〔東京株式〕小幅続伸=内需株の一角に買い戻し(22日)☆差替
15時13分配信 時事通信
【第1部】日経平均株価は前営業日比17円34銭高の2万2217円90銭、東証株価指数(TOPIX)は1.69ポイント高の1618.62と、ともに小幅続伸した。手掛かり材料難から模様眺め気分を強めたが、内需関連の一角や海運株など値頃感が目立った銘柄に小口の押し目買いが入った。 46%の銘柄が値上がりし、値下がりは49%。出来高は8億6950万株だった。売買代金は1兆6263億円と、2017年12月以来の低水準。 業種別株価指数(33業種)は鉱業、海運業、建設業の上昇が目立ち、下落はその他金融業、空運業、その他製品など。 個別銘柄では、国際帝石が締まり、郵船はしっかり。大和ハウスが4営業日ぶりに反発した。楽天は底堅い。武田が締まり、資生堂は強含んだ。トヨタ、日産自が小幅高。半面、アコムが甘く、三菱UFJは小幅安。JALが軟調。任天堂は利益確定売りに押され、ソニーが値を下げた。ソフトバンクGが軟化し、ファーストリテは12日ぶりに小反落した。ZOZOも安い。 【第2部】小幅続伸。アクロディアが上伸。東芝は小高い。半面、アルメディオが売られた。FDKは軟調。出来高5856万株。 ▽閑散相場 22日の東京株式市場で、日経平均株価は小幅な値動きにとどまった。東証1部の売買代金は2兆円を大きく下回り、市場関係者は「絵に描いたような閑散相場」(大手証券)とぼやき気味だった。 前週末の欧米主要市場は、イースターに伴い休場。手掛かり材料を失った形の東京市場は、「ふらついた相場展開」(銀行系証券)となった。前場は時折かさむ持ち高調整と見られる株価指数先物の売買に日経平均が上下動を繰り返す場面もあった。しかし、後場はその動きも限られ、こう着感の強い展開に陥った。 22日は海外勢の多くが休暇中。このため、個人投資家が材料株や小売株など売られ過ぎた銘柄に買いを入れた程度で迫力を欠いた。早くも大型連休入りしたかのような展開で、「休むも相場」を決め込む投資家が多かったようだ。 225先物6月きりも、前週末の終値を挟んで小幅な値動きだった。株価指数オプション取引はプット、コールともに動意薄だった。(了)
最終更新:15時27分
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