せきらら結婚生活日記

日々の日記です。

わたしの絵心

2005年09月07日 23時35分37秒 | せきらら私話
「絵心」つながりということで、
私の「絵心」のお話でも致しましょう。

今から4年前。
私の小さなお友達・シュウちゃんの家でのこと。

当時1歳9ヶ月だったシュウちゃん。
落書きが大好きなシュウちゃんは、クーピーを片手に、画用紙に落書きをしまくっていました。(私たちはこれを”カキカキ”と呼んでいる!)

落書きをはじめたのは1歳半を迎える少し前だったでしょうか。
初めのころは、クーピーを握り締めて右に左に往復させるだけ。
赤や青、黄色に緑、色んな色を試してはニッコリしていたシュウちゃん。
それがいつしか、円を描くようになりました。
「まるまるまるまる」といって描いてみせると、
「まーまーまーまー」
と言って、円を描きなぐるシュウちゃん。

ちょうどそのころ、色んな言葉を覚え始めたシュウちゃんは、大人がお花を描いたら、それを指差し、
「おはなっ!」
と嬉しそうに叫び、トマトを描けば、
「ままとっ!」
と、これまた嬉しそうに叫ぶようになりました!!
野菜の名前を覚えだしたころには、ピーマンやトマト、きゅうりなどの絵を見ては、ものの見事に当てていったのでした。

やがて、野菜を当てるだけは物足りなくなったシュウちゃんは、お父さんやお母さんにクーピーを渡して「ピーマンっ!(を描いて!)」と促し、リクエストどおりにピーマンを描くと、さも当てたかのようなしたり顔で、
「ピーマンっ!」
と叫び、自ら拍手で自画自賛するようになったのですっ!!

そんなときでした。
私の「絵心」が試されたのはっっ!!!


シュウちゃんちに遊びに行けば、
私も例にもれず、「ピーマン!(描いて!)」とシュウちゃんに言われ、頑張って描いた。描いた。描いた。

・・・でも・・・

もともと絵はあまり得意ではない私。
奮闘して描いたピーマンも、シュウちゃんにはなかなか認識されず、しばし沈黙・・・ 
どうも答えに困っている様子なのです。
一方、イラストレーターのシュウママがサラサラと描いたピーマンは、
「ピーマンッ!」とシュウちゃん即答!!

うぅぅ・・・悪かったわね、下手くそで!!


2歳を迎える少し前のシュウちゃんは、
大人たちが「カキカキしようね!」といっているのをよく耳にするせいか、カキカキしたくなると、
「カキッ!カキッ!」
と促すようになりました。

楽しそうに、「カキカキ」を始めるシュウちゃん。
そして、シュウちゃんの描く絵を見ると・・・  
なんとっ、大きな円の中に小さな円を描いているではあぁりませんかっ。
見ようによっては、顔に目を描いている様にも見える。
さらに、見ようによっては、「アンパンマン」を真似ているようにも!

シュウちゃん、アンパンマンが大好きで、ずっとリクエストしてたもんなぁ。
私も描かされました。
とはいっても、アンパンマンは、マルとマルの応用編の組み合わせなので意外と描きやすく、絵が苦手な私でもそれなりにかけたのでした。
ちょっと得意になった私は、
シュウちゃんに「アンパンマン」をリクエストされるたびに、自慢げに描いて見せたのでした。

ところがぁぁぁぁ・・・・

アンパンマンだけでは物足りなくなってきたのか、シュウちゃんの中で、新たなキャラクターのレパートリーが増えていったのでした。
「アンパンマン」のリクエストがまたくるぞぉー!! とタカをくくっていた私。
さあこいっ! と構えた瞬間、
「カレーパンマンっ!」
「食パンマン」
(シュウちゃんは『ショッカマン』と言っている)
「ドキンちゃん」
と、次々と今までシュウちゃんの口から出てこなかった名前がついて出てきたのでした。

えぇぇぇぇーーーっ! そんな高度なもの、描けないよう。。。

「ねぇ、アンパンマンにしよっ!」
とシュウちゃんを説得にかかる私。そのときのがっかりしたシュウちゃんの表情。
今でも、脳裏に焼きついています。
結局、ママが助け舟を出してくれたおかげで、このときは何とか難を逃れたのでした。

あぁぁ、私の絵心よぉーーい。
どこへいってしまったんだよぉーぅーー。

と叫んでみる私なのでした。