快適なパソコンライフを求めて!

日常の出来事や趣味の写真などを発信し,パソコンライフをエンジョイしたい・・・!?

退職後の生きがい

2008年06月25日 | エッセー
 二月ほど前だったか孤高の書家,榊莫山氏のテレビ番組を視聴し,その生き方に深く感銘した。若い頃,書壇で高い評価を受けながら,人や組織との関わりが疎ましくなり,あらゆる団体を脱退し,その後,故郷の山里にこもって一人書の世界を追求して今に至るという。その反骨を貫いた人生にある種の憧れを抱いたものだ。

 団塊世代が第二の人生を歩み出そうとしている今の時代,退職後の生きがいをどう確保するかが大きな問題である。小生は現役を退いてまもなく8年になるが,この間,地元の地域活動に軸足を置き,一定の実を上げてきたと自負していた。ところが突然,これまで行動を共にし,信頼していた仲間から一方的な誹謗中傷を吹聴され,結局,生きがいの一つとしていた地域・ボランティア活動への情熱を削がれることになってしまった。

 地域差はあるものの,概して会社生活に比べ泥臭い地域社会,理不尽なことも結構多い。また,それを許してしまう土壌が潜在的にあるようだ。生きがいを地域活動に求めようとしている有能な団塊世代の皆さん,心してチャレンジしてください。また,こうした現実を垣間見ると,来年から始まる裁判員制度で適正な審理がされるかどうか少々心配になってしまう・・・!?
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歩いて巡拝(まいる)知多四国(第6回)

2008年06月23日 | 知多四国八十八ヶ所霊場めぐり
平成20年6月21日(土) 天候 雨のち曇り
 “歩いて巡拝(まいる)知多四国”第6回目のコースは,東海市にある五つの寺院を巡る。スタート地点の新日鉄前駅を9時30分に出発し,86番~82番札所へと南下する。前日の予報では,“所により激しい雨”と予想されており参加を躊躇していたが,明け方,インターネットのピンポイント予報で雨雲が東へ進み,日中は曇りがちとの最新情報を見て参加を決意した。無論,雨具の用意は怠らない・・・。
<本日のコース>
新日鉄前駅~0.6km~観音寺~2.4km~清水寺~1.5km~玄猷寺~1.9km~弥勒寺~1.0km~観福寺~0.6km~高横須賀駅(全行程 約8.0km)

第八十六番 大悲山観音寺(ご本尊 聖観世音菩薩,宗派 真言宗智山派)
 新日鉄前駅からわずか600mほどの距離にある「大悲山観音寺」,スタートする頃から小雨が降り出し,過去5回に比べて人出は少ないものの,傘をさした熱心な巡礼者の列が続く。納経所でご朱印をいただく際,朱印帳が濡れないようビニールの袋に入れ細心の注意を払う。

              観音寺弘法堂
 観音寺は,書道上達,学業成就の筆弘法として知られ,また,家内安全,厄除けごま祈祷が修められる。毎年8月10日には,青竹の先に下がった提灯をもぎ取る「提灯祭」が行われることで有名である。

第八十五番 慈悲山清水寺(ご本尊 聖観世音菩薩,宗派 浄土宗)
 86番札所から2.4kmほどの距離にある「慈悲山清水寺」,途中から激しい雨に見舞われて,雨具のポンチョをいつ着ようかと迷いつつ,これも修行の内と腹をくくり足を運ぶ。寺から少し離れた公民館前に設けられた臨時の納経所には,テントが設営されているものの,あまりにも激しい雨に皆必死の様相である。
 寺では,ろうそくや線香をあげる余裕もなく,写真も撮ることもできない。ここは,“火防せの観音様”として信仰され,ご本尊の「聖観世音菩薩」は伝教大師作の秘仏で市の指定文化財となっている。激しい雨の中,お参りもそこそこに清水寺を後にする・・・。
 
