姫路手柄山の回転式展望台が
3月25日、52年間の歴史を閉じた
別れを惜しんで駈けるつける老若男女の姿
現地まで4～5時間を要したという女性
さよならイベントに力を入れて参加する
長蛇の列が展望4階へと続き、待つこと3時間半
一歩行っては二歩休み、螺旋状階段を牛歩する
やっと展望の座席に到着するも、食事はみな売り切れ
スイートのみに甘んじる
「以前おじいいちゃんに、手を引かれて来たよ」と
ほほえましい夫婦と子ども、半端でないよ待ち時間
誰一人愚痴も言わないで時が流れる
マナーの良さか、別離の切なさか
ぎっしり詰まった座席に、想い出を綴る会話が響く
