SWORD中央ラボ分室

『アストロミゼット』HPブログ出張版
自企画の紹介が主ですが「小サイズ可動フィギュア」の可能性も広く研究しています。

【開発記録】グラニ馬形態の可動域を広げる・後編

2019-04-10 03:29:07 | Laboratory
前回の続きです。

脚部の取り付け基部は人間で言えば股関節に当たります。
前後のスィングだけでなく、脚を外側に開いたり、逆にすぼめたり…と自由な可動範囲を与えるために5mmの一軸ジョイントをボール部5mm径のボールジョイント軸と交換します。
まずはABS製のジョイント軸(画像の赤い部分)を切り落とし、切断跡に軸と同じ径の穴を開けます(作例では3ミリ)。
そこにボールジョイント軸をはめ込めば完了…という簡単な工作。
うっかり穴を大きく開けてしまったり、緩むのが心配な場合は軸径を瞬着で太らせるか、ひとおもいに接着しても良いでしょう(ただし接着剤の量には注意)。



一見足首に見えますが実はつま先の関節は、ボール状の部分(赤く記した部分)を丸ごと取り除きます。
この取り除いた球状構造の替わりに市販の球状ジョイントを取り付けます。
切断面を平らにするのが失敗の少ない方法ですが、工作に自信があり、より関節の密着度を高めたい方は断面を削ってへこますと良いでしょう。



贅沢を言うと他にも首の基部や尾の付け根を可動させたい、腰を横ロールだけでなくもっと自由に動かしたい…等々、次から次へと手を付けたくなりますが、今回は脚部のみにしておきましょう。
それでもこれだけでなかなかポーズの自由度は増します。

心なしかプロポーションに色気…というか、エロさも出てきたようにも個人的には感じるのですが…どんなもんでしょう???

基本的に、可動を増やす場合バイクの部分には手を入れずに済むような設計にしてますが、まだまだ商品の可能性はあるものと考えますので、腕に憶えのある方は他にも色々挑戦してみては如何でしょうか?

…やっぱり跳ね馬ポーズが良いよね♪
(画像は加工してあります。バランスの関係上二足での自立はできません)

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