オールドレーシングカー談義

1950~1970年代のレーシングカー、その他のマシーンについて語り合うブログです

MOTOGPバルセロナ-2016

2016-06-07 | MOTOGP




6月4日(土)、バルセロナ戦 モトGPクラスのFP3が行われた。ルイス・サロムの死亡事故を受け、新レイアウトコースを使用するため15分間延長。

予選
MotoGP第7戦カタルニアGP、MotoGPクラスは、スペインのバルセロナ・カタルニアサーキットで2日目の予選を行ない、マルク・マルケス(ホンダ)が1分43秒589でポールポジションを獲得した。 初日のルイス・サロムのアクシデントを受けて、2日目午前中のフリー走行3回目からF1用のレイアウトのコースを使用。このレイアウトは、バックストレートが若干短くなり、バックストレートエンドの10コーナーが鋭角の左コーナーに。短いストレートを経て、2輪GP用コースに再び合流した後、サロムのアクシデントが発生した2輪GP用コースの高速12コーナーは使用せず、この区間が右、左、右のシケインの13、14、15コーナーとなって最終コーナー(16コーナー)につながるレイアウト。全長は4.655kmから4.727mに、コーナー数が13(左5、右8)から16(左7、右9)となる。
 通常、Q1、Q2の選抜は3回のフリー走行の総合順位で決まるが、今回はコースレイアウトが変更となったことから、フリー走行3回目の順位上位10位までのライダーがそのままQ2に、11位以下のライダーによってQ1が争われ、Q1の上位2名がQ2に進むという方式となった。

MotoGP リザルト
順位No.ライダーマシンタイム
1 93 マルク・マルケス Honda 1'43.589
2 99 J.ロレンソ ヤマハ 1'44.056
3 26 ダニ・ペドロサ Honda 1'44.307
4 8 H.バルベラ ドゥカティ 1'44.322
5 46 V.ロッシ ヤマハ 1'44.324
6 25 M.ビニャーレス スズキ 1'44.329
7 35 カル・クラッチロー Honda 1'44.366
8 29 A.イアンノーネ ドゥカティ 1'44.458
9 9 D.ペトルッチ ドゥカティ 1'44.911
10 4 A.ドヴィツィオーゾ ドゥカティ 1'45.029
11 45 S.レディング ドゥカティ 1'45.030
12 44 P.エスパルガロ ヤマハ 1'45.218
13 41 A.エスパルガロ スズキ 1'44.914
14 38 B.スミス ヤマハ 1'45.197
15 51 M.ピロ ドゥカティ 1'45.538
16 68 Y.ヘルナンデス ドゥカティ 1'45.690
17 50 E.ラバティ ドゥカティ 1'45.885
18 6 S.ブラドル アプリリア 1'45.892
19 43 ジャック・ミラー Honda 1'45.942
20 53 ティト・ラバト Honda 1'46.205
21 19 A.バウティスタ アプリリア 1'46.463


■レプソル・ホンダ・チーム/マルク・マルケス(予選1位)
「今朝はいいフィーリングがあってうまく仕事ができた。でも、いいフィーリングを得ていたバイクで転倒してしまったのは厳しかった。FP4ではレースタイヤでいいペースで走ることができ、とても快適だった。予選ではいい仕事ができたし、これは仕事がうまく進んでいることを意味している。ポールポジションに満足しているが、すでにレースについて考えている。明日はどうなるか分からないが、今日のポールポジションを2週間前に亡くなった祖母と、ルイス・サロムに捧げたい」

■モビスター・ヤマハ・MotoGP/ホルヘ・ロレンソ(予選2位)
「昨日のルイスのアクシデントは悲劇的だった。セーフティコミッションはコースの変更を決断したが、ボクたちのマシンにとっては厳しい変更だ。1速ギアで走るコースが多く、ライバルのほうが少し有利だ。最終的にいいラップタイムを記録できたし、明日は表彰台をねらいたい」

■レプソル・ホンダ・チーム/ダニ・ペドロサ(予選3位)
「フロントロウを獲得できてとてもハッピー。今シーズンはフロントロウを獲得するためにトライしてきたからこのことは重要だ。明日のレースでは2日間使用してきたニューシャーシで臨むつもりだ。タイヤチョイスが重要になるだろう。今日はいろんなセットアップにトライしたが、最終セクターは昨日までとは異なり、ライダーに対してコースのすばやい攻略が要求された。いずれにしても難しい部分だった。予選ではいくつかミスをしたが、幸いにもフロントロウを獲得できた。昨日起こったことは忘れられない。ルイスと彼のファミリーはマヨルカでミニバイクを始めたころからよく知っている。彼は強く、ポジティブな人間だった。彼のことを決して忘れないだろう」

決勝

順位No.ライダーマシンタイム/差
1 46 V.ロッシ ヤマハ 44'37.589
2 93 マルク・マルケス Honda +2.652
3 26 ダニ・ペドロサ Honda +6.313
4 25 M.ビニャーレス スズキ +24.388
5 44 P.エスパルガロ ヤマハ +29.546
6 35 カル・クラッチロー Honda +36.244
7 4 A.ドヴィツィオーゾ ドゥカティ +41.464
8 19 A.バウティスタ アプリリア +42.975
9 9 D.ペトルッチ ドゥカティ +45.337
10 43 ジャック・ミラー Honda +49.514
11 8 H.バルベラ ドゥカティ +46.669
12 6 S.ブラドル アプリリア +55.133
13 50 E.ラバティ ドゥカティ +57.974
14 53 ティト・ラバト Honda +1'00.141
15 51 M.ピロ ドゥカティ +1'00.429
16 45 S.レディング ドゥカティ +1'16.269
17 68 Y.ヘルナンデス ドゥカティ +1Lap
RT 41 A.エスパルガロ スズキ +7Laps
RT 99 J.ロレンソ ヤマハ +9Laps
RT 29 A.イアンノーネ ドゥカティ +9Laps
RT 38 B.スミス ヤマハ +19Laps


MotoGP第7戦カタルニアGP決勝トップ3コメント:

ロッシ「前に出たマルケスを見たとき行けると思った」
■モビスター・ヤマハ・MotoGP/バレンティーノ・ロッシ(決勝1位)
「すごくプッシュして、レースの大半でトップを走ることができたけど、マルケスに大きな差をつけることはできなかった。レース終盤を心配していたけど、前に出た彼を見たとき、行けると思ったんだ。ボクのキャリアの中でもベストにあげられるすばらしい勝利だ。この勝利をルイス・サロムと彼の家族に捧げたい」

MotoGP第7戦カタルニアGP マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)
■レプソル・ホンダ・チーム/マルク・マルケス(決勝2位)
「気温が上がり、より苦戦することは分かっていたから、とても難しいレースだった。限界まで攻め、バレンティーノとすばらしいバトルができたけど、ロレンソがリタイアしたのが分かったので、ポイントを獲得することが重要だと思ったんだ」

MotoGP第7戦カタルニアGP ダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ・チーム)
■レプソル・ホンダ・チーム/ダニ・ペドロサ(決勝3位)
「ミディアムコンパウンドのタイヤチョイスはギャンブルだった。序盤にビニャーレスがなぜあんなにアグレッシブだったか分からない。それでトップグループに逃げられてしまった。リズムをキープすることにトライしたけど、終盤の6周はほとんどグリップを失っていた。だれもがルイス(・サロム)をサポートしているのはうれしいし、この結果を彼に捧げたい」




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