包装コンサルタントの伊藤洋一です。2013年1月31日の日本経済新聞に昨年10~12月期価格が30日に確定したとありますので、取り上げます。
日本経済新聞の記事は下記です。
石油化学原料である国産ナフサ(粗製ガソリン)の昨年10~12月期価格が30日、7~9月期に比べ6000円(12%)高い1キロリットル5万5800円で確定した。値上がりは2期ぶり。為替の円安を背景に上昇した。現在、化学メーカーは需要家に合成樹脂の値上げを求めている。国産ナフサの上昇を材料にメーカー側が値上げ要請を強める可能性がある。
国産ナフサの上昇は原油が7~9月期に比べ高値で推移したのに加え、11月後半以降に為替が円安に振れたことを反映した。
足元ではアジア地区でのナフサ需給が引き締まっている。昨年12月に相次いで減産した韓国や台湾の石化プラントが最近になって稼働率引き上げに動いており、引き合いが強まった。今月中旬以降、アジア地区のドル建てスポット(随時契約)価格も上昇基調にある。今年1~3月期の国産ナフサ価格は6万3000円前後まで上昇すると予想する声が多い。
化学大手各社はナフサなどの原料高を理由にポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂などの国内価格の7~10%の引き上げを打ち出している。
国産ナフサは石油精製会社が石油化学各社に販売しており、国内のナフサ使用量の約半分を占める。その価格は輸入ナフサ価格に基づいて決め、国内の石化原料価格の指標となる。一部の石化製品取引では国産ナフサ価格に連動する算定式が用いられている。
10月、11月は生産量が前年同月比で105.2、101.4となり、回復傾向が見られましたが、今月は99.0%と前年割れでした。まだまだ、一進一退の状況続いています。
以上が日本経済新聞の記事です。
国産ナフサの価格は輸入品の通関価格に連動して決める(「貿易統計」の CIF 価格(輸入価格)を指標として用い、四半期(Quarter)ごとに決まり、3ヶ月の平均価格に2,000円を加算したもの)ため、あと決めとなっている。下図は2004年1Q(第一四半期)からの価格の推移を示したものである。
詳しいデータは下記ホームページを参照してください。
http://www.takapack.com/ref/shousai/ref_naphtha.htm
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