高塚人志~明日も笑顔でいるために~

「人と関わる教育の継続的実践で日本の子どもは救われる」
をテーマとした、高塚人志の日々の活動の記録をお伝えします。

食卓の場 その2(食べる喜びは生きる喜び生きる力)

2009-08-15 | Weblog

 食卓の場

 以前、高校生に「家族」ときくと、
 どんな言葉が浮かびますか!?と
 たずねたことがある。

 「あたたかい」
 「落ち着く」
 「安心」
  など、安らぎや安心などの
  心の支えと感じている生徒がいる半面

 「うるさい」
 「帰りたくない」
 「ストレスがたまる」
  など、葛藤や苦しみの声もある。

 この時代にあって
 家族が最後に共有する場である
 せっかくの食卓の場が
 ヤイヤイがみがみの
 「叱責の食卓の場」
 では最悪だ。

 食事風景の絵を
 鳥取県内の子どもたちに
 描いてもらっているが、

 「どんな食事でもいいから家族そろって食べたい」
 「喧嘩や怒り声がない食事」など、を
 熱望している子どもたちが少なくない。

 私たちは、
 毎日の食行動を通して
 家族の愛を認識し、
 よりよい人間関係を学び、
 家族のイメージを作り上げていく。

 食べる喜びは
 生きる喜び
 そして、
 明日への生きる力となる。
 
 食卓の場は
 人と人との関わりを、
 そして、
 その場の雰囲気を
 口にしているのだ。
 
 家族の
 食卓の場を大切にしたい。

 高塚



 

食卓の場 その1

2009-08-15 | Weblog
 お盆には家族がそろい食卓を囲む。
 
 つまり、向きあう相手がいる。

 考えてみると、
 ふだんの家庭での食卓の場も
 職場や地域の人たちと囲む食卓の場も
 その人達のこころの有り様は、
 
 こころ痛めていたり
 心底疲れている人
 うれしくてたまらない人 など

 様々な思いの人たちが集う食卓の場。

 そんな食卓の場で大切なことの一つは、
 あたたかいまなざしで
 あなたの話を聴いてくれる人がいることだ。

 こころから真剣にあなたと向きあう人がいるということ。

 「大変だったね・・・」
 「そう、よかったね・・・」
 「楽しかったんだね・・・」
 ・・・・・
  など、自分に関心を寄せてくれる人がいると
 
 「家族に受け容れてもらっている」と体感する・・・

 多忙な毎日の中で
 食卓を囲む家族の雰囲気は、
 一人ひとりのころを揺さぶり続ける。

 つまり、食卓は食べものを頂く場であるが、
 人間関係を最も凝縮した場でもある。

 食卓の場は、
 こころを癒したり、
 こころを育てたり、
 お互いのコミュニケーション力を育むなど
 たくさんの人間関係の味が含まれている。

 我が家は、

 「少しでも長く食卓の場にいたいと思える
 食卓の雰囲気があるのだろうか!?」

  
 高塚 
 

 

  

逆仏(さかさぼとけ)

2009-08-15 | Weblog
 お盆です。

 国道9号線も県外の車であふれています。

 昨日は、お盆のお墓参りをたくさんしてきました。

 我が家には、私の弟が眠る墓があります。

 高校時代は陸上競技で日本一。
 自他共に認める頑健な肉体もガンには勝てず
 京都の地で40歳という若さで旅立ちました。

 「逆仏」 です。
 
 できることなら
 じいちゃん、ばあちゃん、父さん、母さん、子どもたちの
 順で旅立つのが自然・・・

 しかし、その順番が狂う。

 親より先に死ぬことは、悲しく残酷なこと。

 おかんにすがって「代われるものなら」と
 泣き叫ぶ親の姿が忘れようにも忘れられません。

 お盆には
 お墓であさがらに火をつけて、
 「この灯りこの灯り、じいさんもばあさんもございござい」
 と墓の周りをまわって仏様をお迎えしますが、
 我が家は「おとうとよ、ございござい・・・」 
 と言葉を発しないといけません。
 悲しいことです。

 親より先に旅立つのは親不孝とも言われます。
 両親の悲しみを推し量ることもできません。

 原因はいろいろでしょうが、
 仏逆は、今の時代にあっては
 珍しくなくなりました。
 
 悲しいことです。

 人生は一度だけ
 いのちもたった一つ

 人生を 精一杯 生きよう
 いのちと真剣に向きあおう
 そんなことをおもいながら

 合掌

 高塚

コミュニケーション力再考!

