ここへ来ると、先月、住職から注意されたことを思い出す。その時は早朝で、住職が竹箒で境内を掃除をしているとき。境内に入った私が、赤い和傘近くでシャッターを切り始めたとき、住職が先ほど掃いていたはずの、私がいる場所の近くを掃き始める。「おはようございます」と挨拶をしても返事がない。う~ん。微妙な空気感、これは何かのサインかと背中に感じつつ、境内をぐるりと回って、鐘楼に着いて数枚撮ったところで、後ろから声がかかる。下から私の顔を見るような姿勢と鋭い眼光で、「あなた、撮影前にお参りしていないよね。寺というところはね、お参りをするところなの。私が言っていることはわかりますか」と。あの時、そういうことがあったので、真っ先にお参りをして、仏さまに手を合わせる。しかし、後からやってきた、近くにいたお年寄りから「先生」といわれるプロ写真家とそのお友達たちは、(1か月前の私と同じように)お参りをすることはまったくなく、山門をくぐると、「今日は空が真っ青だが、空は入れないほうがいい写真になるよ」と話しながら、数枚写真を撮った後、それぞれが肩に担いでいた大きな三脚を立てて写真を撮り始める。この時、この場所に住職がいたら、彼らになんて言うんだろうか。「いい写真をとるぞ」オーラを放つ怪獣たちと、鋭い目から「お参りビーム」を放つ住職が対峙するシーンを妄想しながら、寺を後にした。
宿から。大島の上に朝日が昇る。
早朝の片瀬白田駅
河津には、菜の花と河津の桜を一緒に撮れるロケーションが少ないですね。菜の花は、桜を引き立たせる名脇役なので、川沿いの土手にもっと植えてほしいです。ちょっと残念。
単身赴任生活も終盤となっているので、テレビで見るだけじゃなく、一度は行っとかなかきゃと思い、湯河原梅林と河津桜を見に出かけました。湯河原梅林は本当にきれいなところですね。ここへ行くなら駅からバスがベストです。バス優先なので、18分で着いちゃいます。マイカーは、駐車場空き待ちの渋滞です。ここの梅のピークは2週間後ぐらいか?。満開の機会に見に来たいですね。
一方の河津桜は、一昨日ぐらいがピークですね。今年は暖かったので、例年より1週間早いそうです。
金戒光明寺の後、巷で人気のおみくじを買いに、上賀茂神社へ。
↑写真撮影はNGで、撮らないでくださいと言われたのは、撮った後でした。
↓檜皮葺の屋根からは、雪解け水の滴が滴る。
この日、一番撮影していて、面白いところでした。
とりあえず、帰省を利用して京都に行ったものの、特にどこが見たいというものがなかったので、「京の冬の旅」のHPを見て、20年ぶりの公開と書かれた建仁寺塔頭の久昌院を皮切りに、知恩院(大方丈・小方丈)→金戒光明寺(松平容保と近藤勇 謁見の間)を回りました。この時期の京都を回っていつも感じることは、京都の神社仏閣の境内に花が少ないこと。今回のルートで唯一目にしたのは、金戒光明寺のわずかばかりの梅。前夜に雪が降っていなければ、寂しい1日になるところでした。
↓金戒光明寺