父親の悩みについて、すっかりとご無沙汰になってしまいました。
間が開いたので、悩みがなくなったとか、今までの悩みに慣れてしまったかというと、全然そんなことはありません。
むしろ悩みは増す一方、まるで日本の政治・経済みたいなものです。
そういえば、親の世代はどんな悩みだったんだろう?高度経済成長期、中長期のプランが立てられる分、
見通しがたったということに関していえば、「なんとかなる」と思っていたんだろうなあ!
その中で楽しみを見出し、お稽古なんかを子供にさせて、親が喜んだりしていたんじゃないのかなあ。
とずいぶんと勝手な想像をしたりしました。
さて、そのお稽古ごと、ずいぶんと様替わりをしたんではないでしょうか?
しゅんじの話ですが、さすがに幼稚園を卒園してしまったので今となっては1年前の古い情報です。
なんと、40名近くいる同窓の仲間で、お稽古事に通っていなかったのは、そのときしゅんじを含め
2名しかいなかったとのことでした。超驚きです!それって我々の私鉄沿線の話だから?
ちなみに、ママさんがたの少ない情報を整理すると、
男の子は、プール、サッカー、空手、といった運動系、
女の子は、バレエ、ピアノ、英会話に、プールと、どちらかいうと文科系っぽいところでしょうか?
しゅんじは、幼稚園年長の半分過ぎたころに、水が嫌いで、アレだけ嫌がっていたプールをやりたいと
言い出し、お稽古事に通うことになりました。
ところで、お稽古事は、みんな本当にみずからで始めたことなんでしょうか?違うと思っています。
ただ、将来のオリンピック選手や、プロスポーツ選手になってもらうべく、コーチをつけて真剣に教える
両親もいるので、全てのお稽古を否定はしません。
しかし、大多数は、そんな想いまで至っていないでしょう(将来なってくれたらいいなあ、くらいしか思わない
でしょう。「とりあえず」のお稽古事がいいところです)
そこで思ったのは、どうしてそこまでして、お稽古に通わすんでしょうか?
・みんなが行っているから、自分の子も。
・何か趣味を見出してくれると嬉しいかな。
・手に職をつけて、将来何かあったときに役に立ててもらう。
そんなところでしょうか。
さて、それが格安か無料か、はたまたそこでたくさんの友人をつくることで集団活動に慣れ親しむ、といった
ことで、且つ時間に余裕がある(専業主婦が対応)のであれば、許容範囲だと思いますが、実際は
異なるでしょう。
例えば、バレエは、上手になるには週2回は最低通わないといけないそうですが、もっとウマくなるには
それ以上のレッスンが必要でしょう。
英会話も、いくら子供の習得が速いといっても、週1回では少ないでしょう。習得したものを忘れないように
する対策も必要だからです。
なので、まじめにお稽古事をすると、限りなく支出が増えていく結果になります。
それで、親は満足なんでしょうか?
子供が真剣に好きでやっていれば親の満足する気持ちがわからないではないですが、
もし子供がいやいややっているとか、どうみても絶対に素質のかけらも見られないとか、
そういったことが明白な場合は、お稽古事に通わせるメリットってなんなんでしょうか?
(前にも書きましたが、そのお稽古が無料であるとか、時間が余っているから、という理由で
やっているんなら、別にお稽古の質は問いませんよ。無料なものに成果をお金で求める
こと自体、無意味ですから)。
それほど明白な場合は殆どないと思いますが、ではなんとなく「上達しているから」とか
「子供が好きになっているように見えるから」とかで習わせているのもどうなんでしょうか?
無駄でしょうか?無駄ではないでしょうか?
参考までに、我が家の場合、もししゅんじがお稽古に行きたい、と言い出さなければ、どこにも
行かせるつもりもありませんでした。
もし、学校の勉強をきちんとやっているなら、別に塾などに通わすつもりは今はありません。
お稽古事に行かないと、友達が出来ない、という場合でも通わすつもりもありません。
お稽古に投資したお金が、子供からリターンがないだろうから、無駄な投資になるだろう、
という直截的な発想ではありません。
本人がやりたい、という気持ちが一番大事と思っているからです。
甘いといわれるかもしれませんが。
ただ、いえることは今後の生活の話です。今後殆どの世帯で収入が伸び悩むなか、確実に不要だとか、
生活していく上で削れるところは削るのが当たり前の世の中になる過程で、今からわかっているところで
不要なものに手を入れておくのは親の役目です。
家計が破綻しても、教育が成り立つ過程は1つもありません。
既にアメリカがいい例です。有名大学を「卒業できたのに」(アメリカは卒業するのが大変)就職後は
教育ローンの返済に全てのお金が回り、サブプライムローン破綻により多くの会社が倒産し、結果
教育ローン返済も出来ずに失業。ローンの支払いができずに家も差し押さえられて、破綻してしまう
家庭が増えていたりします。
決して対岸の火事ではありません。いずれ日本でも同じ状況が訪れるでしょう。
そのときが訪れても、子供に「お稽古事をさせておいてよかった」と本当に思えるでしょうか?