2009-08-07 | Weblog

「赤ちゃん登校日」授業 指導者養成

 先日は、境港市内小学校の教職員対象に
「赤ちゃん登校日」授業

 指導者養成研修(鳥取大学地域貢献支援事業)
を行いしました。

 40名をこえる教職員が参加くださり
とてもよい研修会となりました。

 ねらいは
○「赤ちゃん登校日」授業への理解

○コミュニケーションについて考える
 ※参加者一人ひとりが「気づきの体験学習」を体験

○赤ちゃん募集への協力


 鳥取県境港市は、春からの2校に加えて
秋以降は、市内小学校で3校が「赤ちゃん登校日」の実践に入ります。

 参加された教職員の声を少しだけお届けします。

■コミュニケーションは言葉、
情報の伝達をすることだけではない事が
良く分かった。

見ることの大切さ、相手の気持ちを考える
こともとても大事だとわかった。
とてもよい研修をさせてもらった。

■コミュニケーションが
これからの教育のキーワード
になるということを
改めて実感した。

同時に
自分自身のコミュニケーション力
についても
考えさせられるよい研修だった。

2学期からの実践に活かしたい。

■難しい時代。
相手を思いやるこころを持つこと
の大切さがよく分かった。

子どもだけでなく
大人が変容しなければいけない。

来年度も
赤ちゃん登校日を続けていけたらと思います。

■コミュニケーションとは
感情伝達の単なる手段ではなく、
お互いの考えや気持ちを理解すること。

だからこそ無防備で伝える術を
持たない赤ちゃんのためには
子どもも大人も構えることなく
必死でかかわっていくことを改めて実感した。

■赤ちゃん力、赤ちゃん登校日、
この価値ある体験を学校全体できちんと位置づけ、
単発の学びに終わらせないことが大切だと思う。

そのためにも学校でこの体験を核に
どう単元構想していくか、育てていく力
は何かを話し合い、つめていく必要がある。

今後の指導者についても
育成していく必要性も感じる。

■体験(心をゆさぶられるような)を
することによって
生命を尊重することを
実感する事が大切だと分かった。

体験だけで終わらず
それを言語化していく
必要性を気づかせてもらった。

自分自身言葉にして
伝えていくことを心がけたい。

■赤ちゃんは
マイナスのストロークを出さないので
どんな人でも
素直な自分を出せるということがよく理解できた。

■「体験から学ぶ」と
いうことも
とても大切であることを改めて思った。

準備なども大変だとは思うがその分、
子どもたちにとって有意義なのだと思う。

■自分のコミュニケーション
について振り返ることができた。

クラスの子や我が子に向き合いたい。

■聞く事の大切さや相手への思いなど
赤ちゃんとの関わりを通して
多くのことが学べると分かった。

■言葉で伝えることの難しさを実感。
どうすれば相手にわかりやすいだろうと、
相手の事を考えることが
大切なのだと分かった。

■まわりにいる人(子ども、大人も)に
対しての自分の関わり方を
見直して反省するとともに、
言葉以外の部分、
関わりをより大切にし、
人とつながっていきたいと思う。

■コミュニケーション力を
再確認できたことが大変良かった。

自分が体験学習を通して
気づいたことが
児童もきっと同じことだと思う。
いろんな授業に
いかしていけると思う。

■体験を通して
コミュニケーションの難しさを感じた。

子どもたちと関わる時も
気持ちを受けとめられ、
明確な指示が
だせるよう気をつけたい。

■赤ちゃんとの関わりを通して
これだけの良い効果があるのだと思った。

コミュニケーションとは
お互いに双方向であること、
何より伝え合う事であるとわかった。

■コミュニケーション力に
ついて改めて考えるよい機会となった。

その難しさや大切さを実感し、
自分を振り返ることができた。

今後は言葉によらない
コミュニケーションについても
自分なりに整理し、

子どもたちと共に考えていきたいと思った。

■赤ちゃん登校日も
とてもすばらしい取り組みだと思う。

子ども達のためにどのようにいかしていくか、
これからも研究していきたいと思う。

■感情を受けとめることが
子どもたちにできるようになるとすばらしい、
期待がふくらみました。

■お互いの気持ちをどう伝えるか学んだ。
もう一度自分の伝え方をふり帰ってみたいと思う。

■コミュニケーションは言葉、
情報の伝達をすることだけではない事が
良く分かった。
見ることの大切さ、
相手の気持ちを考えることもとても大事だとわかった。
とてもよい研修をさせてもらった。


