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どうして日本人は、アリになったのか?

2009年06月16日 | これはお勧めです!

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 本を読むより、まずはここで情報検索してみましょう。とにかく旬の情報が満載です!メルマガでもためになる情報をいただいています。今日はその中から、日本人とお金に関するお話です。

1.勤勉は美徳か?
 「アリとキリギリス」というイソップ童話があります。
 働き者のアリと、怠け者のキリギリスがいて、暑い夏の間、アリは一生懸命働いて食べ物を蓄え、キリギリスは働かず歌っていた。冬になって食べ物が無くなると、アリは蓄えた食べ物で生き延びることが出来ますが、キリギリスは何も蓄えがなく、アリさんに食べ物を分けてくださいとお願いに行くという話です。

 この話は、日本人にとって非常に受け入れやすく、日本人の勤勉観の象徴となりやすくなっています。 「だから一生懸命働かなければならない」という教訓となり、アリ型が日本人の典型と表現されることも多いのです。
 しかし、今、必要とされるのは「お金の知識」であり、その欠如によって、私たち日本人が、それこそ一生懸命に稼いで貯めた貯金が、アメリカ人の浪費生活のためのお金として使われてしまっているのです。

 「一生懸命働く」という勤勉さは、賞賛されることはあっても非難される覚えはないことであり、私もそう思います。
 ただ、現状の、世界における日本の状況を鑑みるに、それだけでいいのだろうか、と強く疑問を感じざるを得ません。どうして日本人のお金がアメリカ人に使われているのか、そうした事態をどう避けるかということについて、まず考えてみたいと思います。

2.キリギリスは、『自由人(虫)』?
 ところで、キリギリスは本当にアリのところに行って、食べ物の無心をするのでしょうか?夏の間、歌って遊んでいた、ということですが、本当に遊んでいただけなのでしょうか?
 まず最初の疑問ですが、キリギリスには「羽(ハネ)」があるのです。従って、何もアリのところに行って食べ物を貰わなくても、冬になる前に暖かい土地、南の島や南半球に飛び立てばいいのではないかという逆転の発想ができるのではないでしょうか。

 次に、夏の間、歌って遊んでいたということになっていますが、皆を楽しませるべくコンサートを開いて稼いでいたと考えるとどうでしょう。稼げる程うまくないキリギリスだったら、夏の間、毎日トレーニングを積んでいたのかも。つまり、キリギリスは、自己投資をしているか、自分の腕一本で稼いでいたということになるのではないか、と思います。

 でも、これでは勤勉なアリと何が違うか、という疑問が生まれてきます。「歌って遊んでいた」とあり、遊ぶということは「楽しい」ということも含意しています。ですから、キリギリスは「自分の大好きなこと」を仕事にしていたり、仕事にするためにトレーニングしていたと見ることができるのです。
 そして、冬が近づいてくると、身支度を整え、南の島に飛んでいくのです。こうしてキリギリスは、いつでも「好きな時」に、「好きな場所」に、「好きなこと」をしに、「自由」に飛びまわれる「自由人(虫?)」だったのです。

3.キリギリス的生き方
 さて、キリギリスは、これだけの存在だったのでしょうか?これだけですと、世界を舞台に活躍している演奏家という専門職であるに過ぎません。でも世界を旅して知識をつけて賢くなったキリギリスは、投資の世界を知るはずです。

 日本では、情報を隠して、情報格差で差をつけようという官僚たちがのさばっています、世界を飛び回り、沢山の人脈ができたキリギリスは、豊富な情報源を持ち、投資活動をしているのです。世界の中で、もっとも有利な投資先に投資し、どんどん財産を増やしていくのです。
 しかも、キリギリスは暖かい国にいつもいるので、食費がかからないので、コンサートで稼いだお金もドンドン投資に廻していきますから、投資資金も潤沢だったのです。こうした経済的な裏づけがあるために、キリギリスは自分の大好きな演奏をずっと続けていくことができるのです。こんな「キリギリス的生き方」に、憧れませんか?

4.アリ的生活
 一方、アリの方はどうでしょうか?
 いつも勤勉に働いて、食料を巣穴に運び、蓄えています。でも、取ってきた食料は増えることはありません。取ってきた分だけ溜まるだけです。ですから、食べてしまえばなくなるだけ。だから、毎日毎日働かなくてはならないのです。

 
更には、アリは一度巣穴を作ると移動することはできません。一生、同じ土地に縛られて暮らさなければならないのです。世界にはもっと楽しい、暮らしやすい場所があるかもしれないのに、それを見ることもできないのです。

 更に更に、平面と地下にいるため、立体的な考え方は苦手で、情報源もとても限られています。ですから、例えば、大雨が来るという情報も入ってこない。仮に入ってきても、どうすることもできません。
 そして激流が巣穴に流れ込み、蓄えていた食糧も腐らせてしまう、という事態になりかねないのです。

5.どうして日本人は、アリになったのか!
 このアリの姿、何かに似ていませんか?
 
そう、勤勉な日本人の姿をダブらせてしまうのは、私だけでしょうか?
 貯蓄が奨励され、一生懸命働いたお金は、銀行預金に眠っているだけ。
 「貯蓄から投資へ」という掛けことばに促され投資をしてみたら、勉強不足と経験不足から大損するのが関の山。


 どうして、こんなことになったのか、ご存知ですか?

 戦後復興、高度成長期と日本には資本の蓄積が少なく、国民に貯蓄(倹約と共に)を奨励し、それを銀行に預けさせ、そのお金を重厚長大産業の巨額な資金が必要な産業に貸し付け、世界と競合できる産業を育成してきました。
 更に、資本は自由化されておらず、日本人が海外にお金を持ち出すことを制限してきました。

 もちろん、そこまではよかったのです。そして、東南アジアなどの発展途上国では、似たような政策が採られています。国の発展段階によっては、採るべき政策が異なるのです。
しかし、今の日本は、未成熟債権国から成熟債権国への過渡期に入ろうとしています。これについては、コチラを参考にしてください

 これを官も民も分っていないのです。遅ればせながら、投資教育が必要だ、という声が起こり、そうした産業も生まれつつありますが、皆言っていることがバラバラで、何を信じていいのかもわからない状況です。というのも、そんな教育を受けた人が誰もいないからです。知識として持っている可能性がある金融機関の人間でも、ほとんどがわかっていない、と言わざるを得ません。

 金融機関での投資経験と知識に加え、個人での豊富な投資経験、そして、何よりも投資教育の意義を理解した上で、実践してきた人というのが、限りなく少ないからです。つまり、国としての準備が全くできていないのです。これからの日本人は、官も民も、投資の果実で繁栄していかなければならない、ということを理解する必要があるのです。
 言葉で言うのは簡単ですが、投資という最も難しい分野で生計を立てなければならないということの、本当の意味を理解する必要があります。
 極端な言い方をすると、貿易黒字で食っていくことは、ある意味簡単です。いいものを作って売れば、いいだけですから。でも、投資というのは、そんな生易しいものではありません。お手本とすべき英国にしても、200年の学習の成果なのです。官がまだまだ頼りにならない今、アリである日本人は、自助努力での投資の勉強が必要なのです。
 学校の勉強はできなくても生きていけますが、投資の勉強はできるようにならないと、生きていけなくなるのです。


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