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企業を元気にさせる辛口コンサルタント戦記

日本経済を支えている中小企業事業者の為に 24時間戦うコンサルタントのTAKAです。よろしく~

『カリスマ性』

2006-10-10 15:31:08 | ビジネス
こんにちは。TAKAです。
昨日は、北朝鮮の核実験のニュースに日本を含め世界中に波紋を呼びました。
いろいろな学者やコメンテーター、政治家、報道記者が北朝鮮に関する内容を伝えていましたが、やはり日本の非力、国連の存在意義を感じさせられました。
あまり無責任なことはいえないのですが、次の世代の人たちが生きてゆく世界を今以上に壊さず、永遠に命のリレーをしたいものです。
今の「大人」の責任として。

今日は、リーダーの条件の一つである「カリスマ性」について、少し書きます。
人を引き付けることや指示命令の基点として、リーダーにはカリスマ性が求められます。前述の北朝鮮も強烈なリーダーの強烈なカリスマ性によって、一国が催眠状態となり、あのようなことが「自分たちの正義」として当たり前のように報道され、正義なんだと信じ込まされているのだと思います。オウム真理教もそうであったように。

職場でも、人を引き付けるような上司やバリバリ仕事をこなし、的確な指示をしている人を見ていると、その人が言うことは、全て「真実」に聞こえてくるのです。
そして、通常の人は、その人に「ついて行こう」と思うのです。
会社の中での先輩・後輩、上司・部下なら、美談としてもよくある話ですが、実は「危険」なことでもあるのです。
こういうパワーのある人を「カリスマ性」の強い人を呼ばれるのですが、厄介なのは、そういう人が頂点に立つのなら(社長など)うまくいくケースが多いのですが、中間管理職にいる場合、上司も社長自身もやりにくく、組織が割れることもあるのです。

つまり「カリスマ性」は、使いようなのです。集団催眠状態に連れ込むような場合は危険ですが、弱い人間に強い意志と勇気を与えることもできるのです。

「カリスマ性」に強さをもって生まれた人は、何人も居るでしょうが、持って生まれた人もごく僅かだと思います。殆どが、経験や試練、教訓と訓練で、少しずつその能力が向上してゆくものだと思います。

『完結』

2006-10-06 13:05:02 | ビジネス
こんにちは。TAKAです。
今日は、1日雨とのことです。天気予報では記録的な雨といってました。
本日は、ある会社の出来事を少し書きます。

この会社のダメなところは、各セクションの責任者が、その責任を「完全」に全うしないところにあるのです。契約や決め事、ルール・規則など、それなりのことは決めているのですが、その決め事やルールが「完全」でないため、細部に渡り、イレギュラー対応のようにバタバタしているのです。
仕事は、「完結」してこそ、仕事なのです。
完結しない限り、どんどん仕事が溜まり、最後に身動きすらできなくなるのです。
(一般的に仕事が完結できず、溜めている人ほど、仕事を多くしていると勘違いするのです)

先日も私が少々絡む仕事で、結局、ルールは決めているが、最終確認が「誰が」「どのように」というものがない為、トラブルに近いものになって、多数の幹部がバタバタする羽目になってしまいました。
さらに酷いのは、その責任者たる幹部自身が、無責任なのです。
さすがの私も徹底的に注意をしましたが、効き目があるのか否かは分かりません。

どこの会社にも、一人や二人、こんな幹部は居るのでしょうが、それを放置している会社にも大問題があると思います。
こういう幹部が会社を社員をダメにすることを経営陣は思い知らなければなりません。

『リーダー』

2006-10-05 12:44:49 | ビジネス
こんにちは。TAKAです。
最近、人に会う度に「涼しくなりましたね」と言ってます。あの信じられないくらい暑かった夏の日が、そんな昔ではないような気がするのですが・・・。

今日は、仕事(企画)の進め方について、少し書きます。
大きな案件、小さな案件を問わず、ある仕事・ミッションを成功させるためには、行き当たりばったり策ではなく、キチンとした企画書を作り、「現状」「分析」「問題点」「対策」「目標」を明確にしなければならない。特に具体策は抽象的にならず、4W1H(以前にも書きましたが、いつ・どこで・誰が・何を・どのように、を明確にしたもの)方式にて、計画することが重要となる。

