埼玉県出身の若田光一さんが、国際宇宙ステーションで日本人初の船長となり、４度目の宇宙飛行に成功しました。若田さんは、３９代目の船長を務めます。これまでの船長で、アメリカとロシア以外からはカナダとヨーロッパから一人ずつ選ばれた以外、初めてということです。まさに、日本の誇りです。
若田さんを見ていていつも思うのは、笑顔を絶やさず、そして情熱的かつ冷静、さわやかな感じが素敵です。ロボットアームを操る操作技術の高さとともに、素晴らしい人間性も船長に選ばれた理由ではないかと思います。子供たちに夢を与え、未来を信じることを教えてくれることでしょう。われらのヒーローに、乾杯！重要任務の成功を祈ります。
無人宇宙探査機、「ボイジャー１号」が太陽系を脱出し、恒星間空間と呼ばれる新たな領域に入りました。太陽系を脱出した人工物（=宇宙探査機）はこれが初めてとのこと。まさに「人類が歴史的な一歩を踏み出した」といえます。私は、子供のころから宇宙の広さへの関心が高かったので、夢に一歩近づいたビッグニュースにわくわくしました。ボイジャー１号は、３６年前に打ち上げられ、宇宙空間をめぐる旅に出てデータを送り続けています。そして現在、太陽から約１９０億km離れた「恒星空間」を飛行しているといいます。想像をはるかに超える距離と時間に感嘆するとともに、ボイジャーが2025年ごろまで観測データを送り続けるという科学技術の進歩に目を見張ります。
とてつもなく広い宇宙空間に存在する人間は、奇跡的な存在であり、創造主を思わざるを得ません。これからも、人類の想像力と英知を結集して、限りない宇宙を知るという限りない夢を追いかけてほしいと思います。
