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シェンヤン(瀋陽SHENYANG)生活体験記

中国東北部の瀋陽(昔の奉天、満州)。冬には-30度になる土地での驚きや感動を「初めて」の視線でおしゃべりしています。

日本の桜はやっぱり綺麗

2011年04月15日 | 瀋陽の生活
怒濤の2週間でした。

2週間前の瀋陽発成田行きのフライト。
大震災から3週間。
乗客は、中国の方が多かった。
それも、普段あまり慣れていない方々が多かった様子。
   乗ってからすぐ、客室乗務員に酔い止めをもらう人、
   飛行中、落ち着かずに、席をやたらと立つ方。
飛行時間3時間半。
飛行機を降りてから、体調が不良な方。。。
水の500mlボトルを10本入れたビニール袋を両手に持っている人。

自宅に戻ったら、食器棚とかの扉が開いて、食器が飛び散っているだろうから、
足の踏み場もなく、すぐに掃除の覚悟が必要と助言して下さる方がいて、
夕方成田着だったので、とにかく急いで帰宅しようと、
空港の中を まずは スーツケースの宅配に駆け込み
リムジンバスの出発まで あと1分! 乗れますか、乗りたいんだけど、、、と。

食器棚の食器の多くは、不在時に親族にバルサンを炊いてもらうために、
ビニール袋でくるんでいたものの、
最近、買える度に使っては、きっちりくるんでいないので、一抹の不安。
それでも、まあ、ビニール毎落ちてくれたら、壊れてもそれほど
飛び散らないし、、、
     これって、バルサンのためだけでなく、
     地震対策にいいかも。

我が家の電化製品は、皆10年以上経っていて、掃除機も使えないかもしれないので
困ったなあと考えながらのリムジンバス搭乗。

成田から高速に乗り、市川あたりの千葉と東京への分岐点の当たりから先、
いつもは、建物の明かりで現在位置を把握出来るのに、わからない。

節電? 停電!
東京ディズニーランドの シンデレラ城の電気も消え、
かろうじて入り口のあたりに電気が灯っている。

その先、やはり左手に見えてくるはずの 葛西の大観覧車も まっくら。
遠目の都心は、ビルの電気はほとんど消え、高層ビルの屋上や側面で
点灯している赤いランプが無数、夜空にチカチカして、
東京では何が起きたのか、、、と、恐ろしいほどの感じがしました。

その先の左手のお台場の大観覧車の電気も消灯され、暗い中を
リムジンバスは進みました。

我が家近くを歩いていれば、缶ジュースの販売機も電気が消え
   「節電のため電気を消していますが、販売しています」
との張り紙。

家の中に入る。
   不在時には、電気のブレーカーを落としているので、
   まず、玄関に置いてある大きな懐中電灯を手に、ブレーカーを上げ、
      よかった、点いた。
         いやあ、問題があって、電気会社を呼んだこともあったので。
   電話線も繋いだ。
   繋がった、よかった。

水道の元栓を確認。元栓を ゆっくり開き、家の中の水道の蛇口を捻る。
トイレの水を流す、風呂の蛇口を捻る。   無事、流れた。

ガス栓。いつもは、小まめに、ガス会社に連絡して、閉塞、開栓を
してもらっていたけど、この冬は、次男の日本の高校受験と手続きで、
何回か出入りしていたので、珍しく、元栓を閉塞していなかったので
これが、一番不安材料。

食器の散乱は、なかった。
幸い、テレビ台の磁石で留まっている程度のガラス扉が開いていて、
中身は飛び出していなかった。

大きな重たい食器棚も心配でしたが、重すぎたのか、扉も開いておらず。
家具は全て突っ張り棒をしていましたが、今回に関しては、どこまで
あてになるか、心配でした。

   日本滞在中、この扉が開かないよう、赤ちゃんグッズでいいからと
   思い描いていたものを探しましたが、その手の商品は、店頭から
   全て消えていました。

   残っていたのは、釘を使い、本格的に押さえる物。
   我が家の食器棚に、それを取り付けるには、木が堅すぎて無理。

地震の影響と思われたことは、
   ベランダに置いておいた、2台のママチャリが倒れていた。
   でも、子供用の自転車はたおれていなかった。
   窓際に立てかけてあった、網戸に虫コナーズが倒れていた。
   食器棚の食器の隙間に飾っていた、小さな小さな数センチ角の
   おひな様の飾りが45度ほど、そっぱ向いていた。

我が家は、埋め立て地ではないけれど、昔は貝塚で、地盤が緩い土地に
立っています。

滞在中に震度3の地震が一回だけありました。
リビングのソファに座っていたのですが、
テレビから地震速報が流れ、数秒後、洗濯物の軽い子供のトランクスが揺れ、
ドンと一回下から突き上げた後、北と南方向に、ゆっくりゆっくり長い時間
揺れました。家は ミシミシ音をたてています。

こんな 揺れ方と 長さは 初めてのような気がしました。

実は、これ以外にも揺れを感じたときがありました。
地震や天気も観測所が関知しなければ、記録に残りません。
    いつでしたか、季節外れのぼた雪が降ったことがありました。
    でも、テレビでも一切触れません。
       テレビ局等に通報したひとがいたのでしょう。
       数時間後に取り上げられていましたが、
       その時、大手町の観測所で、観測されなかったので記録に
       残らないと。
だから、発表が全てではないと思った次第です。

我が家の冷蔵庫代わりの近所のセブンイレブンに出かけました。
牛乳と ヨーグルト の 棚が ほとんど商品が並んでいなくて、
水の大ボトルは数本あるけれど、1リットル以上?は お一人様一本、、と記載。

ビールの棚も すきすき だったし、まあ、お弁当もおにぎりも まあまあ
並んでいました。

瀋陽はこの日、最高気温20度。
半袖に、ジャケットを着て、春物コートを羽織ってでかけましたが、
成田や東京は、この姿では寒すぎました。
おっと、桜の話に辿りつきませんでした。

    このブログから、新たな御縁が出来た方もいて、
    私のおしゃべりが、御縁が出来た土地に少しは不安を解消して
    踏み込むことが出来たであろうことを思うと、嬉しいです。
    コメント、メッセージ、楽しみにしています。
    メッセージに連絡先を頂ければ、御挨拶出来ます。