 いかがですか。

昨今の子どもや若者は
コミュニケーションが未熟???などと
よく耳にしますが、

私たち大人や学校に勤務される先生方も
あらためて自分自身のコミュニケーション力を
確認する良い機会になったようです。


高塚

気づいてほしい あなたの思いやりの心

2009-08-04 | Weblog
 こんばんは。

 高塚です。

 いかがお過ごしですか。

 私のホームページ、とても未熟ですが
 毎日、10人前後の方達が私のホームページに検索頂いています。

 ありがとうございます。

 さて、
 早速ですが 一つ研修のご案内です。

 10月に
 お隣の松江で開催の
「第2回しまね思いやり塾」のご案内をさせて頂きます。

  ちょっとだけ、
 自分の人生をふりかえり、
 自分を見つめ、自分の生き方や
 ふだんの人間関係を見直す二日間・・

 私たちの生きている社会で最も大切なものは・・・

 そうです。

 人間関係づくりの力。

 人とひととをつなぐコミュニケーションの力です。

 すてきな自分を再発見し、
 相手のことを思いやれる
 すてきなあなたに出会うことができます。

 そうです。

 ■■すてきなあなたになるために・・・■□

 案内は、思いやり塾の代表の田草雄一
(ぽよぽよクリニック院長:小児科医)様です。

 よろしかったら、夫婦、お知り合いのか方達と観光を兼ねて
 おそろいでおいでくださると幸いです。

 島根県松江市は
 とても風光明媚なところです。

 それでは、代表の田草さんのメッセージです。

 「皆様、こんにちは。

ぽよぽよクリニック田草雄一@島根県松江市と申します。
しまね思いやり塾の代表をさせていただいております。


 自称、高塚人志先生の島根県第1の弟子です(^^)

 高塚先生と出会って私の人生は変わりました。

そしてクリニックのスタッフにも
人間的な成長の糧となるように
毎年高塚先生のセミナー受講を勧めています。

 ぽよぽよクリニックのスタッフだけで受けるのはもったいない!
その思いから「しまね思いやり塾」はスタートしました。

 昨年8月には第1回しまね思いやり塾を開催し、
全国から90名のご参加をいただきました。

 (全国からですよ。すごい!!!!! これは高塚のつぶやき)

 さて、今年の10月12日(第2月曜)は
 何の日かご存じですか?

 はい、「体育の日」ですね。
この日、元高校の保健体育の先生=ご存じ高塚先生が

 今ではヒューマン・コミュニケーションの達人となって
 参加者の心を動かします!

 来る10月11日(日)と12日(月:祝)
 島根県松江市で
 高塚先生を講師として
           「第2回しまね思いやり塾」を開催します。

  http://omoiyarijuku.blog43.fc2.com/

 エンディングで参加者全員が心ひとつになって
 涙、ハグ、ハグ、笑顔、笑顔。

 おひとり、おひとりが成果を手にしていただきます。

 そして、それぞれ現場に帰られて まわりの人へ

 心の光を分けていただく
 これが本会の目的です。

 <<<第2回しまね思いやり塾 のご案内>>>

 開講日:2009年10月11日(日)―12日(月・体育の日)
 会場:テクノアークしまね本館
 ( ソフトビジネスパーク内/松江市北陵町1番地)
 講師:高塚人志 先生
 ( 鳥取大学医学部 総合医学教育センター 学部教育支援室 准教授)
 主催:しまね思いやり塾
 共催:思いやりの医療を考える会

 日程:10月11日(日)
10月12日(月・祝)
※詳しい内容や時間は事務局に
     ご連絡くださると幸いです。
定員:60名(先着順、定員になり次第締め切ります)
参加費(2日間の昼食代を含みます):
[一般]15,000円
[学生(中高大学生)]9,000円
懇親会費 4,000円
お申し込みは氏名(ふりがなも)、
所属名、住所、連絡先、一般か学生か
をFaxもしくは郵送にてお願いします。
申込締切:8月8日(土)→定員に達するまで延期しました。
締切後、詳しい説明書をお送りいたします。

申込先:しまね思いやり塾 事務局 
ぽよぽよクリニック 院長 田草雄一
〒690-0011 島根県松江市東津田町1198-3
[ Fax]0852-21-2525

詳しくは次のサイトをご覧ください。
http://omoiyarijuku.blog43.fc2.com/
(参加申し込み用の用紙PDFもございます)
あなたに 必ず 役立ちます!!!
なお、チラシ内の締切を8月8日(土)
としておりますが、
定員に達するまでと変更しております。
まだ、席に余裕がございます。
どしどしご応募ください。」


