今月は、褥瘡予防対策に関する計画書を元に半年ごと行っている、ブレーデンスケールの評価月です。
このスケールによってハイリスク者、要注意者を明確に周知し、利用者の全身状態に応じたケアに役立ています。
病院では14点以下、施設では17点以下を基準としています。当施設では17点以下の利用者が16名いらっしゃいます。
今月は、褥瘡予防対策に関する計画書を元に半年ごと行っている、ブレーデンスケールの評価月です。
このスケールによってハイリスク者、要注意者を明確に周知し、利用者の全身状態に応じたケアに役立ています。
病院では14点以下、施設では17点以下を基準としています。当施設では17点以下の利用者が16名いらっしゃいます。
委員会が設置されたのが平成18年でした。
8年が経過しました。
利用者様も職員も当時と顔ぶれが多少・・・替わりました。
褥瘡予防対策委員会に於いても委員会のメンバーが替わり、様々な意見や対応策が練られ褥瘡ゼロを目標にケアを行ってきました。
8年を振り返ってみて、ほんの少しはコウケンできたのではないかと思います。
今年度も利用者様が快適に過ごせますようにケアに努めたいと思います。
(尚、今年度より委員長も替わります)
【新委員長より】
入職して12年目を迎えて初めて褥瘡委員会の一員となりました、日頃より看護の観点より褥瘡対策に関わってきましたが、改めて褥瘡について知識を深め、これまでの経験を活かし褥瘡ケアの理想「作らず」「悪化させず」「早く治す」を忘れずに利用者の方に心地よい毎日を過ごして頂けるよう努めていきたいと思います。
褥瘡予防対策委員会に所属して、もう少しで一年になろうとしています。
私は、介護の仕事に就くまで、褥瘡・床ずれというものを知りませんでした。言葉だけは聞いたことはありましたが、実際にこの目で見たのは初めてでした。
最初に見た方は、かなり状態が悪く深い褥瘡でした。自分でもとてもショックだったことを覚えています。
委員会では、オムツ交換の見直しをしたり、スキンケア対策・徐圧対策などを話し合い、実践しています。これにより、状態が改善される方もおられ、「あ~よかったあ」とうれしく思います。
利用者の方が快適に過ごせるよう褥瘡を作らない介護を目指していきたいと思います。
陰部は汚れを落とすために拭きとるより、洗い流すことが大切です。
ですが、あまり何度も洗い流すと皮脂まで取り除かれてしまいます。
田平ホームでは、陰部をきれいに洗い流してしっかり水分を拭き取った後は、1日2回ワセリンを塗布しています。
ワセリンは肌の保湿をしつつ、尿などの汚れがつくのをはじいてくれます。
褥瘡の周囲の皮膚にもワセリンを塗布しています。
これからも継続し、褥瘡ができないケアをしていきたいです。
あけましておめでとうございます。
皮膚疾患を繰り返す利用者に対し、いったいどうすれば・・・という気持ちで新年を迎えました。
そんな時に見つけた文章です。
『褥瘡の改善のためには様々な対応が必要だが、褥瘡だけをみていてはだめ。
たとえ傷をふさぐことはできても主原因にアプローチできていないので、やがて再発してしまう。
アセスメントなどが重要なのだが、褥瘡はひとつの疾患ではなく症候群のひとつと大きく考えると、アプローチしていくのは廃用性症候群ということになる。』
と書いてありました。
このことを踏まえて、今後も頑張って取り組んでいきたいと思います。
今年もよろしくお願いします。