燕猫の気まぐれ日和

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13個のオレンジを3人で分けるには

2024-06-21 06:10:03 | 

13個のオレンジを3人で分けるには?

 

と、聞かれたら皆さんはどう答えますか?

 

方法としては

1️⃣4個づつ分けて一個は3等分に切り分ける

2️⃣量りを使って、平等に3等分する

この方法が一般的でしょうか?もしかしたら、大きい小さいや、甘い甘くないがあるかもしれませんが「分けて」と言われたら、こういう考え方が真っ先に浮かぶと思います。

 

ではこういう方法はどうでしょうか?

3️⃣オレンジをジュースにして、3人に分ける

これ、思いつきましたか?

確かに、オレンジをそのまま分けろとは書いてません。これも一個の方法と思います。

では、もう一つ。

4️⃣そのオレンジの種を植えて、木を育てて、実ったオレンジを3人で分ける

これ、思いつきましたか?確かに文章にはオレンジを植えるなとは書いてませんし、いつまでに分けろとは書いてません。

でも、こう思いますよね「いや、オレンジの木が育って実ができるまでに何年かかるんだよ、それまで3人居るのかよ、そんなの不可能だろ?」って。

 

不可能。ほんとうにそうでしょうか?

1️⃣2️⃣の考え方をロジカルシンキング3️⃣4️⃣の考え方をラテラルシンキングといいます。

 

ロジカルシンキングは理論的な考えです。筋道を考え整理し、実現可能なのかどうか、そして考えを掘り下げ、一個の答えを導きます。

 

ラテラルシンキングはその逆の思考です。一個の答えではなく複数の回答があり、枠組みや理論にとらわれず、常識からも外れていく。可能か不可能かは関係ない自由発想です。

 

私達は考えるときに想像するよりも先に、それは実現可能だろうか、が先にくると思います。なので、何かを始めるときには「これは無理だろう」を最初から排除した考え方になるのです。つまり、考え方がロジカル一本。実は、凄く窮屈な考え方何だと思います。

あれをやりたいけど、こうだから無理。じゃあこれは?これは難しいだろう。それじゃあ……物事が解決しない堂々巡り会議ですよ(笑)

堂々巡りをしてしまう考え方の中に、ラテラルな考え方を入れてみると楽しくなるし、一気に問題が解決することがあります。

 

馬車が自動車に取って代わったのも「早い馬が欲しい」という利用者の希望をロジカルに考えてたら、未だに私達は馬車に乗ってたかもしれません。

「早い馬がほしい」=「早く移動したい」=「馬じゃなくても早いやつ」

という「移動手段は馬車」というラテラルな考え方を払拭した人が居たから車が普及したんです。

 

CDやブルーレイを返却するのが面倒、延滞料金嫌だ。という利用者の意見に対してサブスク型の郵送などによるレンタルシステムが一時普及しました。お店に行く手間も延滞料金も無い。しかも、借りても借りなくてもお店も損はしない。なかなかラテラルでしたが、これも最近は少なくなりました。

それを上回る発想が、今はほぼなんじゃないですかね?「動画配信サービス」これが主流かと思います。でも、レンタルシステムが普及しているときからこれはあったんですが、「動画配信で成功なんてありえない無理だ」と言われ続けていたんですよ?でも、ネット環境がどんどん普及し、どこでも動画が見れるようになり、形勢逆転したんです。レンタルじゃなくて配信。映像が見たいんだ!に着目した発想が最終的に成功した一例だと思います。

 

では、問題です。今から1時間かかる空港までなるべく早く行きたいんだ!という時にどんな方法が浮かびますか?ラテラルに考えてみてください。

 

私の場合は、どこでもドアでした(笑)実現不可能ですかね?

 

ちなみに4️⃣オレンジの種を植えて木を育てて実ったオレンジを3人で分ける

 

と言ったのは、小学生に上る前の子どもの発想ですよ。いろんな発想を豊かに持っているって色んな可能性を持っているってことなんだなって思いました。

 

 



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