北陸新幹線は3月14日、長野ー金沢間延伸開業から4年目を迎えましたた。昨年3月14日から今年2月末までの11ケ月間の利用者数は前年同期比2%増の840万7000人。通年でも前年を上回る見通しです。
JR西日本金沢支社によると、4年目の利用者数が好調だったのは、9月に3連休が多かったことや、お盆と年末年始の移動手段として定着したのが要因だそうです。
日本政策投資銀行が昨年に行った調査で、訪日経験がある欧米やアジアの旅行者に北陸地方への移動手段を訪ねたところ、「新幹線」が62%で「飛行機」の14%を大きく引き離しました。JR西日本は訪日外国人をさらに取り込もうと、海外からインターネットで新幹線指定席や自由席が予約できるサービスを3月26日から始め、5月からは駅で販売をしているフリーパス「北陸アーチパス」などもネット予約できるようにします。
北陸経済研究所は「訪日外国人の増加や企業の進出で、地方でも鉄道の利用客が見込めることが証明された。4年後の敦賀延伸で京都から来るルートも確立するので、富山らしさを打ち出し、来県を促す準備が必要だ」と話しています。