医療業界は日進月歩

ハード面でもソフト面でも変化アリ。

日々の勉強が必要になる看護師

2021-03-22 09:13:05 | 日記
看護師は大学や専門学校などで学修し、試験に合格してようやく現場に出ることができます。
幅広い知識を得ることが要求されますが、資格を取って就職したらそこで勉強が終わるわけではありません。
学生時に学ぶ知識は広く浅く、現場での仕事には不十分だからです。
また、医療業界は日進月歩で進んでおり、正しいとされる知識の内容も頻繁に変化します。
そうした変化に対応できるように、看護師は常に勉強して正しい知識を身につけることが求められるのです。

そこで、多くの現場では卒後1年目研修をはじめとした、さまざまな研修が行われています。
院内だけでなく、看護協会など外部団体の研修も豊富に開催されており、多くの看護師をサポートしているのです。
勉強して新しい知識を身につけていくことは、患者の安全を守り、回復を助けるよりよい看護へとつながります。
万が一、ミスしてしまうと訴訟問題が起きる場合もあります。
正しい知識を持って看護にあたることは、つまり訴訟のリスクを減らすことにもつながっていくのです。

研修方法の1つとして伝達講習がありますが、これは講義を受けた人が理解を深めて得た知識を他者と共有する方法です。
講義を受けた人も他者に伝えることでその知識の理解をより深めることができるうえ、他者にも広められる一石二鳥の研修方法といえます。
看護師は専門性が高く人命に関わる仕事だからこそ、新しい知識を更新していくことが大切です。

医療のIT化の現状と看護師の仕事

2020-05-22 13:24:51 | 日記
医療のIT化は色々な分野で進んでいます。
その中でも電子カルテは多くの病院で導入されています。
カルテを保存しておくことを考えると、電子カルテは画期的な技術革新だったからです。
電子カルテなら保存だけではなく呼び出しも簡単です。
患者のカルテを探すという看護師の仕事が減って効率化できたのは良かった点でしょう。
電子カルテに関してはもう少し拡張する可能性があります。
現在では病院間で電子カルテの共有をしているところも少なくありません。
これが必要情報だけを薬局に送ることができるようになれば、処方箋を書く必要がなくなります。
薬の書き間違い、伝達ミスをなくすことにもつながります。

また、電子カルテによって看護師の仕事が楽になる面も多いです。
ただ、パソコンに関する知識は必要になりました。
電子カルテで医師の指示をチェックするときなどは、パソコンに触ることが求められるからです。
次の患者の呼び出しなど、医師のサポート方法も変わってきています。

もう一つIT化の現状としてあるのが画像診断です。
遠隔地などで診療をするときには画像が重要な判断材料になります。
そのため、看護師が画像を送ったり、資料をまとめる仕事もすることになるでしょう。
診察は医師がするにしても、細かい仕事は看護師が行うことが多いです。
患部の画像を送ることや患者の詳細な説明を看護師がすることになるのです。
遠隔画像診断は、看護師のサポートがあって成り立っている技術でもあります。