オールドレーシングカー談義

1950~1970年代のレーシングカー、その他のマシーンについて語り合うブログです

トヨタの小型ハイブリッド(9)

2013-02-25 | log・レーシングカー他

【東京オートサロン13】トヨタの有志が超小型車を開発、市販化を目指す
2013年1月13日(日) 13時00分

 トヨタ技術会」という組織をご存じだろうか。今のトヨタの車づくりに危機感を持った入社約10年目の社員17人が自発的に集まって誕生したチームで、会社の協力を得ながら半年かけて超小型車を開発。今回の東京オートサロンに披露した。
『MINUTE-S(ミニット-エス)』と名付けられたその車はフロント2輪、リア1輪の一人乗りリバーストライク。全長2.5m、全幅1.3mで『アクア』のハイブリッドシステムとヤマハ発動機の二輪車『WR250R』のエンジンが融合したもの。
わずか40mmの空間で互いの軸をチェーンドライブでつなぎ、アクアのECUでバイクのエンジンを操作する。単気筒エンジンとモーターのシリーズパラレルハイブリッドシステムを新開発し、今まで考えられない車に変身させた。
「超小型車なので最高時速は80kmまでしか出せませんが、ハイブリッドシステムによって通常の車よりも加速感を味わえるようになっています。走行するのが非常に楽しくなる車です。それに、ユーザーの負担を少しでもなくそうということで、車検のいらないように排気量を250ccに抑えたんです。まずは手軽に楽しんでもらおうというわけです」と有志の一人は説明する。
特にデザインを重視し、後ろ姿に気を配ったそうだ。それは車を運転をしたときに、周りの車の後ろ姿を見ることのほうが多いからだ。また、車体の安全性についても、細心の注意を払い、力を入れたという。今後、さらに完成度を上げ、会社に提案していく計画で、ゆくゆくは市販化していきたい考えだ。価格についても軽自動車以下を目指すそうだ。
この日、ブースを訪れた同社の豊田章男社長も一目見て気に入り、すぐにシートに座り、出来栄えを確かめていたという。そして、「テストコースで乗ってみたい」と興奮しながらその場をあとにしたという話だ。近い将来、この車が街中を走る姿を見かける日が来そうだ。
《山田清志》
 


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現在進行中の新規格軽自動車サイズのハイブリットみたいです。この大きさのものまでハイッブリッド化が進んだということでしょうか。シリーズパラレルハイブリッドということなので、エンジンが直接駆動することがあるのかな。現在の自動車のハイブリッドの場合、モーターだけで最高速近辺で走らせるとモーターの重量と外形が大きくなり過ぎるのかな。但し、シリーズハイブリッドのメリットは、エンジンを定格で運転することにあり、突き詰めるとエンジン重量が半分位になるようです。かなり肉薄に作れるのですね。スズキが手がけているシリーズハイブリッドもエンジンがどんどん小さくなっているようです。昔、「名犬ラッシー」や「スーパーマン」に登場していた一つ目のディーゼル電気機関車は、シリーズハイブリッドだったみたいです。チャールズケッタリングの傑作らしいです。トヨタが、プリウスを出した時これを思い出して、最終的な正解はシリーズなのかパラレルなのか、微妙だなと思ったものです。モーターそのものの開発が進んだ時、どうなるのでしょうか。
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2009年TMSのスイフトシリーズハイブリッド。スイフトの車体にレンジエクステンダーとして軽自動車のエンジン。


SUZUKI REGINA
2011年のTMSに出た時には800ccターボだった筈だけど。現在は、450ccに変更しているらしい。市販するという話がもっぱらだけどどうするのかな。450ccだと日本国内の用途だと足りるだろうけど・・ ヨーロッパでの高速巡航には足りないかも。単気筒400ccディーゼルに排気タービン、排気熱回収となると楽しいけれどどうなんでしょう。エコキュートで車を走らせる様なものでしょうかね。お湯を沸かす替りに車輪を回す。最高の熱効率だけど・・・
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GMのディーゼル電気機関車
「スーパーマン」の番組冒頭にこんなのが出てきましたね。ディーゼル電気機関車そのものは、ケッタリングの前にハミルトンの思想から始まっている様ですが。今は、機関車部門は売却されて、キャタピラー社の傘下らしいですが。ここら当たりのアメリカン機関車(蒸気機関車、ディーゼル機関車)の話になると止まらなくなる人がいるんでしょうね。確かにアメリカ車よりも更にアメリカンな魅力が満載だと思います。
エレクトロ・モーティブ・ディーゼル社 ------>  ココ
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エンジンから見てみると。YAMAHAの無人ヘリRmaxとそのエンジン。
このエンジン水冷水平対向2気筒250ccで25kgしかないそうです。以前航空ショーのブースで聞いた時、急な加減速をしない使い方なので、ここまで軽く出来ると言ってました。