第八十四番 瑞雲山玄猷寺(ご本尊 十一面観世音菩薩,宗派 曹洞宗)
 85番札所から1.5kmほどの距離にある「瑞雲山玄猷寺」,激しい雨は一向に衰えを見せないため,民家の軒先を借りて雨具の用意を始めたものの,被服はすでに雨が滲み込み・・・,結局そのまま先を急ぐこととした。玄猷寺の建物が見え始めたものの,車の往来を避けて寺を大きく迂回する形で広い境内へ入る。

              玄猷寺弘法堂
 本堂の左手に弘法堂が,右手には新しく建立したばかりの立派な建物が人目を引く。さらにその右手の建物は普請が進行中のようだ。寺宝の「聖徳太子像」は,比叡山延暦寺・鶏足院の寺宝だった像で,比叡山焼き討ちの際,この地(姫島)出身の羽柴秀吉の足軽が救い出し,持ち帰ったものだと言う。本堂中央付近ではお茶の接待が施されており,乾いた口を潤し,一息つく・・・。

第八十三番 待暁山弥勒寺(ご本尊 弥勒菩薩,宗派 真言宗智山派)
 84番札所から1.9kmほどの距離にある「待暁山弥勒寺」,途中から,雨も小降りになり,弥勒寺に着いた頃には雨も上がっていた。境内入口付近に本堂が,中央に八角形のご宝塔,その奥に弘法堂がある。この寺は,願い事の叶う寺・現世利益の寺として,多くの参詣者が訪れる。

        弥勒寺弘法堂(奥)とご宝塔(右手)
 八角形のご宝塔(お塔さま)の内部は,絢爛たる色彩が施され,現世利益祈願の供養塔「宝篋印塔(ほうきょういんとう)」が祀られている。この「宝篋印塔」の周りをぐるぐる回ると願いが成就するという。毎月,1日と8日が縁日で,多くの人で賑わう。境内には露店が並び,みたらしだんごを口にする人,昼食を取る人の姿が目に映る。

第八十二番 雨尾山観福寺(ご本尊 十一面観世音菩薩,宗派 天台宗)
 83番札所から1.4kmほどの距離にある「雨尾山観福寺」,薄日が漏れ始め,濡れた傘を差しながら今日最後の札所観福寺へと向かう。立派な山門の両脇にはカッと目を開いた“あ”“うん”の仁王像が迎えてくれる。この仁王門には,新旧2対の仁王像が安置されている。先日,テレビで放映していたが,旧の仁王像は運慶作と言われることから,そのまま残すことになったという。

              観福寺弘法堂
 ご本尊を安置する宮殿は,鎌倉時代の建築様式を伝えるもので国の重要文化財に指定されている。また,この寺は,南知多の岩屋寺,常滑の高讃寺と並ぶ知多三山の一つで,いずれも行基菩薩が開創した名刹である。参拝の後,接待のお茶と美味しいお漬物をいただく。境内には露店が並び,鳥の串焼きなどが売られていた・・・。第6回巡拝の印として,“本来無東西(ほんらいむとうざい)”の“本”の字を記した散華をいただき,寺を後にする。

 82番札所から600mほどで高横須賀駅へ,12時20分無事にゴール。今日は,新日鉄前駅をスタートして2時間50分,昼食を取らずに一気に巡拝したこともあって比較的早い行程となった。次回は7月19日,内海駅からスタートし,日間賀島と篠島を巡るコースである。
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フォトギャラリー克&孝を更新(Jun.-3)

2008年06月19日 | ギャラリー
 「フォトギャラリー克&孝」を更新しました。テーマは,「花菖蒲」(Photo by Takayuki Suzumura),および「新緑を求めて」(Photo by Katsuhiro Mizuno)です。
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西洋朝顔とコミュニケーション

2008年06月17日 | エッセー
 1週間ほど前から西洋朝顔の花が咲き始めた。昨年の一番花は6月22日であったから今年はかなり早い。実はこの西洋朝顔,春になっても芽が出なかったため,市販の苗を購入し植え直したものである。花は4品種で,花の大きさは昨年に比べてやや小さい・・・。すでに,つるの先端は玄関先に張った2m×5mのネットの最上端に達しており,いずれ葉が生い茂り日除けになるのが楽しみである。

