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2021年5月の夜空

2021-04-28 14:57:49 | 天文・事象
2021年5月の夜空
2021年  5月
  5月1日は八十八夜です。5日は立夏。ゴールデンウイークは、今年はコロナウイークで緊急事態宣言が発出されていますから外出を自粛してお家で夜空をお楽しみください。5月には夜空の真上に北斗七星が輝き、その柄杓の柄からアルクトウルス、スピカに至る春の大曲線がよく見えます。また夕方の西の空にはオリオン座が見えます。春の星座を探して見ましょう。水星と金星、土星、木星の動きに注目してください。流れ星の情報もあります。そして5月の話題は何と言ってもスーパームーンの皆既月食でしょう。
★ 4日、明け方の3時頃から南東の空で土星(0.7等)と下弦の月(月齢22.0)が接近します。東側には木星(-2.2等)が輝いています。夜更けの2時頃に月と共に東の空から昇ってきますから夜明けまで観測出来ます。
★ 5日、明け方の3時頃から南東の空で木星(-2.2等)と下弦の月(月齢23.0)が接近します。南西側には土星(0.7等)が輝いています。夜更けの2時頃に月と共に東の空から昇ってきますから夜明けまで観測出来ます。
★ 6日、みずがめ座η(エータ)流星群が極大となります。みずがめ座は夜更けの3時頃、東の空から昇って来ます。流星群は、みずがめ座に輻射点がありますが木星(-2.2等)が目印です。午前11時頃極大になると予想されています。東の空に下弦の月(月齢24.0)がありますので条件は良くありません。
★ 26日、スーパームーンの皆既月食。日本全国で見られますが、北海道の太平洋側、岩手県の太平洋側から仙台、東京から伊豆半島に至る太平洋側は、月食の始まりから見られますが、それより西側の名古屋、大阪から四国、九州地方は、月出帯食(月の出の時は部分食が始まっている)となって見えます。この日の月の出は大阪18:55、名古屋18:50、ですから参考にしてください。
  月食の始まり18:44、皆既月食の始まり20:09、皆既月食の終わり20:28、月食の終わり21:53、となります。条件が良ければ赤いピンポン球が浮かんだように立体的に見えるのですが、さてどうなりますか、双眼鏡で見れば立体感が顕著になり更に美しい月が見られますよ。
★ 29日、夕方の西の空で水星(2.6等)と金星(-3.9等)が接近します。双眼鏡で見れば大小の惑星がはっきり判ります。19時過ぎには西の空に沈みますから早めの観測がお勧めです。
★ 国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟きぼうの観測が出来ます。上空を通過する時は明るく輝くので流星を見るより確率が高く、ゆっくり見る事が出来ます。(ISS)「きぼう」は次のホームページに観測情報があります。
    ISS「きぼう」の目視予想情報
  今回は星出船長搭乗です。
★ 5月の月、下弦の月は4日、新月●は12日、上弦の月は20日、満月○は26日です。大阪での満月の月の出は18時55分です。
★ 5月1日の大阪の日の出は5時8分、日の入りは18時43分です。
  (大阪での日の出、月の出は、生駒山、信貴山、葛城山など金剛連山があり、時間は少し遅くなります。日の入りは六甲山、摩耶山などがありますので、時間は少し早くなります。表示時間は地平線水平線を基準にしています。)   (2021/04/28)

  この天文情報は2012年3月から掲載を始めたものです。ここでは天体望遠鏡などを使わず肉眼で見える天体ショーの情報をお知らせしています。都会の光で見えにくい時や少し暗い星を見る時は双眼鏡を用意されるとよいでしょう。この情報は、私のホームページと同時に掲載して居ります。

  参考ブログ
  天文事象 2021年 年間の概況


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