お彼岸の季節になっても、日本の9月はムシ暑い。
できうることなら、真夏も快適に過ごしたい。
そう思うのは僕だけではないだろう。
?真夏の平均最高気温は30℃以上にならない。
?かつ、真冬の平均最低気温が7℃以下にならない。
??を満足する場所は、日本ではごく限られるであろうが、
世界ではどうだろうか?
こんな理想的な気候の場所があるのだろうか・・・・・・・・・・・・・?
これが、調べてみると意外にも結構ある事がわかった。
ケッぺンの気候区分による、地中海性気候、西岸海洋性気候の
2つに絞り、なるべく緯度的に北の場所をさがすと・・・・
たちまち何ヵ所かの快適気候が浮かび上がってきた。
そのひとつが、冒頭の米カリフォルニア州サンディエゴである。
緯度的にどのような位置か?示す意味で米西海岸と
日本列島を強引にくっつけたところ、下記のような位置関係となる。
アメリカ合衆国が
いかに広大かが
わかる。
日本の面積
38万k?.に対し
カリフォルニア州
だけで43万k?
もある。
日本よりずっと
広いのである。
.
サンディエゴの気候がいかに快適か?
温度グラフを見ていただく事にする。
サンディエゴの
1月の平均最高気温
18.8℃
7月の平均最低気温
18.7℃
同じ日に夏と
冬の気温が同居
するとは・・・・
何と言う年較差の
少なさか?
確かにエアコンは
不要であろう。
サンディエゴは 夏どんなに暑くても最高気温は25℃前後
冬どんなに寒くても最低気温は9℃前後 である。サンディエゴの年較差は
平均最高気温で、6.2℃
平均最低気温で、9.2℃ しか無いのである。
東京の年較差は
平均最高気温で、20.8℃
平均最低気温で、21.8℃ いずれも較差20℃以上
鹿児島の年較差は
平均最高気温で、18.5℃
平均最低気温で、19.7℃ 東京よりいくらか少ない程度
年間平均気温自身は、
サンディエゴ 17.9℃
東京 16.1℃
鹿児島 18.5℃
であり、それほど大きな差は無い。
しかし、中身は大きな違いである。
サンディエゴの属する米カリフォルニア州は
全米はもちろん、世界的にも有数の
快適気候の土地と言えるだろう。
何故、かくの如く快適気候が生まれたのか?
俄然興味が湧いてきた番長であった。
今まで トルファンは 猛暑、酷寒などと表現してきて、
いいとこ無しみたいに思われるが、決してそんなことはない。
ちゃんと産業もあり、特産物もある。
それがブドウ産業であり、中国一甘いブドウである。
実は、中国は今や世界一のブドウ生産国であり、
トルファンは重要な生産地なのである。
ちょっと古い資料だが、2012年の世界のブドウ生産量ベスト5を示す。
カリフォルニアや地中海
沿岸諸国でもない。
中国がダントツ1位とは
驚きである。
中国の中でも
トルファンは一大生産地
の位置づけである。
では、なぜトルファンのような土地がブドウ栽培に適しているのか?
また、なぜトルファンのブドウが中国一甘いと言われるのか?
1、ブドウは 水はけがよく乾燥した土地を好む。
2、雨が少ない=日照時間が長い というわけで、
日中十分な光合成がなされ「でんぷん」として、
多くを葉や実に蓄えることができる。
3、夜間は呼吸により、でんぷんが消費されるが、
急激に冷え込むことで、でんぷんの消費が抑えられ、
十分に蓄えることができる。
同時に、糖分を分泌し果実の凍結を防ごうとする。
4、木自身 水分の摂取が少ないため、実の糖分が濃縮される。
水分の摂取が多いと、実にも水分が行き渡るが、
水分の摂取が少ないと、水分は行き渡らない。
例えて言えば、前者がカルピスウォーター
後者が薄める前のカルピス原液と言うことになる。
これだけの条件がそろえば ブドウはいやが上にも甘くなる。
中国一甘いブドウは、なるべくして生まれたのである。
トルファン近郊、葡萄溝(ブドウ生産地)の人々。
地元の人々にとって ブドウはもはや生活の一部なのである。
【参考】
日本国内で年間日照時間が最も長いのは 山梨県甲府市である。
また、甲府市は盆地のため昼夜の寒暖差が大きい。
まさに、トルファンと似た条件がそろっている。
甲府市がブドウの名産地であることは言うまでもない。
これまた、なるべくしてなったと言えるだろう。
以前 トルファンより遥かに酷寒の地が ロシアにあると述べたが、
なおかつ猛暑であるかと言うと、残念ながらそうではなかった。
ならば、猛暑に重点を置きなおかつ酷寒の地はないか?