 先日,通りすがりの年配のご婦人が,「今年も咲き始めましたネ! いつも楽しみに見させていただいています。」と声をかけてくださった。数日後,別のご婦人が同様に声をかけてくださり,会話を交わした。どこか索莫としたこの世の中,優しく思いやりのある声掛けに心が和み,その日は一日中至福の思いに浸ることができた・・・。

 <関連記事> 西洋朝顔の一番花が最咲いたよ!!
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フォトギャラリー克&孝を更新(Jun.-2)

2008年06月13日 | ギャラリー
 「フォトギャラリー克&孝」を更新しました。テーマは,「たらい舟 川下り」(Photo by Katsuhiro Mizuno)です。
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フォトギャラリー克&孝を更新(Jun.-1)

2008年06月06日 | ギャラリー
 「フォトギャラリー克&孝」を更新しました。テーマは,「バラまつり」(Photo by Takayuki Suzumura)です。
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温泉のある道の駅で・・・!

2008年06月05日 | 旅・アウトドアー
 今年2回目のオートキャンプを予定していた5月,数日間連続した晴れマークがないまま,時だけが過ぎてしまった。太平洋側に前線が停滞し,台風の接近でこのまま梅雨入りの可能性がある6月のはじめ,2~3日間の晴れ間を期待して思い切って名古屋を後にした。
 今回は,キャンプ場でテントやタープを設営する通常の行程を止め,道の駅で車中泊をしながら旅することにチャレンジしてみた。勿論,温泉が併設されている道の駅が前提である・・・。

 修善寺から戸田峠を経て伊豆西海岸へ向かう。西海岸は,駿河湾を茜色に染める夕陽が有名である。土肥金山,恋人岬,黄金崎,堂が島,松崎へと文字通り気の向くまま車を走らせ,車を止める。恋人岬ではしばし白びわ(土肥びわ)狩りに興じ,なまこ壁の家並みが残る松崎の町などを散策する。
 初日は,伊豆松崎町にある道の駅“花の三聖苑伊豆松崎”に泊まる。ここには天然温泉“かじかの湯”があり,駐車場も緑に囲まれ,閑静で快適な環境である。ちなみに,全国各地にある道の駅は,トイレ・駐車場・公衆電話は24時間利用可となっている。

 翌朝早く,堂が島の三四郎島トンボロ現象を見に車を走らせる。この時期の午前中,陸地と島が干し上がった海底で繋がる現象を見ることができる。ちょうど,干し上がった海底近くで天草を採る漁師に遭遇し話をする機会に恵まれたが,解禁前はこうして荒波に流された天草を網で掬うという。

    トンボロ現象と天草を採る漁師たち 08.06.02
 日米下田条約が締結された了仙寺,下田公園,河津七滝(かわづななだる),午後は雨の天城越え,増水した淨蓮の滝,修善寺を経て,二日目の宿泊地,道の駅“伊東マリンタウン”へ向かう。伊東市は台風の影響で風雨が激しくなっており,港の明かりも望むことができない。駐車場には,複数のキャンピングカーやワンボックスカーが駐車し,激しい風雨に備えている。この日,近畿,東海,関東甲信越が梅雨入りしたと報じられた。なお,この伊東マリンタウンは,道の駅50選に選ばれている。

 三日目,激しい雨の中箱根峠を越え,撮影ポイントの下見を兼ねて富士五湖を周る。道の駅“富士吉田”の午後,気温は11℃と肌寒く4月の陽気に逆戻りという。ここでバナジウムを多く含むと言われる富士山麓の湧水をペットボトルに入れ,持ち帰る。朝霧高原へ着いた頃には雨も上がり,富士山が顔を覗かせる・・・。
 予報では,相変わらず天候が不順であるため,後ろ髪をひかれながら帰名することにした。道の駅を利用した気ままで走行距離850kmに及んだ今回の旅,オートキャンプとは一味違った旅となり,新しい発見をした思いである。
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