埼玉県が空き家対策において、市町村の対応を支援するための指針を策定しました。この指針は、今年の6月定例県議会の一般質問で、空き家対策について県のルールづくりをすべきとの私の指摘に対して、都市整備部長は9月中に指針を取りまとめたいと答弁をしていました。策定が若干遅れたのは、9月の県内2回の竜巻被害があり、その対応に追われたからとのことです。1か月遅れたにせよ、県独自のモデル条例を示すなど、全国的にも早い段階で空き家対策に取り組むための詳細な指針を示せたことは、意義のあることだと思います。また、私としては、一般質問で県の施策の後押しができたことも、うれしく思います。これから、市町村はまずは空き家の実態把握から始める必要があるのではないでしょうか。(6月定例県議会の質問内容は、埼玉県議会の「定例会概要」の平成25年6月定例会をご覧ください。)
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会が決定しました。埼玉県では、サッカー、ゴルフ、射撃の3競技が開催されます。サッカーは、埼玉スタジアムで8試合、ゴルフは霞が関カンツリー倶楽部で8日間、射撃は朝霞自衛隊訓練場で9日間の予定です。日本全体の経済波及効果は、約3兆円、雇用誘致数は15万人と予想されています。<o:p></o:p>
川越市(川越市笠幡)ではオリンピックのゴルフ競技が行われ、選手や観客も全国、世界中から訪れることになります。周辺道路、鉄道などのインフラ整備や越生、毛呂山を含め川越周辺の観光資源をPRし、交流人口を増やすまたとないチャンスです。県議会では、川越市を中心とした西部地域の自民党県議会議員が懇話会を立ち上げて、ゴルフ競技の開催とともに地域域の魅力発信を支援します。
NHKの朝ドラ「あまちゃん」が終わりました。「あまちゃん」の舞台になったのは、東北の架空の町「北三陸町」と「北三陸鉄道」というローカル線。あまちゃんの話が訴えかけていたものは、地元志向だと思います。
このローカル線の魅力に着目したかのように、NHKのBSプレミアムで、10月9日から「菜の花ラインに乗りかえて」という番組をスタートさせました。国際線のキャビン・アテンダントの主人公がリストラに会い、切羽詰まって貯金をはたき、故郷のローカル線の運転士をめざすという物語です。舞台は、千葉県のいすみ鉄道・いすみ線で、春、菜の花が咲き乱れる頃の美しい風景は、鉄道ファン、写真ファンなら誰しもが知る場所です。菜の花を模した黄色い電車は「菜の花電車」の愛称で親しまれています。この番組も、あまちゃんと同様、ローカル線と結びつけた物語で、地域おこしの効果が期待できそうです。
翻って、埼玉県西部の山間を走る八高線沿線も、ローカルな地域で自然や観光などの資源が光っています。明らかに地方回帰の動きがある今こそ、八高線とその沿線地域を見直し、発信していくチャンスにしたいと思います。<o:p></o:p>