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タバタセイジンの生態系

ヴィオラ奏者田端誠治の活動記録

最高のプレゼント♪

2006-10-17 23:11:03 | 演奏会
今日は僕の29回目の誕生日!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

とうとう20代最後となってしまった・・・

ここ数年誕生日には選りすぐりの演奏会チケットを取り、
自分へのプレゼントとしている。

昨年はナジ先生とティバイ先生のジョイントコンサート♪

そして今年は「ルツェルン・フェスティバル・イン。東京2006」
室内楽コンサートⅢ
に足を運んだ。

何と言ってもプログラムが涙もの!!!

この夏必死に練習を重ね本番をした
ブラームスの弦楽六重奏第一番をメインに
ブルックナーの弦楽五重奏。
(この曲は大学3年次にティバイ室内楽で学び、
 初めてオペラシティの小ホールで弾いた思い出の曲)
そしてブラームスのコントラルトとヴィオラ、ピアノによる2つの歌。

全ての曲に色々な思(想)いが詰まっていて
聞く前からうるっとしそう?!
チケット取れた時点でうるっ?!

授業後、ノートの採点や、ソフトボールの練習を終え、

いざサントリーホールへ♪

サントリーに着き、プログラムをもらい曲を見ると
ブラームスの二つの歌がない!!!
モーツアルトのVnとVaの二重奏曲第一番に変更!!!
結構ショック・・・

しかし演奏者のそうそうたる顔ぶれと超名演に
そんな気持ちは吹き飛ばされ、心洗われた♪

Vn:コーリャ・ブラッハー、アントン・バラコフスキー
Va:ヴォルフラム・クリスト、ヘンリク・シェーファー
Vc:クレメンス・ハーゲン、イェンス=ペーター・マインツ

まずブルックナー。
大学3年次に1年掛けて学んだ大曲!
音源も沢山聴いたし、スコアも何かも読んだので、
今でも楽譜の隅々まで今でも思い出される。
オペラシティの本番で2楽章中間部の第一音!
の音をではじいて青くなったな・・・とか
素晴らしい演奏に思い出も鮮明に浮かんできた!!!

休憩中、服部和彦個展でお世話になった
指揮の斎藤先生とお会いしたのは驚いた!

さて休憩後のモーツァルトのデュオ♪♪
これも大学卒業後のN田合宿で、
現在京都市交響楽団のVn奏者F原くんと弾いた曲♪

僕はモーツァルト最後にヴァイオリンからヴィオラに転科。
モーツァルトらしい演奏がいつか出来るようにと
今も精進している。これは鬼門だ。
11月のヴィオラデュオにもモーツァルトはあえて入れた。
僕の音楽に対する精進度が出るのでは!?(恐!

ラストのブラームスの六重奏!!!!!!
これには本当に涙が出て来た・・・
昨日までの28歳の時、1番さらった曲だろう♪
学生以来1日9時間ヴィオラと対したのはこの曲だ。

クリストのヴィオラの音色が心に染み渡り、
アツイものがこみ上げてきた(涙)

演奏終了後、日本ではなかなか起こらない現象。
カーテンコールの拍手が一つにまとまり
演奏者と聴衆が一体となった素晴らしい演奏会だった♪

僕も音楽で聴衆と一つになれるような
音楽家を目指し精進し、
20代最後のこの一年頑張って行こうと決心した♪

そんな最高のプレゼントに感謝♪

でしたでした。