台風17号直撃！マニラ沈没！

強風で倒壊し、走行中の車両３台を直撃した看板＝27日午前10時40分ころ、ブエンディア通りとサウススーパーの交差点付近

日本は秋晴れの便りが方々から届くんですが、フィリピンはこれからが台風本番。何やら年末までにあと10本の台風が上陸するだろうなどと恐ろしい予報が出ていましたが…。

昨日Facebookで17号接近中の報告をした後、午後から一気に猛威を振るい始めまして、深夜には風の音で眠れない状況になっていました。

夜中の3時を回った頃でしょうか。あまりに激しい風と雨の音で眠れず、そのうち稲光のようなフラッシュが光りだしたので、おかしいなあと思いカーテンをあげて外を見ると、オーロラビジョンのような眩い光が。何と300mほど先の電線から真っ白な火花が上がっているではありませんか！

うわー！こりゃまずいんじゃねえか？と思った瞬間、花火が弾けるように大きな火花が飛び、その後停電してしまいました…。

●うちの隣のビルの前は大洪水に！


●うちのすぐ近くまで来てました。こんなの初めてです。


●車がボートみたいでしょ。子供みたいにフィリピン人は喜んでいます…。


●普段冠水など見たことないショッピングモールの周辺。どうもモールの裏の小川が溢れたようです。



朝を迎えても電気は通らず、家の周りはどんどん冠水が進んでいきます。
ラジオからは、マニラヨットクラブやベイウォーク、ロハス通りまで沿岸部に海水が打ち上げ冠水。幹線道路は完全に遮断されています。ソフィテルホテルは宿泊客を別のホテルに移す大騒ぎになっていました。

マカティでは幹線道路沿いの看板やアーチが吹き飛ばされ車に激突したり、列車と車の衝突事故、数多くの冠水地域が報道されていました。

フィリピンの台風情報は風の強さだけでシグナル１から４までに分けています。ですから雨の量に関しては一切情報がありません。
ただ、今回の台風は雨はさほどなかったんですが海岸沿いまで冠水してました。
どうも高潮と台風が重なったようですね。ロハス通りが冠水したとは私も初めて聞きました。

夕方風雨が治まって冠水も引いてきたので、今のうちと思いハリソンプラザに行ってみると、停電用のキャンドルの特設売場に人だかりができてました。



ハリソンプラザの中のスーパーマーケットだけは、ジェネレーターがあるので普通に買物ができます。部屋でネットが使えないのでwifiをと思い、いつものコーナーに行きましたが、今日は接続ができませんでした…。


これがスーパー内にあるオープンスペース。ショーケースの中にはハムやチーズ、グリルした惣菜があるので、ここで原価で食事ができます。


Globeの携帯電話は今もつながりが悪くSmartしか使えません。
幸い、水とガスは使えるので、暗がりでLEDライトとキャンドルの明かりで、先日ご紹介した焼肉と餃子の残りを作って食べました！冷蔵庫の中身が腐らないうちにと思い全部作ってしまった！


ちょうど食べ終わって、ああー電気がない海外は最悪やなあと思った時にやっと通電！
ネットもつながり平常を取り戻しました。

うちはコンドミニアムなので停電してもジェネレーターでエレベーターや共用部分は電気があります。また、通電も割と早いのですが今でも町はほとんど真っ暗闇です。ビルでなくハウスにお住まいの場合は、その地域の停電状況により数日電気が来ない場合も珍しくないです。

高級コンドミニアムなら全戸の電気をジェネレーターでカバーできるところもあるようです。不動産投資に興味のある方は、こういう見えない部分が災害時生きてきますので参考にして下さいね。

上の写真のように雨で冠水する地域は物件としては価値が下がるだけでなく、停電と冠水で外出できなくなるという笑えない事態も起こります。マカティの都心でもそういうところがありますよ！

さて、電気は通りましたが、町自体の機能は数日ダメでしょうね。
こんな時歩いて買物ができる環境に住んでいると本当に助かります。

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