戦後のスカ型70系の2等車サロ75を格下げしたサハ75に扉を増設したのが、このサハ75100番台です。
現役当時の写真を見ると、格下げ後も2等車時代の座席が使われていて、他の3扉車とは違った雰囲気の車内だったようです。
この車は切妻なので、他の戦前型と比べ組立は楽でした。
ナンバーは適当に103番としましたが、レイルロードの写真集「サイドビュー国鉄(JR)飯田線電車」を見ると、ベンチレータの形状が異なるようです。
また、写真を見ると、雨樋はあるものの、屋根と幕板の色が同じブルーのようなので、実車は張り上げ屋根だったようです。
床下は簡単にまとめました。
実物があっさりしていますので、細密化はやりようがありません。
4両のサハは屋根、ベンチレーターの他に台車も違っていました。
私はこのサハに乗ったことはありませんが、身延線のサハ45には乗りました。
同様に2等車格下げのサハでしたがとても座り心地の良い椅子でした。
春先でしたのでモワ~っと暖かい暖房が利いていてそのまま眠ってしまいそうでした。
サハ45に乗車されたとは、羨ましいです!
実物に接することが出来なかった者としては、当時の写真で想像するしかありませんが、そのゆったりした座席から乗り心地の良さが偲ばれます。
そういえば、ストック品にピノチオのサロ45キットがありますので、いずれ大糸線仕様で作るつもりです。