東京で観たフェルメールの絵画

昨年の秋に国立新美術館でフェルメールの本物の作品「牛乳を注ぐ女」を観た。
今年の秋は東京都美術館で7つの作品を観た。

ディアナとニンフたち

2008-10-25 08:08:47 | vermeerの絵画

フェルメール展~光の天才画家とデルフトの巨匠たちが東京・上野の東京都美術館で開かれている。
一挙7点も展示された貴重なな展覧である。

この夏、吉永小百合さんのシャープの薄型TVのCM「世界の名画ギャラリー」で
鮮やかブルーととに映し出される「真珠の耳飾りの少女」の作家
ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer1632年~1675年)は、
17世紀にオランダで活躍した風俗画家。

はじめは神話・物語画家として出発、やがて風俗画家へと転向していく。
風俗画といってもフーゾクではありません。
「オランダの風俗画」というのは、美術史の上で一定の地位を占めており、
今回の上野の展覧会にもいくつかの有名画家の作品が掲示されている。

絵の前の列はほとんど動かない。静かに息を殺してそろそろと進む。
ようやく次ぎの作品の前に来た。



「ディアナとニンフたち」--これも神話を基にした物語絵画である。
本格的に風俗画家に進む前の作品とされている。

なお、このフェルメール鑑賞ブログを書くについては、昨年秋に国立新美術館で「牛乳を注ぐ女」を観たさい、幸運にもフェルメール研究の第一人者・小林頼子教授の講演を拝聴する機会に恵まれた。
その後、氏の研究論考本を幾つか読ませていただき、そのメモを基にしていることを、お断りしておきます。


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