今回は、アムロ レイの彼女であるベルトーチカ イルマ。彼女のキャラ設定について記事にしようと思う。「閃光のハサウェイ」公開で一応おさらいしておきたい作品は、ファースト、Z、ZZ、逆襲のシャアだが、小説「逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」は読んでおくべきだろう。ところがこの作品、「閃光のハサウェイ」公開にも関わらず書店で買うことができない。増刷して棚に一緒に並べておけば売れるはずなのに売らない。なぜだか分からないが、どうもこの小説に書かれている内容は不都合な真実が隠されているからだろう。
1 ベルトーチカ イルマとは何者か
ベルトーチカ イルマはなぜアムロの恋人に相応しいか。ちょっとネーミングについて閃いたので分析すると、ベルは鈴、トーチカはそのまんまトーチカ、イルマは入間基地だと思う。トーは漢数字の十、イルマのイは五でもあるのではないか。つまり五十鈴。アムロレイは地球連邦軍のパイロットだから天孫族、アムロの由来はゼロ戦であるから、アムロの彼女は神武天皇の妻だった人という解釈もできる。ガンダムはアースノイドとスペースノイドを、地球連邦は地祇系、宇宙で生まれたものはスペースノイドで天孫系とテレコにしている。神武天皇の妻はヒメタタライスズヒメ(媛蹈鞴五十鈴媛)、伊勢神宮にも五十鈴川がある。
しかしほかの意味も当然あるはずで、機動戦士ガンダムはキャラ設定を戦艦や航空機になぞらえる表現が多い。
五十鈴 (軽巡洋艦)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E5%8D%81%E9%88%B4_(%E8%BB%BD%E5%B7%A1%E6%B4%8B%E8%89%A6)
>五十鈴(いすず)は、大日本帝国海軍の軽巡洋艦。長良型の2番艦である。その艦名は、三重県伊勢市(伊勢神宮内宮)を流れる五十鈴川より名づけられた。完成時は高速軽巡洋艦として水雷戦隊の旗艦に適した優秀な艦であり、歴代艦長からは堀悌吉、山本五十六、山口多聞、松永貞市、高須四郎、原顕三郎、牧田覚三郎、津留雄三、松山茂など後に著名になった指揮官も輩出した。
タラワの戦い
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%A9%E3%83%AF%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
>ギルバート諸島タラワ環礁ベティオ島(現:キリバス共和国)で行われた日本軍守備隊とアメリカ海兵隊との戦闘
>近代戦史上初の正面からの水陸両用強襲作戦
この戦いで、日本軍が要塞化したトーチカが複合的に使われている。海軍陸戦部隊を救援に向かったのが五十鈴 (軽巡洋艦)である。戦いの結果は米軍の勝利だったが、双方とも甚大な被害が出ている激戦だった。
2 ベルトーチカ イルマ 搭乗機
ベルトーチカ イルマはビーチクラフト スタッガーウィングに搭乗している。最初に彼女が登場したのは太平洋海域でタラワの戦いがあった場所に近い。ビーチクラフト スタッガーウィングはスミソニアン博物館に展示されているが、日本軍の航空機もスミソニアンにいくつか展示されている。カイ シデンの名前の由来になった紫電改もあるが、入間基地に保存されている日本海軍が太平洋戦争中に開発した特殊滑空機「桜花」もある。おそらく、ベルトーチカ イルマをアムロの彼女に設定するにあたり相応しい設定はゼロ戦と桜花だったと思われる。
桜花 (航空機)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%9C%E8%8A%B1_(%E8%88%AA%E7%A9%BA%E6%A9%9F)
>「桜花」は機首部に大型の徹甲爆弾を搭載した小型の航空特攻兵器で、母機に吊るされて目標付近で分離し発射される。その後は搭乗員が誘導して目標に体当たりさせる。一一型では母機からの切り離し後に固体燃料ロケットを作動させて加速、ロケットの停止後は加速の勢いで滑空して敵の防空網を突破、敵艦に体当たりを行うよう設計されていたが、航続距離が短く母機を目標に接近させなくてはならないため犠牲が大きく、二二型以降ではモータージェットでの巡航に設計が変更されている。日本海軍では本土決戦への有力な兵器と見なし、陸上基地からカタパルトで発進させることができる四三乙型などの大量配備を図ろうとしていた。
