![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/2b/fc18fd80e4e7d6169671a98fdcee6168.jpg)
今日は税務の話ではなく、
マクドナルドとリッツ・カールトンに共通する
「サービス業の本質」について、お話ししたいと思います。
不況脱出のヒントにして頂ければ、幸いです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
先日、新潟県のとある会社の社長さんから、
下記の100%魚沼産コシヒカリ(無農薬)を送って頂きました。
http://ameblo.jp/mitamura1023/entry-10693851543.html
本当にありがたいことですね。
ちなみに、この方以外にも「メルマガのお礼」として、
日本全国から色々な物を頂きます。
これらの方の共通点は下記3点です。
○ 顧問先様ではない
○ 最初に頂いた時点では、メールのやり取りすらしたことがない
○ メルマガ読者さんである
この状況で色々な品物を頂くのです。
おそらく、メルマガ発行者と読者さんという関係の中で、
この状況を作り出せている方はほとんどいないでしょう。
これは
○ 有料レベルの情報を無料で配信する
○ 日本全国の中小企業のお役に立つ
○ お金は後から付いてくればOK
と考えているからです。
ビジネスの前に
○ 信頼関係を築く
○ ファンを作る
ということが大切なのです。
実際に、こんなメールを頂いたこともあります。
---------------------------------------------------------------------
見田村さんが紹介するものは何でも買ってしまうので、
本当に役立つ物だけを紹介してくださいね。
---------------------------------------------------------------------
もちろん、役立たないものは紹介しませんが(笑)。
実際、友人や顧問先様のご依頼でも断るものは断ります。
過去の例として、お客様から本の紹介を頼まれたことがありますが、
私が納得できる内容ではなかったので、断りました。
そういうマインドに立って、メルマガを書いているので、
○ 読者さんとの信頼関係が築ける
○ 面識の無い方から色々な物を頂く
○ 結果として、ビジネスにもなる
となるのです。
これを「サービス業の本質」と位置づけて、
メルマガを配信しているのです。
ここで、話を冒頭の問いかけに戻しましょう。
みなさんはマクドナルドとリッツ・カールトンに共通する
「一流のサービス」のポイントは何だと思われますか?
マクドナルドは価格的には大衆店なので、
通常はリッツ・カールトンと並べられることは少ないでしょう。
ただ、私の中では「サービスの品質」という意味では、
「完全に同じレベルの共通点」があるのです。
まず、マクドナルドの話をしましょう。
マクドナルドには顧客満足を意識したオペレーションマニュアルが
あります。
この徹底的な運用により、
他のファーストフード店とは明確な違いが出ているのです。
今度、マクドナルド、他のファーストフード店に行ったら、
よーく観察してください。
たとえば、マクドナルドではダンボールなどの
「お客さんから見えない方が絶対に良い物」は
絶対に見えなくなっています。
しかし、他のファーストフード店では、かなり見えています。
別の例を挙げましょう。
先日、あるファーストフード店に入り、
タピオカ入りマロンミルク(ソフトクリーム付き)を注文しました。
ちなみに、私は甘党です(笑)。
これを注文した後、「私の目の前で」
○ レジを打っていた人がおもむろに横に移動した
○ 冷蔵庫からマロンの原液を取り出し、カップに入れた
○ 紙パックから牛乳を注いだ
という行動をとったのです。
さすがに、紙パックから牛乳を注ぐ姿を見てしまった瞬間は
興ざめでした・・・。
もちろん、同じような作業はマクドナルドの裏側でも
行なわれているでしょう。
しかし、それが「お客さんの目の前で行なわれるかどうか」は
大きな違いなのです。
ちなみに、私がマロンミルクを注文したファーストフード店は
店内の掃除も行き届いていません。
「一事が万事」といいますが、この店は全ての事柄において
サービス業の本質にリーチできていないのです。
店員さんの接客態度もイマイチです。
よく
○ マクドナルドの1人勝ち
○ マクドナルドにできることでも、他の会社ではできない
と言われます。
しかし、その手前の段階で
「どの会社でもできることなのに、マクドナルドしかやっていない」
ということは沢山あるのです。
次に、リッツ・カールトンの話をしましょう。
リッツ・カールトンに泊まったことが無い方は
是非、泊まってみてください。
日にもよりますが、2万円代で泊まれます。
「贅沢せよ」という意味ではなく、ビジネスの勉強になります。
その気付きが得られれば、宿泊代はすぐにペイします。
リッツ・カールトンではタクシーを降りてから部屋に入るまでの流れが
とにかくスムーズに進みます。
まあ、これは実際に体験してみてください。
私が今回、取り上げたいのはポーターの方の対応です。
リッツ・カールトンでは、ポーターの方が荷物を運んでくださる際、
何気なく、かつ、気遣いのある会話をふってくださいます。
「ああ、さすがに一流のホテルだ」と実感する瞬間です。
しかし、他のホテルでは「何も話さず、荷物を運ぶだけ」
ということもありました。
以前、別のホテルに泊まった際、こんなこともありました。
ポーターの方が私の荷物を持って、エレベーターに乗ると突然、
「大きな声」で、かつ、「棒読み」でこう言い始めました。
---------------------------------------------------------------------
見田村元宣様、本日は○○ホテルをご利用頂き、ありがとうございます。
見田村様のお部屋は○○号室です。
---------------------------------------------------------------------
こう言ったが最後、何も言わなくなりました・・・。
まあ、そうマニュアルに書いてあるんでしょうね(笑)。
しかし、これらの
○ 何も話さず、荷物を運ぶだけのホテル
○ マニュアルに書いてあるセリフだけを言うホテル
は世間的には良いランクのホテルです。
由緒正しい割烹料理店なども入っています。
しかし、現場レベルのサービスではこういうことが起きているのです。
私が何を言いたいのかというと
「顧客満足、サービスの本質はお金のかからないソフトの部分にある」
ということです。
マクドナルドの例もそうです。
リッツ・カールトンの例もそうです。
お金のかからない部分こそが重要なのです。
そういう意味でマクドナルドもリッツ・カールトンも
私にとっては「同じレベルのサービスの本質」があるのです。
今の経済状況では、
お金をかけようとしてもかけられない会社は沢山あります。
また、不況ではなくても、、
「お金をかける=ハード面にお金を使う」ということが先行しがちです。
しかし、本当に大切なのは「お金のかからないソフト面」です。
力を入れるべきなのは「ソフト>ハード」なのです。
売上が伸びない、お金もかけられない。
そんな時代だからこそ、
お金のかからないソフト面を見直して欲しいのです。
そこに業績を回復させ、伸ばしていくきっかけがあるのです。
公開する情報を実行する場合や、さらに詳しくアドバイスが必要な方は、下記までお問い合わせ下さい。
---------------------------------------------------------------------
(株)日本中央会計事務所・日本中央税理士法人
代表取締役・代表社員・税理士 見田村元宣
所在:東京都港区西新橋1-16-5コニシビル4階
電話:03-3539-3047
○顧問契約、単発のご相談のお問合せは
http://www.77setsuzei.com/form/consul/index.html
---------------------------------------------------------------------