怒涛の勢いで貪るように観ていたが、残りが少なくなってくると、
まだ終わってほしくない、という思いから、
だんだんペースが遅くなっていった。
それでも、やがて涙の最終回はやってきた。
紅白の「第157回」ももう一度観たが、わずか20分足らずだ。
「あまロス症候群」という言葉があることは前から知っていたが、
僕が今ごろになって実感することになるとは。
なんだか、毎日に張り合いがなくなった。魂が抜けてしまったというか、
ため息をつく回数が急に増えた気がする。
去年、待合室のテレビから毎日のように聞こえて来ても、
何の興味も湧かなかったあのテーマ曲が、
今はちょっと思い出しただけで、ドラマのいろんなシーンが脳裏によみがえり胸が熱くなる。
能年さんの(いや、ここはアキちゃんの)希望にあふれる笑顔、友人をいさめようとする毅然とした眼差し。くじけそうな時の涙をいっぱい浮かべた黒い瞳。
恥ずかしい話だが、切なくなって、何度泣きそうになったことか。
歳をとると涙もろくなるんです。
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はる3
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