Crossover~社会科教育とディベート~

ライフワークである社会科教育とディベートや日常の出来事について発信します。

行く年来る年

2006-12-31 22:04:55 | ディベート活動全般
 多くのブロガーが書くであろう、1年の総括と新年の抱負。自分みたいにずぼらな人間が本当によく続いたと思うが、基本的には毎日の活動記録を記すことができたし、ディベーター達との試行錯誤の取組も全国に発信することができたので、少しはディベートの普及に貢献できているといいのだが…。今のところ、近畿地方まではこのブログを気にしてくれる人たちが存在することがわかったので、もし関西圏より西に読者がいたら、コメントしてください。

 さて、まもなく終了する2006年だが、自分にとってはバタバタしながらも確実に成長できた1年だったと思う。校務に関しては書くと過激な内容になりそうなのでやめておくが、来年は開校20周年の節目を迎えるので、自分のラストシーズン(これでまた居残りになったら笑えない)とリンクさせて悔いが残らないように学級・学年、教科、校務分掌に全力投球でいきたい。

 ディベートの活動は勝ち負けの世界を超えた楽しさを自分も生徒も見つけることができたので、全国の頂点を目指しながらも、全国一真摯に取り組むことができる活動を目指して頑張っていきたいと思う。今日は自分の願いをこめたTシャツを着て寝ることにしよう。

北海道支部の忘年会 1次会~ラーメン屋まで

2006-12-28 23:59:45 | ディベート活動全般

 北海道支部の忘年会シリーズ第2弾。副支部長の号令のもと、みんなでブログやミクシーの日記でこの日の出来事を全国に発信していこうという動きをとっていくことになったが、さっそく今日いろいろと覗いてみると、メンバー各自が思い思いの事を書き連ねていた。さすが、一晩経っても熱いメンバー達。忠実に任務を遂行している…。自分も含めて、みんな本当に楽しい時間を過ごした様子。

 さて、1次会は北大院生が押さえてくれたお店「海がきこえる」へ。オープンしたてのお店らしいが、雰囲気、味とも満足できる内容で楽しい話がさらに弾んだ。特に支部長や事務局長が考えているディベートの映画化orドラマ化の企画が最高に笑えた。倉本聰や渡辺謙は本当に脚本を書いたり、出演してくれるのか?

 2次会は北海道ディベートの聖地?である「スナックあひこ」へ。今日はここではカラオケがあまり炸裂せず、もっぱら来シーズンの企画や教育論について熱く語り合った。

 3次会はついにカラオケ。恒例のアニメタルが聴けたのと、初の試み?であるアジカン縛り(5,6曲連続)などで盛り上がる。しかし、気づいたら真剣に語り合うメンバーもいるぞ。さすが、熱い男達だ。

 最後は締めにラーメン屋に立ち寄った。3時近くに営業していて、しかも6名をさばける所も少ないので歩き回ったが、元祖ラーメン横丁の「北海道でっかい堂」でみそラーメンを食べた。食前、食後ともに会話は尽きず、大いに楽しんだ末に4時過ぎに帰宅。久しぶりの午前様だったが、来年に向けて英気を養うことができたと思う。


北海道支部の忘年会 0次会編

2006-12-28 23:59:12 | ディベート活動全般

 今日はつどーむでテニスの大会引率のあと、待ちに待ったディベート関係者との会議&忘年会に突入。まずは0次会という事で、ススキノにある大きな喫茶店サンローゼに集合した。1時間半の会議で北海道支部の来期以降の活動を戦略的に考える提案がされた。

 ・ジャッジ力の向上と人員の確保
 ・各種大会のさらなる充実(D-1のようにえげつない程に強いメンバーの参戦など)
 ・支部ホームページのさらなる充実(ラウンジ機能などの検討)
 ・各種講座の開催とその内容
 
 上記のような提案が北大院生3名からあった。彼らには今年もまた多大な支援を受けたが、すでに来シーズンを見据えてこれだけ魅力的なプランを考えてくれる。自分たちで企画を実現する楽しみもあるだろうが、それ以上に彼らの北海道のディベート普及にかける情熱をこちらも見習わなければならないと思う。少しでも企画実現に協力できるように、自分には何ができるのかを考えていきたい。

 私からは昨年に引き続き、支部のメンバーにお願い事をした。昨年は校内試合(女性専用車両論題)、選択社会の授業サポートを依頼し、全面的にバックアップしていただいたのだが、今年も来年2月におこなう予定の校内試合(英語必修化論題)のジャッジ依頼をし、日程さえ合えば協力していただけることを確認した。このように「何かをやってみよう」と一歩踏み出すことに対して、多くのメンバーがサポートしてくれるこの支部の体制がとても気に入っている。もっといえば、こうしたメンバーと一緒に仕事ができたら、自分ももっといい仕事ができるのではないかとさえ思う。もちろん、組織を束ねている方々の熱意や求心力もあるのだろうが、1人1人の持つスキルの高さやハートの熱さがさらにこの支部を支えているのだろう。