3「逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」
ラストシーンを思い出してほしい。アクシズを地球に落下させないために特攻したアムロ、それを後押ししたのはベルトーチカと二人の間の赤ちゃんである。この設定が劇場版「逆襲のシャア」でボツ案にされた隠された理由だろう。この特攻兵器が復活して地球を救い、二人と赤ちゃんが不思議な力を発揮するのである。そのストーリーの続編が「閃光のハサウェイ」なのである。「逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」書店に並ばない理由はアメリカを怒らせるからだ。
4 アムロとカミーユ
では、アムロは神武天皇でベルトーチカはヒメタタライスズヒメなのか。天皇が特攻するはずはない。ここに古史古伝で偽書扱いされている、ホツマツタヱが関係してくる。Zガンダムの主役はカミーユ ビダンである。カミーユは「カミーユ」という名が女性的であることに劣等感をもつ美男子(ビダン)で、男なのに女の名前である。カミーユはKamille Bidanでありフランス人風の名前のCamilleではない。意図的に”K”に変えている。つまり男なのに女の名前のKami神なのである。
アムロとカミーユはまるで兄弟か弟子のように描かれている。饒速日は男神アマテラスという説もある。しかし表向きはアムロは神武天皇でベルトーチカはヒメタタライスズヒメということにして、アムロをアクシズに特攻させることで、アムロもベルトーチカもカミーユも別の隠された歴史の神だということを暗号化しているのだろう。
本当に戦争をやめさせたいなら、宇宙まで行って戦争するアニメなどなぜ描くかと言いたくもなります
世界が平和でありますように
次回記事は「閃光のハサウェイ」に関する記事を書こうか、いや書かない方がいいか
記事はとっくに完成、どうするか
日英関係どうするんだ
こちらの知識が付いて行かないところがあるのですが、とても面白かったです。
このような分析は、なかなか無いと思います。
あと、カミーユの名前について富野氏はロダンの弟子で愛人だったカミーユ・クローデルがどうのこうのと個人的な思い入れを何かの媒体で言ってた記憶があります。しかし、やはりカミーユの「カミ」は「神」に掛けているのでしょうね。そう捉えるのが妥当と思います。
続きを期待しております!
カミーユ・クローデルに由来する話は一応知っていますが、名前の由来に関する公開情報はほとんど本当の理由を隠すために製作側がはぐらかしていると思われます
Zガンダム 第一話ではくどいくらいカミーユという名前を連呼するシーンがあります
https://news.yahoo.co.jp/articles/38faa10eb395826f7814882729f490935484831b
<11日に公開したアニメ映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」も既に鑑賞したというが、最も好きなシリーズは1988年に公開された「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」だといい「シャアが非常に好きですね」と笑顔を見せた。>
https://news.yahoo.co.jp/articles/cda740e76dcece6fd4e06669ab5a6bc057ae3f19
見つけたニュースです。ここでガンダムと落合陽一とSDGsって、凄いミスマッチな感じがw
バンダイナムコも無理矢理な議論に持ってきますね。
そもそも人類の革新が宇宙から始まるとしたら、SDGs(持続可能性)も糞もないような・・・。どんどんコロニー作って、そこで無限の成長が期待できますから。だいたいシャアは地球壊そうとしてたし。
安彦良和はニュータイプ思想を否定している。
日本がこれを黙認しているのは、ぐるっと回って古神道(自然信仰)に回帰するからだと思います。
もしかすると日本がやらせているのかもしれません。
新記事を公開しました。
ベルトーチカ イルマ解読 part2 です