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更に、車体構成から、トライアングル構成を比べてみると。
後ろ姿から較べた方が分かり易いので
MINUTE-S
                      1978年 BEO77A  
どちらの方が正鵠を得ているか。私は、BEO77Aの方が納得がいくのですが・・・・・
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Fce-Bookを覗くと結構盛り上がっているようです。ちょっと古い話ですけど掲載されていた燃費は、
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【燃費 fuel efficiency】
昨日も同じタイトルで書きましたが
更に大幅性能アップです。
なんと52.4km/lです。
こんなおいしいスポットがあったのか!
という発見によりこの数字が出ました。
技術って本当に面白いですね。
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これはこれで凄いのですが、エンジンの動かし方はどうなんでしょう。一定回転(定格運転)の状態が多いのでしょうか。定格運転の割合が50%を超えて80%位まで到達しているのかな。運転の楽しみでスロットルを操作する部分をエンジンで行っているのか、モーターで加減速しているのか。エンジンが定格運転の状態が多ければ単気筒ディーゼルに換装する話も出るのでは? そうしたら、VWの例から言ってリッター100kmまでいくのでは? その場合運転の楽しみは減るのでしょうが。
 運転の楽しみをエンジンで味わうか、モーターで味わうか。開発していらっしゃる方たちの思想はどうなんでしょう。

  2002 1リッターカー
      VWの1リッターカーについて ---->  ココ
もう3年以上前になりますが、VWの1リッターカーについて書いたものです。実用化すればリッター50km位かななんて書いてますから、そんなに外れていなかったのかな?
 それにしても、いかにもドイツ人的な生真面目な野暮ったさも感じられるスタイルですね。

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何故かVWの1リッターカーを懐かしく振り返ってみたくなりました。



  良い写真ですね

燃費1本に絞った車ですが、それなりに筋は通っている。実用化(現実化)の為に幅と高さを広げていってXL-1にまで至った訳です。しかし、新規格軽乗用車を見てからこの車を見ると、幅はそのままに全長を70%に縮め車高を上げるというデフォルメの仕方もあったかもと思ってしまいます。しかし、今回改めてみると、緻密に作られた車だったのかなと思います。当時は、ポルシェ博士のお孫さんだから出来る道楽なんだという反感を感じました。しかし、XL-1までの道筋、2気筒TDIなどを見ると意義はあったのかなと思います。
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ここで他の分野を見てみると。

 以前載せようと思って機会が無かったものです。ここで連想が働くのが、ハイブリッドの航空機です。その内、最近話題に上っているのは、EADSの小型ハイブリッドヘリです。EC-120小型ヘリを(ディーゼル+モーター)でハイブリッド化したものです。タービンエンジンに比べ40%の燃費低減と報道されました。
  
   EC120 ディーゼルハイブリッド  燃費40%減

  
  ディーゼルハイブリッド概念模型 200hpx2  6人乗り 燃費30%減

ヤマハの無線ヘリで見たように、通常の航空機の実用的な使い方では急激なスロットル操作は出来るだけ用いない様にする。そして、元の原動機がタービンエンジンですから、結果的に燃費改善率は多くなります。そうなんだけど、ドライな実用機械の世界では、この様なステップで行っているのかという思いで見る価値はあるかも。

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インテック大阪の展示。大盛況みたいです。車が見えないものね。
写真: 【人だかり】a lot  囲まれています!もう説明できません(笑)  a lot customer around MINUTE-S!
「4輪の2輪」として素早く発売するのがベストかも。その際、YAMAHAブランドでなく、あくまでもTOYOTAブランドで発売した方がと思ってしまいますが・・・・  
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ふとi-MIEVエボの写真を見てて、なんとなくMINUTE-Sに共通したものを感じました。別に両者共真似をしたということはないでしょう。しかし、ルーフ部分の平行フレームの形などは共通してる?
むしろ、似たような性格を持つ車両を研究開発している者同志としての親近感を持っているのでは。結構、交流があるのではないでしょうか。そうしたら楽しい。
 
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