ここまでは、当然のことなのですが、さらに重要なことは、その仕事・ミッションに責任者(リーダー)が必要となるのです。
どんな立派な企画書・計画書でも、その策を日々管理し、チェックし、推進する番人(リーダー)が必要なのです。
リーダーは、計画を達成させる責任は勿論、常に状況の変化に敏感になり、「次の手」を準備しておかなければならない。
企画の成功はリーダー次第と言っても過言ではない。

リーダーの条件。行動力・知識力・求心力・追求力などなど、求めるものは多いが、一番は「遂行力」(何が何でもやり通す精神力と責任感)だと思います。

今、この瞬間、自分の仕事のリーダーに不平不満があるなら、あなたがリーダーになれば良い。

『広報』

2006-10-04 14:56:29 | ビジネス
こんにちは。TAKAです。
先日、懇意にしていた弁護士さんが、癌で亡くなりました。
75歳。50年近く弁護士活動に専念された方でした。
ここ数年、イソ弁を置かず一人でやってきた為か、仕掛かり中の案件の処理に事務長さんは、大変な状況になっています。事務所は閉鎖とのことでしたが、何でも受ける弁護士さんだったので、クライアントの方々も動揺しているとのことでした。
弁護士さんに定年はありませんが、さぞ無念なことだったと思います。
ご冥福を祈りたいと思います。

今日、午前中、久しぶりに昔の仲間に会いました。
上場企業で広報部担当を長くやってきた人で、現在もベンチャー企業の広報を担当しています。
広報活動のレクチャーをいろいろ教わりました。
メディア・マスコミなどの業界も裏表があり、使いようによっては最強の武器となり、間違えるとウィークポイントにもなる。
担当者との付き合い方や対応の仕方。いろいろあるようです。
早速、私の企業支援の戦略として、取り入れたいことが多くありました。勉強になりました。

企業にとって「広報活動」はやはり、重要なポイントです。
思いついた時にやるものではなく、年間のスケジュールや戦略をたて、計画的に実施するものなのです。広報活動が営業を助け、信用を築くことにもなる。
一昔と違い、現在は、超情報時代。そして、さらに進化してゆくことでしょう。

世の中、知らずに損することもあるようです。
私もまだまだだな、と感じました。

『データ』

2006-10-02 13:43:28 | ビジネス
こんにちは。TAKAです。
10月に突入しました。世間では、企業の半期業績の好調さがクローズアップされていますが、実際、中小企業の業績はどうなのでしょうか。今年もあと3ヶ月。風評に騙されず、頑張ろうと思います。

今、クライアントの社長より依頼があり、ある事業部門の建て直しを受けています。
当然、私としては、現状の分析、フロー確認、実数値確認などから始めようとしているのですが、簡単なことですら回答に時間がかかり、当たり前の数字さえ誰も把握していない状況なのです。

その為、「再生事業計画書」がなかなか進まず、遂に先週、社長に現状の問題点を報告しました。
データがない。フローがいい加減。数字の把握がない。分析・統計もない。ない物だらけの状況を説明していると社長も相当、頭に血が昇っていたようですが、少し冷静になり、「これまで自分が想像していたような状況ではないのですね。私の責任ですね」と落胆していました。

「その通りです」と言いたかったのですが、問題は幹部社員にもあるので、「社長、とにかく数字の改善だけを追いかけるのではなく、根本的に改善をしませんか」「会社全体の体質を変えませんか」と提案し、了解を取り付けました。

これからなのですが、私としてはワクワク気分です。遣り甲斐があります。

しかし、なぜ「データ」というものにこれだけ鈍感なのでしょうか。この会社だけでなく、他のクライアントにも同様なことが散見されます。
データを分析してこそ、現状と問題点が明確になる。データを活用してこそ、具体的行動策が明確にできる。データを裏付けにするからこそ、目標値が明確になる。結果データがでるからこそ、次の計画が成り立つ。

「データ」こそ、全ての源泉。
「データ」なくして、計画ならず。
「データ」は、全ての事業に通ずる。