単に猛暑ということであれば、アメリカ合衆国カリフォルニア州デスバレーを挙げねばならない。
ここは、真夏の平均最高気温が45℃を超えるという 「死の谷」そのものの場所である。
下に、トルファンとの比較をしてみたい。
トルファンの夏が涼しく
思えるほど、猛烈な
デスバレーの夏。
平均最高気温40℃の日
が、4か月も続くとは・・・・
デスバレーの 6~9月は確かにすさまじい暑さだが、冬はどうだろう?
最も寒い12月 デスバレーの平均最高気温は18.4℃
同じく 平均最低気温は 3.5℃
最高気温だけ見れば、沖縄の那覇とたいして変わらない。
むしろ、過ごしやすいとも言える。
これではデスバレーではなく、マイルドバレーである。
デスバレーの 平均最高気温の年較差は28.5℃
平均最低気温の年較差は27.6℃
トルファンの 平均最高気温の年較差は42.0℃
平均最低気温の年較差は40.0℃ である。
デスバレーの夏はいやというほど酷暑であるものの、
冬は まったく寒くはならない。まるで避寒地である。
よって、デスバレーは猛暑酷寒の地とはいえず、
この勝負トルファンに軍配あり。
お盆を過ぎてもなお暑い今日この頃、少しばかり寒~いお話を一席。
以前、トルファンに勝る猛暑酷寒二刀流の気候は、
日本には無いと述べた。
ならば世界ではどうか?という疑問が当然ながらわいてくる。
とりあえず夏が猛暑か?否か?は度外視して、
冬場の寒さが世界一の場所を探したところ、・・・・・・・
行き着く先はやはり、 北半球の寒極といわれるシベリア北東部
ヴェルホヤンスク,オイミャコン,ということになる。
寒極とは、地上で最低気温を記録した場所のことで、
ヴェルホヤンスクの -67.8℃ (2位はオイミャコン -67.7℃)
が北半球の史上最低気温とされている。
したがって、両者を含むエリアを北半球の寒極と呼ぶ。
寒極エリアから、東西南北いずれに進もうと、北半球において
これ以上寒い場所は無い。
次に、ヴェルホヤンスクのすさまじい年較差のグラフを示したい。
ヴェルホヤンスクの1月は
平均最高気温が
-40℃以下である。
すさまじい世界だ。
一方トルファンの
6~8月は
毎日が猛暑日だ。
ヴェルホヤンスクの1月の平均最低気温-50℃は驚異。
では、いったいどうしてここまで寒くなるのか?
