小泉首相におもねるテレビキャスター、コメンテーター連中の権力追従姿勢には、はらわたが煮えくり返るくらいむかつくけれども、一般大衆の民度がそれを許容する側面があることは否定できない。
しかし…この報道は許し難い。
20日未明に奈良県田原本町の医師宅が全焼し母子3人が死亡、高校1年の長男が行方不明となる事件が発生した。
屋内の数ヵ所に油をまいた痕跡が確認され、遺体に複数の傷や打撲の痕があったことから . . . 本文を読む
5月31日午前の参院本会議で小泉首相は、社会保険庁による国民年金保険料の不正免除問題についてこう答弁した。
「極めて遺憾。引き続き村瀬長官のもとで全容解明と再発防止に万全を期したい。」
その前日30日、首相官邸でのぶら下がり記者会見ではこう言った。
「公務員の既得権益を確保するような村瀬長官叩きには乗らない。」
更にその前日29日の自民党役員会でどう言ったか。
「職員の中には今の政府の改革に反 . . . 本文を読む
農水省が19日(先週の土曜のことだ)、北海道で飼育されていた乳牛(5歳8ヵ月)がBSEに感染していたと発表した。
皆さん、これが日本で発生した何頭目のBSE感染牛かご存知であろうか?
27頭目である。おそらく、ご存じない人が大多数ではなかろうか?
なぜなら、それは常に余りに小さ過ぎる報道記事であるからだ。
テレビの報道番組でも、決して取り上げられない。
実はその6日前の13日に、26頭目のBSE感 . . . 本文を読む
<2002年1月記>
立とうと思う。前足は何とか踏ん張れる。後ろ足に力を入れて、腰がふらつきながらも漸く踏ん張れたかな、と思う。でも支えられない。その場にすっくと立てない。右に左によろよろと体が揺れる。そして、後ろ足から崩れていく。
なぜ歩けないんだろう?なぜ数日前のように、それがあたり前であった頃のように、なぜすっくと立って、軽やかに前へ進めないのだろう?
今年8月6日、千葉県白井市の酪農家の . . . 本文を読む
<2001年10月記>
それはまさにプロローグと呼べよう。話は、4カ月ほど前に遡る。
6月19日の日経新聞朝刊38面に、当時としてはどうということのない小さな記事が掲載された。
『農水省の熊沢事務次官は18日の記者会見で、欧州委員会が、日本で狂牛病が発生する可能性を評価したところ、5段階のうち3番目に相当する「客観的にありうる」という結果になったことで、日本で狂牛病が発生する可能性があると通知 . . . 本文を読む
経済同友会は9日、「日中両国政府へのメッセージ」と題する今後の日中関係についての提言を発表した。
提言の趣旨は、次の通り。
『未来志向の日中関係を構築するために、首脳級の交流の早期再開が重要である。
現在、小泉首相の靖国神社参拝が大きな障害となっている。
「不戦の誓いを堅持する」場として靖国神社が適切か否か日本国民の間でもコンセンサスは得られておらず、小泉首相の靖国神社参拝の再考が求められる。
. . . 本文を読む
2005年(昨年)7月11日、日本経団連の奥田碩会長は定例記者会見で、次のように語った。
「全国津々浦々に行き渡っている慣習のようなもので、地方では仕事を回し合っているワークシェアリング。本当にフェアな戦い方をすれば、力の強いところが勝ち、弱いところは沈んでしまう。一気に談合をなくすのは難しい。」
また談合は落札価格の高値維持を招き、納税者や消費者からみればマイナスになるのではとの質問に対しては . . . 本文を読む
私は読書が好きである。
長年本を読んでいるせいか、購入時に注意深く選定するせいかおそらく両者が相まってであろうが、我が人生に何がしかの指針を得たり自信を深めたりすることを含め、ほぼ100%に近い確率で読書の喜びを満喫するのが常であった。
しかし渋々購入したこの本は、実に不快な読後感を残した。
今年3月31日19時50分。数学者藤原正彦著「国家の品格」が刊行4カ月で発行部数100万部を達成した、と . . . 本文を読む
小泉首相は毎日、首相官邸で記者団の質問を受ける。
これは、小泉首相が就任以来戦略的に多用してきた「ぶら下がり」と称されるメディア操縦法の一つである。
これにより小泉首相は、テレビのニュースの時間に毎日必ず国民の前に登場することとなった。これによる国民への露出効果は計り知れないものがある。
記者団から突然都合の悪い質問が出ることもあろうから、首相の立場としてはリスキーではないか?と推量する方もおられ . . . 本文を読む
以前、「戦争責任」についてコメントを書いた。
4年半も前のことだが、内容は未だに有効であると思う。
皆さんは、読み終えられてどのように感じられるであろうか?
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私が待ちに待っていた記事が、8月12日付読売新聞朝刊4面の”靖国考<番外>”と題するコラムに掲載された。
「藤波元官房長官に聞く」と題するインタビュー記事である。
藤波孝生衆院議員は、1985年に中曽 . . . 本文を読む