 0次会最後の提案は副支部長を中心におこなわれ、4年後の15回全国大会に向けて、北海道内にどれだけディベートを普及させ、参加校を拡充するかというシビアな話が飛びだした。「増やそう」という願望ではなく、リアルな数値目標を掲げて実際に取組を進めていかなければならないので、そう簡単にアイディアはでてこない…。そこで、3月上旬に宿泊会議を持つことになった。同じ釜の飯を食い(この表現古いですか?)、アイディアをつきあわせる真剣な会議をおこなう予定。今からとても楽しみだ。

 あっという間の時間が過ぎ、いよいよ1次会へ。(続く?)


会議のメンバーにこの方がいたぞ!

2006-12-26 20:54:33 | ディベート活動全般
 何度も書いてきた教育再生会議。案の定、塾廃止論については批判的な報道も目立ってきた。記事を読んでいると、千葉大学教育学部助教授の藤川大祐氏のコメントを発見。そして、そのコメントを引用開始。

 「教育再生会議は素人が思いつきを言い合っているだけ。『塾禁止』なんて、その典型でしょう」(中略)「教育再生会議では、塾と競争しても生き残れる公教育のあり方を検討すべき。ディベート教育、メディアリテラシー教育、キャリア教育等、公教育が取り組むべき課題は多く、すでに実践的な研究は多くなされている。実践者や教育研究者といった教育の専門家をもっと議論に参加させ、具体的なレベルで公教育の再生を論じてほしい」

 さすが、ディベート教育の先駆者。キャリア教育や法教育、金融教育などの話題よりも先にディベート教育の普及を考えているとは!数少ない教育関係者のメンバーだが、頑張って欲しい。そして、公立校でもっとディベートに取り組む学校が増えて欲しい。

年内のディベート活動終了

2006-12-25 22:55:50 | ディベート活動全般
 今日は終業式。全般的には生徒ともども充実した活動がいろいろとできた2学期だった。もちろん反省点や不満も個人的にはあるし、生徒1人1人まで見たときには心配な点もあるのだが、概ね及第点と言うことで…。

 放課後は今年最後のディベート活動になるので、新しい論題に関する資料整理と誰が冬休み中にどの資料を持ち帰るかを確認した。取り合いになる良質の資料はじゃんけんで権利を得るなど、それぞれ立論や反駁に生かせる資料探しを真剣におこなっていた。冬休み中に完成とまではいかないだろうが、ディベーターそれぞれが充実した準備活動をして、3学期に再会できることを期待したい。

 思えばこの1年は激動の1年だった。選択授業でのディベートを皮切りに、女性専用車両論題で校内試合を行い(新聞に紹介される)、動物園論題が発表されてからはひたすら大会準備と動物園めぐり。薄氷を踏む思いで全国大会に進出したあとは、生徒たちが大きく成長した全国大会。そして…失意の中での敗退。臥薪嘗胆の気持ちで来期に臨もうとするものの、次々にチームを襲う諸問題。秋の裁判員制度論題で各自のスキルが上がり、オフシーズンの校内論題が決まってモチベーションが高まって冬休み突入。本当に駆け足の1年だった。そして、来年は勝負の年になる。みんなで力を合わせて取り組んできた活動の集大成をしなければならない。自分の中では今年の経験で、単に勝ち負けにこだわらない、それらを超越した意義のある活動がイメージできたので、それを追求していきたい。活動の中心になっている生徒たちもそのことに気づいてくれているので心強いし、相談を密にしながら理想のチームに近づけていきたい。

 こうした活動を通して、生徒の成長を間近に見ることができるのが教員の仕事の醍醐味のひとつだ。終業式中のディベーターのスピーチを聞いていて、つくづくそう思った。ひとつのスピーチ内容が練りあがるまでに自分がどれだけのことを経験し、考えたのか。第三者からみたら単に上手なスピーチに聞こえるかもしれないが、1年間の成長のあとやこの考え方に至るまでの試行錯誤を思うと、感慨もひとしおである。他のメンバーからもあらゆる場面で成長を感じることができたので、来年もこのままの成長曲線を描いていって欲しい。
 

これ欲しい…

2006-12-25 07:01:23 | ディベート活動全般
 ディベート関係者のブログから魅力的なタイマーを発見!音量をオフにできる点(数字入力時の音とタイムアップの音の両方をこれで抑えられる)、ネックストラップやスタンドつき、カウントアップやリピートOKなどディベーターには嬉しい機能が充実している。デザインに好き嫌いはありそうだが、機能が上回れば自分は気にならない。色はオレンジの他にブルーもある。来シーズンに向けて購入しようかな…。でも無駄遣いと思われるかな?

