第87回全国高校サッカー選手権大会 準々決勝 2009.01.05(Mon) 12:05KO(40分ハーフ) 会場:ニッパツ三ツ沢球技場 観衆:6,000人 | ||||
鹿島学園高校 | 2 | 1-1 | 1 | 大津高校 |
1-0 | ||||
得点者 忍穂井 小谷 | 時間 2分 12分 79分 | 得点者 藤本 |
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鹿島学園サイドの応援。チームカラーはイエロー。
大津高校はお馴染みのブルー。
試合中。
開始直後は分からなかったけど、鹿島学園はこの日初めて3トップを採用してきたらしい。
3トップは9番忍穂井(おしほい)、17番青木、11番三橋と並べてきたようだ。
後で気が付いたわけであるがw
通りで前半は鹿島学園の攻めが分厚かった訳が分かったよ。
対する大津は藤枝東を破った時と同じ4-4-2だが、立ち上がりは連戦の疲れからか
動きはそれほど鋭くなかった。立ち上がり2分に鹿島スローインから右サイドをあっさり
破られクロス~鹿島9番忍穂井の先制弾を浴びてしまう。
先制されて浮き足だつかと思ったけど、大津にとってこの失点は事故のようなものと
受け取ったのかすぐに建て直し12分にはCKから4番藤本がドンピシャヘッドで
1-1の振り出しに戻す。
しかしその後は全体的に膠着状態になる。
キープ率では大津が優位に立つも、サイドからの崩しから先が丁寧に繋ぎ過ぎな
感じが否めず、肝心のフィニッシュが不発。鹿島は少々ラフなファウルでキーポイントを
潰すサッカーで大津の攻撃を分断。カウンターを仕掛けるもこれも大津のCB2人が
堅いためゴールが遠い展開に。
後半になってもボール支配する大津、カウンター重視の鹿島の構図は変わらず。
51分の大津が左サイドを突破してからのシュートは鹿島GK長峰がナイスセーブ。
53分、縦パスを大津9番FW黒木がポストプレーで落としたボールを待ち構えていた
10番MF西田の狙い済ましたグラウンダーのシュートは僅かにポストの左外。
64分はオフサイド臭かったけど大津17番MF澤田が右サイドを駆け上がり黒木に
好クロスを送るも黒木のヘッドはバーの上。
この辺りから大津も攻め疲れなのか、味方のフォローのよく付いた組織的な攻めを
見せるもゴール前で丁寧に繋ぎ過ぎて、帰陣した鹿島守備ブロックの餌食に遭ってしまう。
そうこうしている内に、走り込みで鍛えていると思われる鹿島は終盤になってから
運動量を上げて攻めに転じるようになる。
特に9番忍穂井によるタメ、または突破のドリブルは、コイツがボールを持つと何かが起こる・・・!!
と予感させるプレーを見せる。忍穂井のドリブル突破から10番小谷にへラストパスが
通り鹿島絶好のシュート態勢・・・!!というところで、小谷がコントロールミスをしてしまう。
忍穂井のチャンスメークから美味しい場面を何度もチャンスを潰していくのは
もったいなかった。こういう美味しい時間帯を外すと大津に運が向いてくるかなと
思っていたが、流れはまだ鹿島。時の運も味方をしていたのだろうか。
76分にはその小谷のスルーパスから11番三橋がシュートするも大津GK江藤が枠外へ弾く。
そして、忍穂井の何かが起こるかも知れない危険なドリブルが後半ロスタイムの劇的シーンを
呼び起こした。
後半ロスタイム忍穂井がドリブル突破からPA外で倒れ、一瞬ダイビングのファウルかと思われたが
FKのチャンスを獲得。そこで鹿島学園は1回戦で島根の立正大淞南が見せたようなセットプレーの
壁の作り方を見せる。10番小谷の蹴ったボールは左へ弧を描き大津ゴールに吸い込まれていった!
これまでのフィニッシュのミスを帳消しにする見事なゴール!!!
これが決勝点となり、鹿島学園が大津を下し初のベスト4に進出した。
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