演技と言えば、「台詞」(セリフ)・・・「科白」とも書く。
「科」・・・しぐさ、動き
「白」・・・申す、語る (例)告白・独白・白状 等
つまり、(役者が)動いてしゃべること。
台詞(セリフ)は、約2500年前の古代ギリシャ演劇が
石板に刻まれた 詩の朗読から始まったことに由来
かも・・・
ホメロスかなんかの詩を聴衆の前で朗読するので、大勢の人々を
飽きさせずハートをギュッと掴むためには、それなりのテクニックが
必要となる。それが< 台詞術 > だ。これに動きがプラスされ
俳優・役者の演技となる。演じる技術(テクニック)。
特に観客の前で、生の演技・長台詞をしゃべる俳優・役者は
これをマスターしないといけない。
「感情を込めて台詞を言えば、問題ないだろう」は、素人の発想。
舞台こそ役者の真価が問われる。舞台をやらない人は俳優・役者
とは言わない、と私は考えている。
※ことばの歴史・・・ 俳優(わざおぎ) ⇒ 奈良時代
役者 ⇒ 鎌倉時代