  ということです。
  みなさん、ご都合がつきましたらご一考ください。

  高塚

秋から始まる いずも 「赤ちゃん登校日」開催に向けて

2009-08-02 | Weblog

   いずも赤ちゃん登校日

 先日、10月から開始される

 「いずも赤ちゃん登校日
 (10月15日、16日スタートで12月まで神戸川小学校にて)」

 への理解とコミュニケーション体験、赤ちゃん募集へのお願いなどの

 ねらいで、出雲 神門コミュニティセンターで

ヒューマン・コミュニケーションセミナーが開催されました。

 学校関係者、保育幼児教育関係者、
一般市民、保健福祉関係者など参加者は96名。

「参加者の声の一部」

心が清められるおもいでした。多くの人に体験してほしい。
年齢を問わず聞いていいすばらしいお話と思います。
出雲の中で広がっていくとうれしい。

なぜ「赤ちゃん」なのかということがよく分かりました。
自分も「赤ちゃん力」を持っている存在だったという気付きを
子どもたちにも是非してほしいと願っています。

先生の熱い思い、考えが伝わった。
人との関わり、コミュニケーションの大切さ、難しさを感じた。

とってもよい研修でよかったです。
赤ちゃん登校日は5年だけでなく他学年でもできればと思いました。

自分や近くにいる人を大切にしていきたいと強く思いました。
また、子どもたちとしっかり「コミュニケーション」を
とっていけるように頑張りたいと思います。ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

日々の生活を反省させられました。
心に訴えかける講義をありがとうございました。
頭で理解するのではなく、心で感じる講義で感動しました。

赤ちゃん登校日は生命の大切さや、素晴しさが伝わると思います。
そして少子化対策にも効果があるのではないでしょうか?
本当に色々な学びが得られる貴重な体験だと思います。

先生のお話がわかりやすく、自分自身を振返ることができ大変良かった。

2学期に実際「赤ちゃん登校日」が設けられるので、
その場で子ども達がどのような様子を見せるか楽しみです。

人との接し方を見つめ直すとてもいい機会になりました。
普段いかに見ているようでみていない、聞いているようで聞いていない、
だから伝え合えないということを改めて感じることができました。
赤ちゃん力のすごさ、そしてそれを私たちが持っていたということを
しっかりと受けとめて人と接していきたいと思いました。

自分のコミュニケーション力について振返り、色々考えました。
高塚先生の指導を受けられる子どもたちはとても幸せかも。

最近、自分の伝えたはずのことが正しく伝わっていないと思う場面が
いくつかあり、どこかで相手が悪いと思っていた自分がいました。
今日の高塚先生のお話を聞き、正しく伝えることの大切さ、
相手を大切にする気持ちに欠けていたと反省しました。
ありがとうございました。


 これらを受けて、いよいよ
いずも「赤ちゃん登校日」が市民の手で
10月からスタートします。

 出雲、いや近隣の子育て中のおかあさん、おとうさん!
10月で3ヶ月から6ヶ月の赤ちゃんを連れて
小学校においでになりませんか。

 参加者相互にプラスになる取り組みです。

詳しいことは、私か下記にお問い合わせください。

 本年度、島根県内ではじめて取り組まれる
 出雲と江津について

 今後ご紹介していきたいと思います。

 「おもいやりネット出雲」
 〒693-0011  出雲市大津町2096-3 くすのきプラーザ内   
 FAX:(0853)22-2157   E-mail omoiyariizumo@yahoo.co.jp

 高塚

地域のコミュニケーション

2009-08-02 | Weblog
 梅雨がなかなかあけませんね。
みなさんいかがお過ごしですか。

 毎年、この時期は窓を少し開けて眠るのですが
開けて寝ると寒い寒い・・・
今朝も朝方の寒さはなんだろうと・・・

 気候もおかしいですが、人との関係もなんかおかしいですよね。
人間関係が希薄になったと言われて久しいのですが・・・

 人がいのち輝かして生きるには、
人と関わり人と繋がる必要があります。

 人との関わり体験が希薄で未熟なら
その人に輝く明日はありません。

 それが次の時代を担う子どもたちなら
家庭や地域、職場、いや日本の輝く明日もありません。

 夕方は家にいました。
地域の除草作業にカマをもって出かけました。
汗びっしょり・・

 終わると地域の人と「のみにケーション」。

 いいですね・・

 お互いが近づいて「よくみる」「きく」「伝える」
地域の人ととても近くなった気がします。

 「慣れない仕事できついでしょう!」と
 声をかけられましたが、
 とてもよい時間を過ごしました。

 家庭や地域、職場のコミュニケーションを考える
よい時間となりました。

 高塚