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"Beauty and The beast"なブログを目指して・・

ファイトクラブ

2006-03-01 23:41:48 | Weblog


今日、「ファイトクラブ」を見ました!!
何回も見てる映画なんだけど・・・やっぱ面白いです。見るたびに新しい発見があって・・・ってどこにでも書いてそうな感想ですね。。

この映画は簡単に言ってみると「消費社会のこの現代の世の中。玉無し平和ボケの若者たちを風刺&活を入れている」わけです。まだ見てない人は「んな!?」となると思います。もう見てる人は「ああ、そうだねぇ」か「え?そうなの?」の二つだと思います。いや、僕の主観ですけどね。結構あたってると思いますよ、今回は。日本人(特に女性)には王子様化しちゃってるブラッド・ピッドがこの映画では思いっきりイカれに変身しちゃってもう大変・・。
ストーリーは上手く言えません(言うと肝心なとこがバレますので)
男性向けっすねぇ・・・女性にはあんまり理解できないんじゃないかと思います。ちょっと野蛮でエグい場面もチラホラ・・・・

でも今まで見た映画で一番良かったランキングトップ50には入る映画ですよw(おい)結構僕映画好きなんで個人的にお勧めな映画あったらぜひ教えてくださいね!
もちろんジャンルは問いません。あ、ごめんホラーは無理かも(一人じゃ嫌!)

最後に、この映画を見て考えさせられたのは現在の日本という国のあり方についてです。「え?どっからそっちに行っちゃうの?」ってつっこまれそうですが、ちゃんとした根拠があります。
それは①消費社会②平和ボケ がこの映画で強く意見されていたからです。

①消費社会について:消費社会とは悪いイメージと一転、良いイメージでの二つの意味の「ものが満ち溢れている」ということがいえると思います。ここでの「もの」とは単に物質的なものと、そうでないものとに区別できると思います。つまり、経済学でいうフェティシズム(物神崇拝)を生み出す要因になる物的概念と、娯楽や余暇などの所謂「遊び」いう概念です。後者は一見無害で善意すら感じることができます。前者は見るからに悪な臭いですね。しかし、このどちらについても・・いや、このどちらも併せ持つ現代社会だからこそ、消費社会とは議論されなくてはなりません。前置きが長くてすいません。
すなわち、消費社会に対する基本概念は「人と人との関係が物的関係に転化してしまう。だか一方で今までの社会と違い、余暇という概念が生まれ、人は前よりも豊かになった」これにこの映画は活を入れているわけです。何が言いたいのかと言うと、その余暇は一見、人の営みを豊かにしたかに見えるが、一方、人は日々の営みというものに対して価値を見出せなくなってしまった。というものです。確かに、人の生活は豊かになりました。しかし、みなさんは日々の生活を「流れるもの」としか認識してないのではないでしょうか?(違ったら申し訳がないです)欲しい物はある程度のものなら何だって手に入る、病気にかかったって命の心配よりもお金の心配。次の日がやってくるのかどうかという瀬戸際の危機感の中にある生の喜び。これについて日々感じていないことと思います。今僕だって感じることができません。日々の生に対する喜び、自分というアイデンティティに対する喜び。それが無くなったと訴えているのです。ブランド物のバッグがほしい、あれがほしいこれがほしい。金持ちになりたい。そういう物神崇拝をもう一度見直すべきだと言っているのだと思います。
②平和ボケ:言うなれば本題です。その物神崇拝から生じる物への執着、日々の価値についての欠如。そして平和。日本人はよく平和ボケしていると言われますが、確かに。日本は平和で腐っています。平和という、理想の概念に世界で一番近い国である日本。しかしそこから生まれる幸せという怠慢に縛り付けられ。幸福の中にありながら自らを不幸と言う。果てには何でも手に入る世の中で、努力も忘れ、ただ生きている・・・・。社会的な存在としての人間としてはとても幸せだと思います、努力しなくても幸せ。しかし人間の尊厳とは無縁な、「生き物」としか見えなくなってしまいます。「幸せって人それぞれだし・・」と言う人もいますが率直に、論外です。生きているということに対しての人間の幸せ、人間の尊厳に対する幸せに気づいてないだけなのです。そこからすでに物神崇拝が始まっているのだと考えてください。そんな日本に将来はあるのでしょうか。それは誰にも分かりません。しかし僕はあるとおもいます(おい!!)なぜなら人間は卑怯だからです。その代わり、その日本はくだらない国であることは間違いないでしょう。だからこそ、私たちは自己、そして国についてよく考え、政治に参加していくべきなのです(まとめがちょぴっとなのは申し訳ない!詳しく書くと二倍くらい伸びる~~)

そう思えたとき。この映画はトップ50に食い込んできましたw素晴らしいと。
いやぁ~なんか自分とキャラ違ってたなぁ・・・こんなんじゃないんですよ?ホントは。やっぱり見終えたとき、社会に対して、一つの概念に対して深く考えさせされるものは好きです。