地図帳を開き周囲の地形を見ると・・・・・・・。
やっぱり そうだったか(*^_^*)。
わが疑問は たちまち氷解するところとなった。
ヴェルホヤンスク と
オイミャコン
いずれも、
ヴェルホヤンスク山脈
チェルスキー山脈
二つの大きな
山脈に囲まれた
典型的な盆地
であった。
ただでさえ、強力なシベリア寒気団が ここに鎮座し、
冷気を閉じ込める結果となっている。
これでは気温は上がらない。
逆に夏場は、熱がこもり高温になると想像される。
事実、7月の平均最高気温23.5℃は北緯67度としては
すごい高温である。
だが、さすがにトルファンには及ばない。
むろん猛暑といえる数字ではない。
トルファンの年較差は
平均最高気温で42℃
平均最低気温で40℃
ヴェルホヤンスクの年較差は
平均最高気温で65.9℃
平均最低気温で58.0℃ でいずれもトルファンに勝る。
おそらく、地球上でもっとも年較差が大きい場所と言えるが、
それは、冬の驚異的寒さによるものであり、
猛暑・酷寒の二刀流ではない。
よって、この勝負はトルファンに軍配あり。
しかしながら、ヴェルホヤンスクの冬の驚異的な寒さは、
一度体感してみたいものである。
もっとも、その場所に行く事ができれば?
の、話だが・・・・・・・・・。
日本にも寒暖の差が大きい場所は存在する。
そしてその場所は、盆地状の土地に限定される。
トルファンに迫る寒暖差の大きい場所を探すには、
1、寒さに重点を置いて比較する
2、暑さに重点を置いて比較する
の、両極端な比較が必要となる。
まず、1の寒さに重点を置くとなると・・・・・・
やはり北海道と言うことになる。
その北海道の中でも群を抜いて寒いと言われるのが、
北海道東部 足寄郡陸別町である。
さっそくトルファンと比較してみると・・・・・・・・
やったー
さすがに日本一寒いとなると、
冬場の寒さは厳しい。
しはし、夏の暑さでは
最高気温は25℃に
届かず、勝負に
ならない。
陸別町の夏は、快適そのもの
トルファンに比べると、まるで避暑地のような
涼しさである。
平均最高気温の年較差は26.3℃
平均最低気温の年較差は34.4℃である。
すごい年較差だが、やはり夏の平均最高気温で差がついてしまう。
トルファンの年較差はどうかと言うと、
平均最高気温の年較差は42℃
平均最低気温の年較差は40℃
やはり、平均最高気温の高さで大きく差がつく。
夏場の猛暑において、トルファンにせまる場所はないものか?
いろいろ探して見ると・・・・・・・・・・・・・・・。
そうだ!あそこしかない。
2013年の猛暑日38日の 九州大分は日田に登場いただくとする。
8月9月の日田の
平均最高気温は
トルファンに迫る。
注目すべきは日田の
意外な冬の寒さである。
九州なのに1月の
平均最低気温は
-1.4℃まで下がる。
底冷えする京都の
早朝でさえ、1月の
平均最低は0.4℃
氷点下までは行かない。
日田の年較差はどんなだろうか?
平均最高気温の年較差は25.4℃
平均最低気温の年較差は25.2℃
これまたすごい年較差だが、今度は冬の平均最低気温で差がついてしまう。
よって、トルファンほどのものすごい年較差のある場所は、日本には
存在しない事が判明した。
しかしながら、今年の日田市は 日ごとの最高気温では
全国一を何回も記録しており、勢いがある。
日田市には歴代最高気温日本一の 41.0℃を更新し
日本一暑い町の座を獲得してほしい。
最後に改めて、トルファンの「猛暑酷寒の二刀流」に脱帽である。
参りました。<m(__)m>
新疆ウィグル自治区吐魯番(トルファン)は、
熱帯と亜寒帯の2つの気候を併せ持つ、
世界でも珍しい場所である。
まず、その立地条件が不思議である。
北緯42度93分にして、中国で最も低い
海面下154Mの盆地に位置し、周囲は高い山に囲まれている。
そのような場所は、例外なく寒暖の激しい気象条件となる。
すなわち、夏場はインドのニューデリー並みにものすごく暑い上、
冬場はカナダのカルガリー並みにものすごく寒いのである。
下記に、トルファン、ニューデリー、カルガリーの温度グラフを示す。
緯度にして15度近く
違いながら、夏場の
最高気温は
両者とも40℃
近くのいい勝負。
むろん夏場以外は
大差。
夏場の猛暑から一転して、冬場はと言うと・・・・・・
緯度にして8度以上
北のカルガリー
と同じくらい寒い。
平均最低気温
-15℃は
亜寒帯に相当する。
なんと あれだけ暑いトルファンが、
信じられないことに 1月の平均最高気温は 0℃にすら届かない。
すなわち、夏はインド並みに猛烈に暑い一方で、
冬はカナダなみにきわめて寒いと、いうことになる。
年較差は 平均最高気温は42℃ 平均最低気温は40℃
むろん 避暑地にも避寒地にもなりえない過酷な気候である。
こんな場所は日本では見当たらない?。
本当だろうか?
