目に見えぬもの触れられぬもの。
最も大切にしてきたもの。
半端に理解し受け入れられることよりも
孤独を愛し
それでも
私の心の殻を溶かしたあなたは。
愛する人を傷つけないように、
私が病気になる前に、
一生会えない存在になったのかな
一度でいいから会いたいと
思ったら泣いてしまうから
私のことは知らなくていいよ、
私の分も幸せに生きてね
この世に存在するとは思わなかった
もう出会うことを諦めかけていた真に共鳴する人を
見つけた衝撃は
男としてでもなく
女としてでもなく
人間として存在を愛すべく
しかしもし愛し合えばいつか別れの可能性が1%でもあることを恐れ
それくらいに大切な人だからこそ
ずっと足を踏み入れることを拒んでいた
別れたくないから付き合いたくないは理由にならない
やがて運命は収束し、
果てに私達は世界で最も遠い存在になった
けれど無邪気な天使がここにいる、
それだけでいい
今日はあなたが生まれた特別な日
すべてのことには意味がある
このためだったのかもしれない、強烈な運命の糸は
ふとした空気、風の香り、あらゆる五感が瞬時にあの時を呼び戻す
時は人を癒すようでいて、本当に大切なことはいつまでも忘れないように出来ているのかもしれない