シドニーの風

シドニー駐在サラリーマンの生活日記です。
心に映るよしなしごとをそこはかとなく書き綴ります…祖国への思いを風に載せて。

WBC二次ラウンド

2009-03-21 07:35:39 | あれこれ
 日本は昨日の試合で韓国に快勝し、二次ラウンド1組トップで準決勝に駒を進めました。もっとも昨日の試合は、負ければ準決勝ゲーム1でベネズエラと、勝てば準決勝ゲーム2でアメリカと対戦することが決まるだけのことで、どちらか一方が対戦相手として組みやすいということはなく、言わば勝っても負けてもどちらでもいいような試合でした。特に韓国にとってみれば、日本との対戦成績が2勝1敗で優位に立っていたので、なおのこと、消化試合のような趣がなきにしもあらずで、日本チームも、これまで登板経験のなかった若手選手をつぎ込みながら、なんとか勝利をものにして韓国との対戦成績を五分に戻し、イチローの言う「日本のプライド」を満足しただけの試合でした。
 二次ラウンドを通じて感じたことは、日本の投手陣が健闘していることと、イチローが打撃不振からなかなか抜け出せないことでしょう。
 日本の投手陣は素晴らしいですね。松坂をはじめ、この時期によく調整したものだと感心します。
 イチローの低迷ぶりは、毎年のシーズンでもスロー・スターターでもあり、それほど気にしないつもりでいても、二次ラウンドでも得点圏で凡退する場面が多く、見ていてやきもきしている人が多かったことでしょう。幸い、青木をはじめ城島や岩村など他の選手が打ってくれて、試合にも勝ち残ったので、本人も救われたでしょうが、本人がそもそもWBCにヤル気満々でしたし、ただでさえ注目を集める選手ですから、声援や報道陣の反応を通して、我々の思いを増幅して、敏感に感じとっているでしょうし、責任感も強い男ですから、心中察するに余りあります。早くWBCの一打席一打席を楽しめるようになって欲しいものです。
 それにしても、オーストラリアでWBCの知名度がゼロに等しいのは、残念ではあります。あるいはオーストラリア・チームが準決勝に残っていたら、テレビ中継になったかも知れませんが、私の知る限り、一次ラウンド敗退はニュースにすらなりませんでした。スポーツに関して、クリケットとフットボール(ラグビー)に尽きるオーストラリアと言ってしまえばそれまでですが、文化圏が全く違うということを、あらためて実感します。


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