せめて肉薄できる場所はないものか?
次回までの宿題としたい。
前回 新疆ウィグル自治区吐魯番(トルファン)の、
北緯43度にして驚異的に暑い気候を紹介した。
なぜこうも暑くなるのか?暑くなる必然性は何か?説明したい。
まずは、トルファンの持つ地理的特異性を示す。
左図は トルファン周辺の
衛星写真であるが、
赤に近いほど海抜が高く
青に近いほど低い
ことを示す。
なんとトルファンは
最低海抜-154mの
谷底の町なのである。
背後に 5,000m級天山山脈を控え、ものすごい急角度で断層が
落ち込んでいるのである。
トルファン盆地より低い土地は、死海以下地球上に3か所しかない。
43階建て
タワーマンション
六本木ヒルズレジデンス
に相当する高さ分
掘り下げないと
海抜-154mは
実現しない。
太陽熱を集めるだけ集め、なおかつ逃げ場がない、
究極の温熱シェルターなのである。
もはや「高緯度だから気温はそれほど上がらない」なんて常識は、
全く通用しない。
トルファン盆地という、巨大な火鉢の底にいるようなものである。
しかも、それだけではない。
トルファン東部にある、その名も火焔山の地表温度70℃の熱波が
炭火の如く谷底に押し寄せ、さらに気温を押し上げる。
4月下旬~9月の間 ほぼ半年は、平均最高気温は30℃を越え、
6~8月に至っては40℃越えは当たり前、
50℃近くまで上がる日もあるという。
むろん、中国一暑い場所として、他の追従は全く許さないのである。
年間降水量20mm。トルファンに雨の天気予報はほぼ存在しない。
天山山脈の雪解け水由来のカレーズ(地下水路)がなかったら、
人っ子一人近寄らない不毛の場所である。
むろんオアシス都市は形成されず、
シルクロードの要所ともなりえなかったに相違ない。
だが、現実にトルファンはオアシス都市として生き残り、
カレーズを由来とする水路の周囲には、緑が生い茂り
人々にやさしい木陰と憩いを与える。
ベンチの頭上には、寒暖の差を利用した おいしいブドウも実る。
しかし、この暑さも永遠ではない。
信じられるだろうか?
ブドウの収穫のほんの3か月後に
よもや酷寒の季節が訪れようとは・・・・・・。
中国で最も暑い都市はどこか?のランキングがあり
そのベスト4を「中国四大かまど都市」として
中国気象局が毎年発表しているとの事である。
2013年7月17日、その中国気象局が
最新の「中国四大かまど都市」を発表した。
それによると、・・・・・・
1位 福建省 福州市
2位 直轄市 重慶市
3位 淅江省 杭州市
4位 海南省 海口市
・
・
10位 広東省 広州市
・
・
16位 直轄市 上海市
と続くが、中国気象局さんちょっと待って下さいな。(;一_一)
新疆ウィグル自治区トルファン市という、とてつもなく暑い市を
お忘れか?(^_-)-☆
1981年~2010年の気象データを元に作成とあるが、誠か?(^_-)-☆
確かに福州市は 暑い。しかしトルファンの暑さに比べたら、
かわいいもんだ。(^-^)と番長は思う。
では、下記に両者の気温データを比較として示す。
トルファンの
6~9月の暑さは
群を抜いており、
間違いなく中国
ナンバーワン。
7月の
平均最高気温
はなんと39℃
40℃越えが普通だなんて・・・一体どんな世界なのだろうか?

