やはり世界はアメリカ中心なのだ

8月24日11時19分配信 ロイター通信によると、米スタンフォード大学の経済学教授ジョン・テーラー氏は21日、オバマ政権は2009年の財政赤字を過去最高の1兆5800億ドルと予想。10─19年にさらに累計9兆ドルの赤字が積み上がるとの見通しを示している。テーラー氏は「赤字が制御不能に陥り、市場が米国債購入に消極的になって金利が上昇し始めれば、景気は減速するだろう。こうしたシステミックな問題をより懸念している」と述べた。 日本人はこの記事を読んでどう考えるのだろうか。アメリカの赤字を日本円に換算すれば、2009年は約150兆円、その後10年で約855兆円の累積赤字が予想されている。（95円/$で計算）この数字ってどこかで見覚えがないか? そうだ、日本の今の赤字国債の残高が正にこの数字だ。 記事では、市場が米国債を買わなくなり、金利上昇して景気後退すると書いてある。米国債は、世界中の投資家が取引する人気国債だから、先行き不安ともなれば、一気に資金が引くのは当然だろう。 日本ではどうなのか。日本の国債は、その90%以上が国内で買われている異常な状態。これは、「国が補償する債権」という金融機関の宣伝を真に受ける「シアワセな日本人」が多いからに過ぎない。また、金融機関が嫌でも国から国債を買わざるを得ない金融システムがあるのも事実のようだ。 破綻した会社の株を無理やり買わされ、倒産しかけの株式会社アメリカから圧力をかけられ、紙切れ同然の株を買わされ、援助、資金提供など搾り取るだけ取り上げられて捨てられる日本になっていく様が目に浮かぶのは私だけだろうか・・・

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