無事で何より~梅ちよ日記

人生は別れと出会いの繰り返し。
巡り来る季節に感謝しつつ、日々のあれこれを書き留めます。

宗次ホール

2013-02-27 16:32:37 | 日記
先日、音楽サークル「ビリーヴ」の講師である金光先生のコンサートに行ってきました。

会場は名古屋、栄にある宗次ホール。
ご存じ、カレーハウスCOCO壱番屋の創業者、宗次徳二氏が私財を投げ打って建てたクラシック専用ホール。
広小路通り沿いで廻りはオフィスビルやホテル、飲食店が立ち並ぶ繁華街。
座席は320席。ホールとしては小規模ながら造りは本格。隅々まで配慮が行き届いていて(座席シートのデザインとか)居心地の良い雰囲気。

演目は「日本の美、チェコの美」~歌とピアノの優雅なひととき Part2~

前半はダニエルフォルローさんのピアノで、チェコゆかりの作曲家たちの作品を5曲。ダニエルさんはチェコ出身岐阜在住のピアニスト。
後半は金光先生のソプラノ、ダニエルさんのピアノで、チェコ語の歌と日本の唱歌、オリジナル曲など。
金光先生の明るい人柄がよく表れた楽しいステージ。
ダニエルさんも日本の心を良く理解されていて、息もぴったりでした。

ホールでは、こうしたバラェティに富んだ日替わりプログラムを、ランチタイムコンサートの他、食事orスイーツ付きセットプラン、スイーツタイム、ディナータイムコンサートなどで楽しめるように工夫されています。

そして何と言っても安い!メニューも豊富!毎日通っても飽きない(多分)。
ん?カレーの感想みたい?

地方在住者にとっては、往復交通費のほうが高く付くのがツライ。


                   

春は名のみの・・・、雪でした

2013-02-19 21:39:09 | 日記
ブログを始めて一年たちました。
去年の2月19日、この日も氷点下だったようです。
今年も梅の蕾はまだ固く、午後には雪がちらつきました。

青森の酸ヶ湯では515センチの積雪。北海道から日本海側にかけて大雪注意報!
なごり雪とは程遠い降りようだ。
今年は雪だけに留まらず、隕石やPM2.5など恐いものも降ってくる。
去年は金環日食やふたご座流星群(3個見た!)などロマン溢れる現象で空を見上げたものなのに。
また、来月からは花粉と黄砂で大好きな布団干しができなくなる。

嘆いてばかりでは仕方ない。
それでも地球は回ってる。
ブログを始めたおかげで、見たいもの、知りたいことがまた増えた。
これからも休み休み、ぼつぼつ続けていくつもりです。

訪問してくださったみなさま、ありがとうございました。
これからも宜しくお願いします。


MRI(磁気共鳴画像)

2013-02-14 20:42:22 | 日記
先週、人生初のMRI検査を受けました。

数年前から時々耳鳴りが起こり、耳鼻科で検査を受けた結果、「加齢による」との診断。

ところが、昨年あたりから四六時中起きるようになり(右耳だけ)、当然「聞こえ」も悪くなって、テレビの音声は38~40くらい。少し離れた人の話しは声が聞き取りにくい。やかんのお湯が沸騰している音に気付かなかったこともしばしば。
突発性難聴に罹った人が周りに何人かいて、思い切って大病院で検査を受けることにしました。

聴覚検査ではやはり聴力は落ちているものの、耳の骨など異常なし。
そしてMRI。
健康番組でよくみかけるあの装置。
仰向けに寝そべったまま頭部だけお釜みたいなところにつっこむ。その金属音にびっくり。緊張でドキドキして、画像に影響しないかなどと無意味なことを考えているうち、15分ほどで終了。
注射を打ったり、何かを飲んだり、絶食したりしなくていいからラクでした。

結果、「異常なし」。

私はいわゆる「頭痛持ち」で、炎天下でスポーツした後など必ず吐き気がするほどの頭痛に襲われた。
60近くになって知らぬ間に頭痛の症状はなくなり、かわりに(というわけではないだろうけど)腰痛や耳鳴りがはじまった。
画像を見て下さった脳外科の先生によると、「過去にも血管が切れたり、詰まった痕跡はない」とのこと。

長年悩まされたあの痛みはなんだったのだろう?
病は気から、ということ?
それとも身体が必死になってストレスと戦っていたのかしらん?

「聞こえ」は良くなることはなく治療法もないけれど、ここまで無事に来れたことがどんなに有り難いことだったか、しみじみ感じたことでした。
そしてこんな高度な装置が気軽に受けられる日本の医療制度も有り難いと思いました。

なあなあ

2013-02-07 21:47:15 | 日記
三浦しおん著「神去なあなあ日常」

hirorinさんのブログでこの本のタイトルを読んだとき、ふと義母の顔が浮かびました。
義母は「なあ」とか「なあなあ」を口癖にしていて、意味が解らなかった私はいつも話をはぐらかされているようで、真剣に悩んだものです。
これが方言と知り、著作を読んで納得しました。

義母は尾鷲の人でした。
11歳で実母と死別。この日から幼い弟たちのため、ごはん炊きとお弁当作りが彼女の日課に。
家事全般が不得手の継母に代わり、炊事、裁縫を姉と二人でこなしました。
女学校に通うため故郷を離れ、大阪に移りその後結婚。年に何度か帰る事はあっても、20代以降は住むこともなかった故郷。
なのに、80代で亡くなるまで「な」「なあ」と言い続けていた義母。

私は結婚当初から同居していましたが、義母の言動が理解できず、晩年は認知症が加わって、いらいらが募って、つい、きつくあたることもありました。
家事をずいぶん助けてもらったのに、穏やかな人だったのに・・・。

この歳になって初めてわかる事、知ったことが多すぎる!
運命の神様は意地悪だ。私を試しているとしか思えない。

木瓜(ぼけ)の花。陽当たりが良いせいか、いつもほかの梅よりはやくいちばんにひらく。

「これはばあちゃんの花や」
ブラックジョークともとれる言いぐさで、この木を植えていた夫。
「なあね」
といいながら、せっせと水やりしていた義母。
元気に今年も咲いてます。
                            こちらはもう少しお待ち
                      



「神去なあなあ日常」は痛快でファンタジックで楽しい作品でした。おススメです。