学校の屋上でクリームパンを食べながら、家族について語り合う親友の２人。
ハツキの母アキの元バンド仲間でハツキの父親代わりでもあるヤグは、もう２年も世界放浪の旅に出たままです。
ハツキは、父親がきちんと家にいて母親が勉強の心配をしてくれる「ふつう」の家庭に憧れているのに対し、
ともちゃんは、自由で楽しくいつも笑っていられる家庭に憧れています。
「いろいろなんだね」とつぶやくともちゃんのセリフが意味深で、このちょっとした意識のずれが、
やがて２人の関係に微妙な影を落とすことになります。
さて、家計のやりくりに腐心するハツキは、今日もスーパーのタイムセールに合わせて買い物をしています。
そこへ、佐々木のおばちゃんが乱入。
無遠慮に喋りまくり、さすがのハツキもたじたじです。
ここで、おばちゃんが言っていた、「去年、めいだい落っこって浪人しとるマサヤ君云々」の「めいだい」。
関東地方で（ひょっとしたら全国的に？）「めいだい」と言えば「明大」つまり「明治大学」を指すことが多いそうですね。
でも、中部地方では、「名古屋大学」のことを略して「名大（めいだい）」と言っています。
これは、例の鶴舞公園の桜の写真ですが、向こうに見えているのは「名大病院」です。実は、鶴舞公園のすぐ隣に名大の医学部があって、そこに附属病院が併設されているのです。
実は、と言う程の事でもないですが、
でも、「鶴舞公園」と「名大」の登場の仕方が、ちょっとした偶然の悪戯みたいに感じられ、
なんだか嬉しい僕でした。
