木道に上り下りや草紅葉 丈子
変わらない君の早口秋日傘 丈子
小春風手話の母娘のまんまる目 丈子
雁や火宅の父の齢なる 丈子
喰われたる秋の雄蜘蛛恍惚と 丈子
要らぬものばかりの目立つ九月かな 丈子
忘れてる忘れたきこと鵙の贄 丈子
百磴の先に観音雁渡し 丈子
花野行く餓鬼大将もみよちゃんも 丈子
文化の日宝さがしに文具店 丈子
残る秋床几に開く御朱印帖 丈子
秋霖やダムの底までつづく道 丈子
鶏頭花あげた拳の置きどころ 丈子
通帳に利息一円蚯蚓鳴く 丈子
神杉や風のてっぺん鵙の贄 丈子
乗り継ぐや北の単線刈田風 丈子
蚯蚓鳴くラストノートに消せぬ嘘 丈子
歳々にちぢむ身の丈秋簾 丈子
仕事人間の老後はどうなるんだろうと危惧しておりましたが 俳句は句会、吟行など多忙な日常です。たけしの俳句三昧もよろしく
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