Crossover~社会科教育とディベート~

ライフワークである社会科教育とディベートや日常の出来事について発信します。

久しぶりのディベート

2009-11-23 20:28:49 | ディベート活動 携帯論題
 今日は清田区民センターでディベートの集まりに参加。札幌市内の中高生を対象にしたイベントだったが、合計4校の中高生が一同に会し、アゴラ形式で試合を楽しんだ。

 特に収穫だったのは英語ディベートに取り組む高校生と、市立高校の国語の先生と組んで「たばこ税増税論題」にチャレンジしたことだろう。優秀な男子高校生の柔軟な発想に刺激を受けたし、先日一緒に表敬訪問をした先生の初ディベートの姿を見ることができた。これを機に少しずつディベートの輪が広がることを願いたい。

 後半は今年のD-1の論題に採択された「携帯論題」を用いた練習試合をおこなった。今日初めて日本語ディベートに取り組む高校生を相手に、自分と本校生徒2名が対戦。肯定側を担当し、自分が第一反駁を任されることになった。

 いきなり高速スピーチでは相手が嫌な思いをするだろうと、こちら側は努めてわかりやすいスピーチを心がけて試合を進めた。言いたいことの半分近くは話せなかったが、最低限の仕事はおこない、2反の生徒にバトンタッチ。全国大会で満点を出した生徒が最後をきれいにまとめて、対戦相手の高校生からも思わず感嘆の声が聞こえてきた。

 終了後は生徒たちとD-1の打ち合わせをおこない、来月の大会で自分たちが主張したいことを確認した。いい思い出にしたいので、時間がない中でも少しずつ準備を始めていきたい。

初めての表敬訪問

2009-11-18 23:11:15 | ディベート活動 EV論題
 今日は放課後から生徒2名を引率し、札幌市教育委員会へ出かけた。現地で本校と同じく全国大会3位に入賞した市立高校の先生、生徒たちと合流し、教育長に対する表敬訪問を行うのが主な目的だった。

 初めてのことなので何をしていいかわからず緊張していたが、事前に資料に目を通していた教育長、教育次長からわかりやすい質問や温かい言葉をかけていただいたので、徐々に緊張がほぐれ、生徒たちも自分の考えを堂々と伝えることができた。

 読売新聞の取材があると聞いていたが、記者の方が不在だったので、残念ながらマスコミ等での報道予定はない。自分たちから「写真を撮らせてください」と言える雰囲気でもなかったので、記録写真もない。しかし、教育委員会のトップにディベート教育の意義や、それを通じてどのように中高生が成長していけるのかということを少しでも紹介できたと思うので、意義は大きかった。

 明日にでももう少し詳しくまとめてみたいと思う。

長文ですが…

2009-11-16 19:30:40 | ディベート活動 EV論題
日の丸自動車産業は空中分解の危機!経産省・次世代自動車戦略研究会が直視すべき「本当の課題」(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース

 なかなか読み応えのある記事だった。特に部品メーカーの自主廃業が懸念されるという部分は、本校の否定側立論で描いた世界がいよいよ現実味を帯びてきたという感じで、興味深かった。

 実は全国大会前に「電池メーカーが閉鎖的でコストダウンが難しいのではないか」という資料を複数確認していたので、「結局はリチウムイオン電池の価格が下がらず、EVは普及しない」という議論を考えたことがあったのだが、どうやらこの指摘は現状では正しいようだ。

 否定側立論に盛り込むにはボリュームが多くなり断念したが、慶応大の清水教授からコストダウンまでの流れをレクチャーされた時には、「リチウムイオン電池は安くなっていく」という方向で納得したので、とりやめてよかったと思った。しかし、読後にこれからどうなるかがわからなくなってきたので、引き続き注目していきたい。

リンクが可能か?

2009-11-11 22:46:30 | ディベート活動全般
 第16回 マイタウンマップ・コンクールの募集要項を見つけた。最初は中2選択社会で何かできないか考えてみたが、時数の関係から厳しいと判断。次に今まで取り組んできたディベート活動と結びつけることができないかどうか考えてみた。

 もしかすると接点があるかもしれないので、もう少しアイディアを温めてみようと思う。副賞の電子黒板がぜひ欲しいのだが…。

今後の展開について

2009-11-10 20:42:41 | ディベート活動全般
 全国大会が終わってから約3ヶ月が経った。いつもならば新チームを率いて秋の大会に参加し、2月末の論題発表から新シーズンに突入というサイクルを毎年繰り返すのだが、現在は来年度以降の自分の居場所が不明なので、やむなく自重している。

 今まで14年近く休日を返上して部活動やディベート活動に明け暮れてきたが、ようやく家族と一緒にのんびり休日を過ごしたりすることができ、満ち足りた生活ができるようになった。しかし、人間は贅沢なものでこの生活に満足しつつも、何か情熱的に取り組めるものを探してしまうものだということに気づかされる。

 「もう一度チームを率いて全国大会の頂点を目指したい」という気持ちがあるのだが、当分は心の中にしまっておくのがいいのかもしれない。現任校にあと何年いるかがわかれば、期間限定で誰にも迷惑をかけることなく活動することができるが、公立中高一貫校設立の動きが一気に加速すればそうもいかなくなるかもしれない。

 すぐにでも設立されれば、6年間継続的な活動をおこない、授業や行事にも取り入れることができるように布石を打ってあるのだが、まだ時間がかかるのだろうな…。

表敬訪問決定!

2009-11-09 20:53:21 | ディベート活動 EV論題
 北海道支部長のご尽力で、来週市教委にて表敬訪問をおこなうことが決定した。最初は札幌市長を訪ねるプランだったが、最終的には教育長に全国大会の成果を報告することになった。

 過去に2度ほど酒宴でご一緒したことがあるので、緊張はあまりしないと思うが、これからのディベートの普及のためにいい時間を過ごしたいと思う。

負けられない戦いがある…

2009-11-01 20:15:26 | ディベート活動 EV論題
南米リチウム争奪戦 塩湖の底に世界の8割(朝日新聞) - goo ニュース  

 全国大会前から注目していたが、レアメタル争奪戦に国を挙げて勝利する必要があるだろう。チリだけでなく、ボリビアやアルゼンチンにも供給源を得るために、下心丸出しの姿勢ではなく、win-winの関係を築けるように交渉しなければならないだろう。

 頑張れ!日本企業。