴやスイカのように野菜でもない。

その正体は、南国のサボテンの果肉。

少なくとも自分が高校くらいのときにはまず見なかった、存在すら知らなかった果物。

日本で一般的に普及し始めたのはここ20年くらいじゃなかろうか?

 

 

根元と中の種を見ると、なるほどサボテンの果肉だなって思う。

 

中米原産だといわれているが、詳しいことは判っていないらしい。

分布的には中米の他、中東や東南アジアでも広く栽培されている。

日本でも沖縄県や鹿児島県などで栽培されいてる。

わずかながら、自分の住んでいる福岡でも栽培されている。

輸入モノや沖縄県産と比べ、高額過ぎて買えやしないが・・・。

 

 

東南アジア産のものが多く販売されている。

 

赤くてなんだか爬虫類のウロコみたいな皮の付いた、見た目グロテスクな果物。

この独特の形状の皮が竜のウロコに見えることから、ドラゴンフルーツと呼ばれる。

国内産は夏季が旬だが、東南アジアから輸入されたものが通年流通するので、

秋でも冬でも一年中手に入れることができる。

 

国内産のものは割高。

これでも安い方。

沖縄県産のものは安価で手に入ることも。

 

大きさはだいたいソフトボールくらい。

球体のものもあるが、楕円形というか、ラグビーボール状のものが多いので、

単純にソフトボールくらいと例えられないけれど、

まあ、だいたいそのくらいの大きさ。

皮は見た目とは裏腹に、そこまで厚くないので可食部は多い。

 

皮は意外と薄い。

 

 

 

グロテスクな外観とは裏腹に、中の果肉はあっさりとした見た目。

もっとも多く流通しているのはホワイトピタヤ、白い果肉のドラゴンフルーツ。

みずみずしい白色の果肉に、キウイフルーツのような小さな黒い種がびっしり。

半分にカットしたこれを、スプーンですくって食べるのが一般的。

キウイフルーツもだが、この種の食感がすごく好き。

 

 

味は見た目同様、非常にあっさりしていて、

甘味は弱く、香りも弱く、さらに酸味もほとんどない。

それのどこが美味しいの?

なんて思うかもしれないが、暑い夏、よおく冷やしたこれが美味いのよ。

 

 

赤と白。

赤の方が値段が高い。

 

果肉が白いものと赤いものがあり、

白よりも赤の方(レッドピタヤ)が甘味が強いとされ、値段も高い。

ただ、食べ比べてみてもそれほどの違いは感じられず。

赤ナマコと青ナマコみたく、気のせいじゃないかと思う。

ただ、赤の方が酸味というか、独特の鉄っぽいミネラル味は強く感じられる。

イエローピタヤというものが一番甘味が強いらしいが、

自分はこれを食べたことはおろか、見たこともない。

 

 

 

栄養価も高いらしく、少し前にスーパーフードとして注目を浴びた。

ちょうどチアシードとかが流行ったくらいだったか。

低カロリーで、健康・美容に良いミネラル成分を多く含み、

ドラゴンフルーツを含有した健康ドリンクなどをしばしば見かける。

ただし、味は前述のとおり、あまりにあっさりさっぱりしているので、

ドラゴンフルーツ味、ピタヤ味単独では味気なく、

リンゴやオレンジなど、大抵の場合、他のフルーツと混ぜられている。

 

 

のど飴は味が薄過ぎて微妙だった。

ノンシュガーだったのでなおさら。

 

 

 

 

スムージーは高価だが美味しかった。

 

暑い夏、淡泊だけどなかなか美味しく感じられるドラゴンフルーツ。

単独で食べてもよし、他のフルーツと盛りつけてもよし、サラダに使ってもよし、

ミキサーでジュースやスムージーにしてもよし。

栄養価も高く夏バテ防止にも効果があるかもしれない。

淡泊なぶん、パイナップルやキウイフルーツ、マンゴーなど、

他のトロピカルフルーツみたいに、アクもクセもない。

 

フルーツの盛り合わせ。

他のフルーツに味負けするので最初に食べるべし。

 

 

 

見た目で敬遠されがちだが、そのあっさりした味に裏切られるだろう。

食べたことがないひとは、この夏、食べてみてほしい。

ただ、あっさり過ぎで、味がしないやつは本当にしないときがある。

にわかに甘味を感じる程度のものも・・・。

そういうときは、ハズレを引いたと諦めるしかない。

みずみずしさと種の食感を楽しもう。

 

ポケットモンスターに登場する きのみアイテム。

ポケモンに持たせて戦闘を有利にするアイテムで、

ゲームの世界に登場する架空のきのみだけど、

そのほとんどが現存する果物やナッツがモデルとなっている。

うち、ヤタピの実は、おそらくドラゴンフルーツがモデルだと思われる。

 

 

 



コメントを投稿