図書館のはしご

2006-12-23 22:05:11 | ディベート活動 小学校英語論題
 今日は証拠資料集めに図書館巡りを敢行した。1人体調を崩したので(お大事に!)、生徒2名と出かけることに。まずは学校で借りてきた本をコピーしてもらい、先週借りた10冊のうち、6冊を返却できる状態にした。

 最初は昨晩事情を説明しておいた北大の図書館を訪れ、館内の本を確認した。本来、中学生は入館できないのでなかなかゆったりもできず、そそくさと本を物色。1冊だけ関連書籍を見つけて、ほんの一部分をコピー。ちょっと期待はずれに終わった。じっくり作業するために、ここは自分1人で来た方がいいと思った。平日は22時まで開館しているので、論題が発表されたら仕事が終わってから通うようにしよう。

 相変わらず使い勝手がよかったのは、札幌市中央図書館。前回とは違うキーワードや著者で検索したら、さらに10冊以上証拠資料が見つかったので、生徒のカードと合わせて借りることにした。いつ読んだり、コピーしたりすればいいのだろうか。後先を考えず、衝動借りをしてしまった…。読みたかったディベート関連の書籍も借りることができたので、満足、満足。

 しかし、今日一番の収穫は札幌大学の図書館だろう。中学生以上の利用が簡単な手続きでOKだし、書籍だけでなく雑誌も充実している。特に教育関係は必要なものが概ね揃っているので、これからは個人的にも積極的に活用していきたい。以前からいい図書館だとは聞いていたが、「百聞は一見に如かず」だ。生徒達も気に入ったようだし、学校からも比較的近いので、リサーチ段階の活動拠点になるかもしれない。関連書籍を結構コピーしたので、こちらも分担して読んでいこうと思う。

 生徒のモチベーションはかなり高めなので、こちらも頑張らねば…。

ミーティング開始

2006-12-22 22:46:30 | ディベート活動 小学校英語論題
 今日の放課後はディベーターを集めてミーティングをおこなった。英語必修化論題に取り組む意義を確認し、今後のスケジュールを提案した。自分としては各自のスキルアップを図り、来シーズンの全道、全国大会に向けて準備を着々と進めることの他に、英語をなぜ学ぶのかという根本的な部分に1人1人が思いをはせるようになって欲しいと思っている。

 チーム戦の他に個人戦をトーナメント形式でおこなうのだが、総勢12名で実施するのでとても楽しみだ。くじ引きで対戦相手を決めたのだが、1回戦から全国大会メンバー同士の対戦など好カードが目白押しなので要注目だ。ちなみにこの12名という人数だが、気づいたら部活動にできる人数になっているし、何といってもこれだけそろっていれば、全国大会ですべての教室に偵察メンバーを送れるというおいしい状態になっている。まさに万全の備えだ…。

 ミーティングのあとにブレインストーミングもおこなったが、リーダーを中心にメリット・デメリットの確認ができた。議事進行も手際よくできるし、鋭い意見も飛び交っていたので、今後の議論の深まりが楽しみだ。冬休みの活動はないが、オフ開けにはかなり気合いの入った状態で試合の準備が進みそうなので、この取組をきっかけに一気にレベルアップを図りたいと思う。

せっせと資料準備

2006-12-21 20:45:11 | ディベート活動 小学校英語論題
 今日は空き時間が多かったので、念願の?机上整理をおこなった。せわしなく動いていると、地層のように書類が山積みになっていくので、大変な状態になってしまっていた。しかし、考古学専攻なだけに必要な書類を探し当てることができてしまう…。当然、性格的なこともあるので劇的に変わる見込みは薄いが、来年こそは整理整頓を上手にして、効率よく仕事がしたいものである。

 最近は時間を見つけては図書館で借りてきた本をせっせとコピー。同じ体勢で作業をしていると、歳のせいか腰が痛くなる。動物園論題の資料は生徒にかなり手伝ってもらったが、ここのところは皆忙しいので自分でやっているが、時々ピキッとくることがあるので、用心しながらおこないたいと思う。ようやく自分も時間をとって資料を読めそうなので、生徒とは別に自分で立論を作って、2月くらいにガチンコの試合をしてみたいと思う。最近、生徒も手強くなってきているので、とても楽しみだ。

来年の論題は何だろう?

2006-12-20 21:58:21 | ディベート活動全般
 将来の出生率1.26に低下、人口の4割が高齢者に(朝日新聞) - goo ニュース

 今年の2月に論題予想をしたときに、自分の希望としては「少子高齢化」「学校教育」に関するものを考えていた。来年度についてもその考えに変更はない。中学生にとって、自分の将来を考える大事な機会となるだろう。出産無料化くらいではメリット、デメリットともにあまりないかもしれないので、ここは思い切って公的年金廃止論くらいでかいテーマで議論してみたいと思う。これって、中学生にとって難しいのだろうか?