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いつも心は海のSoto ~休暇を取らずに海外旅行~

2泊3日は大贅沢!! 1泊2日は当たり前! 時々0泊弾丸日帰り海外!!
毎日を目いっぱい楽しむ私の備忘録♡

東北出張で起きた不思議な話

2018-08-07 14:02:07 | 旅先でのちょっと怖い話
一人旅の多い私。
よく人から聞かれるのが「怖い思いをしたことないの?」。

勿論、ありますよ!!
人的被害に遭いそうになって怖い思いをしたこともあるし・・・
目に見えない何かを感じて怖い思いをしたこともあるし・・・

まさに夏!お盆も間近ということで、つれづれ語ってみようかな?

怖いの大嫌い!!って方は、本日はこれにて~ 


まだ、私が若かった時のこと。
その頃の私は、全国の名所をまわって取材するという仕事をしておりました。

東北は、何回かに分けて取材しておりましたが、
秋田&青森の取材の回でその事件は起こりました。

秋田県と青森県の県境にあるとある温泉宿に宿泊した時のこと。
宿は古いながらも、清潔でよく管理されていてお湯も上質との評判で
楽しみにして伺いました。

その日の泊り客は、どうやらそう多くなかったのかもしれません。
私が大浴場に入った時間には誰も居ない状況でした。

わ~い、貸切だ!!
まずは、身体を洗ってからゆっくり湯につかろうと、
身体を洗って洗髪をしていたところ・・・

誰も居ないはずの湯船から、かすかな声で「・・・・・て~」
「それ・・・・・て~」と聞こえます。

耳をそばだてると「それ・・貸して~」と!!

怖くなった私は、泡まみれの髪と身体をシャワーで落とし
「全部あげるー!!」と叫び、
持参したシャンプーやせっけんを放り投げて
大慌てで浴衣を着て部屋へ戻りました。

しかしながら、部屋に戻ってもたった一人ぼっちです。
もう、怖くて怖くて・・・・
数珠とお守りを握りしめて、ただひたすら夜が明けるのを待ちました。

翌日、夜明けとともに起きて、とりあえず朝食をとり
レンタカーに乗って宿をあとにしましたが、恐怖はさらに続きました。

県境の峠を越えて、いよいよ青森の恐山の手前まで来た時です。
ゆっくりと下る私の車の前に、青森方面から登って来た車が
なぜか私の車に吸い寄せられるように向かってきます。

なに?この人たちは山賊なのか?と、身の危険を感じた時
相手のドライバーも、どうして自分はこんな事をしているのだろう?
という顔をしながら私の方を見ています。

車は衝突しませんでしたが、お互いに数秒、ポカンとした顔で
見つめ合ってから、相手の車は何事もなかったかのように
ハンドルを左に切って立ち去って行きました。

今のはいったいなんだったのだろうか?
考えながら山を下って行くと、やっと恐山の駐車場に到着しました。

空は晴れ渡り上天気です。
支度を終えて車を出ようとすると、にわかに空が真っ黒になり
バケツをひっくり返したような豪雨が降り出しました。

じきにやむだろうと思い、車の中でしばらく待っていましたが
30分たっても、1時間たっても、いっこうにやみません。

少々の雨ならば、降りるのですが、目の前の視界が一つも開けないくらいの
大雨が降り続き、降りることは無理な状況です。

1時間半が過ぎ、このままでは、次の取材場所のアポに間に
合わないと判断した私は、会社に事情を説明して
恐山の取材を飛ばすことにしました。

エンジンをかけて駐車場の門を出て数百メートル走ると
またもや空が明るくなり、見れば恐山にも煌々と陽が射しています。

その時、ふと感じたのは、もしかしたら私は、昨夜のお風呂場の女性を
恐山に送り届けたのかな?というものです。

恐山には、黄泉の国とこの世をつなぐ場所があるとか・・・・

もしも彼女がこの世に未練を残しつつ、いつまでも彷徨わずに
昇天できたのならば恐山までお連れできて良かったと思います。

真相はもちろん分かりませんが・・・・。