劉廷芝の「白頭を悲しむ翁に代る」という題の漢詩があります。難しいところはわかりませんが、紅顔の美少年だった劉廷芝が年を重ね白髪になって行く自分を謳った歌で、人は時の移ろいを悲しむが同時に時が移りすぐることで救われる、と言う内容らしいです。
悠久の歴史を刻むこの大地、数百年前には九州でも同じような大地震があったと言われています。そんなことはすっかり忘れてしまっていても、3・11から5年、またしても、と言う悲しみに暮れています。
そんな中でも一瞬だけ美しく輝く青もみじ。
防災を次世代に伝えることはしなければなりませんが、同時に時が痛みを和らげてくれますように。