多分ないだろうなあ、というのが率直な想いです。
間が開いたので、悩みがなくなったとか、今までの悩みに慣れてしまったかというと、全然そんなことはありません。
むしろ悩みは増す一方、まるで日本の政治・経済みたいなものです。
そういえば、親の世代はどんな悩みだったんだろう?高度経済成長期、中長期のプランが立てられる分、
見通しがたったということに関していえば、「なんとかなる」と思っていたんだろうなあ!
その中で楽しみを見出し、お稽古なんかを子供にさせて、親が喜んだりしていたんじゃないのかなあ。
とずいぶんと勝手な想像をしたりしました。
さて、そのお稽古ごと、ずいぶんと様替わりをしたんではないでしょうか?
しゅんじの話ですが、さすがに幼稚園を卒園してしまったので今となっては1年前の古い情報です。
なんと、40名近くいる同窓の仲間で、お稽古事に通っていなかったのは、そのときしゅんじを含め
2名しかいなかったとのことでした。超驚きです!それって我々の私鉄沿線の話だから?
ちなみに、ママさんがたの少ない情報を整理すると、
男の子は、プール、サッカー、空手、といった運動系、
女の子は、バレエ、ピアノ、英会話に、プールと、どちらかいうと文科系っぽいところでしょうか?
しゅんじは、幼稚園年長の半分過ぎたころに、水が嫌いで、アレだけ嫌がっていたプールをやりたいと
言い出し、お稽古事に通うことになりました。
ところで、お稽古事は、みんな本当にみずからで始めたことなんでしょうか?違うと思っています。
ただ、将来のオリンピック選手や、プロスポーツ選手になってもらうべく、コーチをつけて真剣に教える
両親もいるので、全てのお稽古を否定はしません。
しかし、大多数は、そんな想いまで至っていないでしょう(将来なってくれたらいいなあ、くらいしか思わない
でしょう。「とりあえず」のお稽古事がいいところです)
そこで思ったのは、どうしてそこまでして、お稽古に通わすんでしょうか?
・みんなが行っているから、自分の子も。
・何か趣味を見出してくれると嬉しいかな。
・手に職をつけて、将来何かあったときに役に立ててもらう。
そんなところでしょうか。
さて、それが格安か無料か、はたまたそこでたくさんの友人をつくることで集団活動に慣れ親しむ、といった
ことで、且つ時間に余裕がある(専業主婦が対応)のであれば、許容範囲だと思いますが、実際は
異なるでしょう。
例えば、バレエは、上手になるには週2回は最低通わないといけないそうですが、もっとウマくなるには
それ以上のレッスンが必要でしょう。
英会話も、いくら子供の習得が速いといっても、週1回では少ないでしょう。習得したものを忘れないように
する対策も必要だからです。
なので、まじめにお稽古事をすると、限りなく支出が増えていく結果になります。
それで、親は満足なんでしょうか?
子供が真剣に好きでやっていれば親の満足する気持ちがわからないではないですが、
もし子供がいやいややっているとか、どうみても絶対に素質のかけらも見られないとか、
そういったことが明白な場合は、お稽古事に通わせるメリットってなんなんでしょうか?
(前にも書きましたが、そのお稽古が無料であるとか、時間が余っているから、という理由で
やっているんなら、別にお稽古の質は問いませんよ。無料なものに成果をお金で求める
こと自体、無意味ですから)。
それほど明白な場合は殆どないと思いますが、ではなんとなく「上達しているから」とか
「子供が好きになっているように見えるから」とかで習わせているのもどうなんでしょうか?
無駄でしょうか?無駄ではないでしょうか?
参考までに、我が家の場合、もししゅんじがお稽古に行きたい、と言い出さなければ、どこにも
行かせるつもりもありませんでした。
もし、学校の勉強をきちんとやっているなら、別に塾などに通わすつもりは今はありません。
お稽古事に行かないと、友達が出来ない、という場合でも通わすつもりもありません。
お稽古に投資したお金が、子供からリターンがないだろうから、無駄な投資になるだろう、
という直截的な発想ではありません。
本人がやりたい、という気持ちが一番大事と思っているからです。
甘いといわれるかもしれませんが。
ただ、いえることは今後の生活の話です。今後殆どの世帯で収入が伸び悩むなか、確実に不要だとか、
生活していく上で削れるところは削るのが当たり前の世の中になる過程で、今からわかっているところで
不要なものに手を入れておくのは親の役目です。
家計が破綻しても、教育が成り立つ過程は1つもありません。
既にアメリカがいい例です。有名大学を「卒業できたのに」(アメリカは卒業するのが大変)就職後は
教育ローンの返済に全てのお金が回り、サブプライムローン破綻により多くの会社が倒産し、結果
教育ローン返済も出来ずに失業。ローンの支払いができずに家も差し押さえられて、破綻してしまう
家庭が増えていたりします。
決して対岸の火事ではありません。いずれ日本でも同じ状況が訪れるでしょう。
そのときが訪れても、子供に「お稽古事をさせておいてよかった」と本当に思えるでしょうか?
多分ないだろうなあ、というのが率直な想いです。