しかも トルファンがすごいのは、北緯42度93分という 高緯度にもかかわらず
この暑さという事である。
北緯43度がどのくらい北なのかは下記の通り、
中国国内でも 西北のはてに近いこの場所に 中国一暑い場所がある事が
まずもって驚異である。
日本でいえば 道東の釧路が日本一暑いと言ってるようなものである。
釧路の8月の平均最高気温は21.2℃。あり得ないと言ってよいだろう。
脱線が長くなった。
中国国民は なぜトルファンを 「かまど」とは言わないのか?
それは下記の通り
1、湿度が低いため、日陰に入ると一気に涼しい。
2、夜になると急に気温が下がり、寝苦しくはない。
3、ヒートアイランド現象によるものではない。
と、いった理由が考えられるが、そもそも人口25万人のトルファンが
「都市じゃない」と言われたら、その通りである。
トルファンの気象については、いろいろ書きたいことがある。
次回は、その特異な気象の検証をしてみたい。
世界に、常春の地はままある。 メキシコのメキシコシティ
中国の昆明といった地がまず頭に浮かぶ。
いずれも 緯度的には熱帯もしくは亜熱帯に位置しながら、
標高2000m前後の高原に位置するがために、
真夏であっても 平均気温は20℃前後
真冬であっても 平均気温は10℃前後 という
夢のような過ごしやすさである。
日本国内で この条件に当てはまる土地はどこにも無い。
千葉県の銚子市、八丈島あたりが、いくらかそれらに近いが、
いくらなんでも、真夏の平均気温が20℃前後とはいかない。
真夏の平均気温20度を求めるなら、はるか北の大地
北海道の釧路あたりまで、足を伸ばさねばならないであろう。
むろん釧路の冬に平均気温10℃を求めるのは無理。
そこにあるのは同じ10℃でも氷点下10℃の冬である。
さて イギリスはスコットランド北大西洋上に位置する
北緯56度50分タイリー島の夏は、
冗談にも夏らしいと言えるものではない。
常に晩秋とは?一体どんな気候なのか?
下記に2014年1月27日と6月16日のイギリス各地の気温を示す。
メキシコ湾流洗う
タイリー島の冬は
北緯56度にして
驚異的に暖かい
と、以前に述べたような気もするが・・・・・・・
6月であれば、
20℃越えは
当たり前だが
1月27日と3℃
しか差がない
タイリー島の
最高気温
誠か?
上記で示した通り、タイリー島の1月27日の最高気温は12℃
6月16日の最高気温は15℃
なんと、冬と夏で最高気温の差が3℃しかないとは・・・・・・・・
東京で言えば、年中11月くらいの気候という事である。
世の中 こんな事があるのだろうか?
夏至が近い タイリー島の日の出は朝4時36分
日没はなんと夜10時22分である。
さすがに、北海道よりはるかに北の地だけあって、
夏場の陽は驚異的に長いのだが・・・・。
陽が長いからと言って、温暖の祝福があるとは限らない。
外にいたのでは 6月でもあまりに涼しずきる夕べ
人々は早々と家にこもることであろう。
ある者はチェスに興じ、またある者はスコッチを傾け、
皆で暖炉を囲みつつ、太陽がなかなか沈まない黄昏時を
思い思いに過ごすことであろう。
ワールドカップのシーズンになり、
スコットランドは出場しないが、あまり応援したくないライバルの
イングランドの試合にしばし興じる者もいることであろう。
しかし、そんな日々もほどなく移ろい、やがては忘却の彼方に
去って行くことであろう。
秋冬春夏 人々の悲喜こもごもを映し出す窓辺の傍らにあって
変わらないのは、年中絶えることのない暖炉のたき木の
パチパチと鳴る乾いた余韻だけである・・・・・・・。