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タカギバレエの世界へ

故高木俊徳先生のバレエレッスンの面白さを9年間のレッスン記録から振り返ります。大人になってもバレエを続ける人に伝えたい!

足を気持ちよく上げる

2022-09-10 09:34:11 | 日記
2022年9月10日

アダージオで足をデヴェロッペで上げるとき
上半身は腕もアラスゴンの位置にしたままだと、本当に足の力だけで上げなくてはならず、特にテンポがゆっくりだとキープが大変なので、
もったいをつけて時間稼ぎをしたり、気持ちは上がっても上がらない足を情けなく思って気まずい時間が流れる。

タカギバレエでは、上半身の助けを借りて足を引き上げる、キープすることを学べた。

例えば、図のように、アダージオでまず、五番プリエのまま体をダウンし、体を下から吸い上げるようにローリングアップしていくタイミングで、足もストレッチからデヴェロッペしていく。足が伸び切るタイミングとボディが真上に引きあがるタイミングを同じにする。これで、軸足ルルベでバランス。

この動きをフロント、バック、サイドとやると、体が気持ちよく伸びて引きあがり、足も気持ちよくデヴェロッペできる。

専門家でない私は、足を上げるために、上半身を縮こめたり、ひしゃげたりして我慢させる部位だと思ってしまいがちだけど、そうではなくて、両方とも伸びて引きあがり、引っ張り合うことで足も上半身も引きあがっていく、そのようにして上げる足は気持ちがいい。

この訓練をすることによって、ダウンまでしなくてもデヴェロッペをするときに上半身にも意識がいき、全身としてみた時の足を上げたポーズが整合的で美しく見えるようになると思う。

一人で自習する機会があるならば、ぜひやってみてほしい。


エカルテの足を美しくあげるために

2022-09-03 23:22:49 | 日記
2022年9月3日

足を美しく、高くあげたいと思った時に、
例えばリンバリングをして、手を離してキープする訓練や
アチチュードで膝を上げて、腿を腕で持ち、膝から下をストレッチする訓練などを行う。
でも、上げた形をキープすることはできても、
自分でデヴェロッペして足を持ち上げていくのは、
余計なお肉がたくさんついた重い脚の私には難しい。

そんな時に、タカギバレエのアダージオのアンシェヌマンで、
図のように、最初、片方の足を軸足にかけて床を突いた状態で、
上半身をかけた足と反対側に大きく曲げ、
その後、曲げを解放するように上半身を戻すタイミングで、
足と体を近づけるようにデヴェロッペするパがあった。

この時、ポイントは最初に、上半身を引き上げつつ曲げることと軸足にかける足先はしっかり突くこと。
れによりワキがしっかり伸びて、リリースする際に縮む力も生まれやすくなる。
そして、腕は、足を伸ばす同じタイミングでサイドに開くこと。

この動きでエカルテを作ると、足が非常に軽く感じられ、
上半身の張りでデヴェロッペした足をキープする感覚を得られる。
重要なのは、上半身の力を利用することで足を上げる感覚を掴むこと。

足を高く上げるために、上半身をねじったり、ちぢこめたりする状態になりがちだが、
逆に上半身の正しい張りと引き上げがあって、上がった足を美しく見せられることを知った。

「エカルテは軸足の脇と二の腕のハリで保つ」
そんな一言を思い出す。









軸足は5センチ長いと意識してみる(Y先生)

2022-08-27 11:51:56 | 日記
2022年8月27日
「すべての動きにおいて、軸足が5センチ動いている足よりも長いと意識してみる。特に足を戻すとき、大事」

軸足の付け根を常に引き上げておく意識はとても大切だ。
動いている足に重心を取られないように体幹を保つために。
また、出した足を戻すときに、軸を引き上げながら戻すと
きれいにスムーズに足をしまうことができる。

どうしても動いている足、先っぽを何とかしようとばかり考えてしまうけれど、
本当に大事なのは、軸であること。足の先端ではなくて、根本であること。

それを短く簡単に伝える言葉として、
「軸足が5センチ長いと想像する」のは、楽しくて効き目がありそう。

タカギバレエでも
「背中の肩甲骨から羽が生えているように」
「二の腕の下に着物の袖がぶら下がっているように」
「みぞおちの下に押し縮めたバネがあるように」など、
言葉遊びのようなコメントに、受け手である私たちがそれをカラダで表現することが喜びになっていた。

Y先生のレッスンの中に、その面白さを再発見しワクワクしている。


エカルテプロムナードは軸側の腰に乗る感覚で

2022-08-14 22:39:53 | 日記
2022年6月3日
「エカルテプロムナードをするときに、軸側の腰に重心を持ってくれば、バランスを崩さずに回ることができる。」(Y先生)

この注意があった後に考えていたのは、軸側の腰に体重を乗せるためには、
どこを意識すれば良いのかということだった。

タカギバレエの記憶をたどってみると、エカルテプロムナードの時に意識するのは、「足と反対側に伸ばした二の腕の張りに体重を乗せる感覚」であり、
図で示すところの腕の矢印の部分に重みをかける感じ。
ただし、この時に首から腕のラインは流れるように。そして、特に腕と軸足の脇で囲まれた空間(点線で囲んだ部分)を大切にする。そして、軸足から脇を強く引き上げること。軸足は強く床を押していること。

上を意識して、ポーズを作ると自然に軸側の腰に重みを感じるようになる。
なるほど・・・

この形を保ったまま、軸足のかかとを前に送っていけば、内回りのプロムナード(アンデダーン)に。逆にエカルテの足を後ろに倒していくように回れば、外回りのプロムナード(アンデオール)となる。

特に、足が太めで且つ高く上がらない私のような場合、
軸からの足先への水平距離が遠くなり、てこの原理のように重みがより一層かかる。
そのような場合、胴体を引き上げたまま、腕の力を利用して足と反対側に胴体を持っていくことで、足が低くても張りの美しさを見せながらプロムナードをすることができる。


アラスゴンに足を上げるとき、胴体も前にもってくる

2022-08-07 17:17:20 | 日記
2022年6月25日

正面を向いてアラスゴンにデヴェロッペで足を上げるとき
「足を付け根から開くように足を上げていく(Y先生)」
デヴェロッペで足を開こう、あるいは開いたように見せようとすると
腰をゆがめて軸足の方を少し内股気味にすれば
上がった足が開いたように見えるかもしれない。
例えば図の左下のように。
これであると体は沈んでしまい、軸足の前ももに力が入るので足が太ってしまう。

タカギバレエにて注意されたのは、足をデヴェロッペするときに、
胴体も斜め前方向に引き上げるように、特に腰椎をまっすぐにすることを
意識しなさいという注意だった。
そして、引き伸びる足と胴体を支える軸足は、上体にもっていかれないように
しっかり地面を押すというイメージだった。
例えば図の右上のような胴体のあしらい方。

足を上げようとすると、胴体はとりあえず意識の外に置かれるかもしれない。
けれど、そうではなくて、常に支えている側、反対側をどう意識するのかを
考えておかなくてはならない。

バランスよく全身を意識することで、足がそんなに上がっていなくても
アラスゴンの美しい張りを見せることができる。
Y先生の一言から、レッスンの記憶が蘇ってくる。

関連するページとして
「足を上げる時に、骨盤を動かさない。」2019-12-14 を参照