オールドレーシングカー談義

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はやぶさ2のスイングバイ

2015-12-04 | 航空宇宙

はやぶさ2「軌道に入ったとみられる」
12月3日 22時53分

はやぶさ2「軌道に入ったとみられる」
 生命の起源を探る日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が、3日午後7時8分、地球に接近して進路を変える「スイングバイ」を行い、小惑星を目指す軌道に入ったとみられます。成功したかどうかが分かるのはおおむね1週間後で、成功すれば、「はやぶさ2」は3年後の2018年に小惑星に到達する予定です。
去年12月に打ち上げられた日本の小惑星探査機「はやぶさ2」は、生命の起源に迫る手がかりとなる物質を探そうと、小惑星「Ryugu」を目指しています。
「はやぶさ2」は、これまで地球と同じような軌道で太陽の周りを飛行していましたが、地球と火星の間にある小惑星に向けて本格的な飛行に移るため、3日午後7時8分、地球の上空3100キロまで接近し、地球の重力を利用して進路を変える「スイングバイ」を行いました。
JAXAによりますと、成功したかどうかが分かるのは十分なデータがそろうおおむね1週間後になるということですが、これまでに得られているデータからは、「はやぶさ2」は小惑星を目指す軌道に入ったとみられるということです。
「はやぶさ2」は地球に最接近した午後7時ごろから、地上のアンテナ局との位置関係からいったん通信ができなくなっていました。その後、午後7時半ごろ予定どおり通信が回復すると、神奈川県相模原市のJAXA相模原キャンパスにある管制室では、担当者、およそ20人が拍手をしたり頭の上に両手で大きな丸印を作ったりして、安心した様子を見せていました。
スイングバイに成功すれば、「はやぶさ2」は3年後、2018年の6月か7月ごろに小惑星に到達する予定です。小惑星「Ryugu」には、生命につながる可能性がある水や有機物が存在すると考えられていて、「はやぶさ2」は、岩石の採取に挑んだ上で、地球への帰還は、5年後の2020年と計画されています。

はやぶさ2責任者「挑戦の航行を進める」

「はやぶさ2」の責任者の1人、津田雄一プロジェクトマネージャは、スイングバイを終えてコメントを発表し、「『はやぶさ2』は計画どおりに地球のそばを通過しました。これでひとつの山場を越えましたが『はやぶさ2』にとっては、小さな山にすぎません。これから一路「Ryugu」を目指して挑戦の航行を進めてまいります。引き続き、太陽系の旅路を皆様と苦楽を分かち合いながら乗り越えていければと思っています」としています。

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