珠洲ローターアクトクラブ

提唱 2610地区 珠洲ロータリークラブ

『思いやり』

お茶会

2007-11-27 05:28:00 | Weblog
11月13日(火)輪島にてお茶会。参加者:やぶちゃん、カクさん、ちか。水口宗友先生(茶名)のご指導のもと、作法を習ってきました。

ここには書ききれない程教えていただきましたが、茶道のさの字にもならないそうな。。作法やマナーにはそれぞれちゃんと意味があり、一つのことをするのにかかった手間や時間に対して、気遣いや思いやり、感謝を持つことからすべて繋がっているのだと教えていただきました。例えば例会を行うにあたって、掃除機をかける、水を撒く、季節の花を飾る、掛け軸を選ぶ、器・菓子を用意する、など影での行動までをも考えることです。

まず玄関は真正面で右足からあがる(背中を向けない)

せっかく清潔にされた部屋で行うので新しい白い靴下に履き替える(足袋のかわりだから白)

きれいめな格好をする(ジーパンはNG)

最初に通された部屋で荷物やコートなどを置く。

茶室へ入る時は亭主が(お茶では男も女もお茶を入れる人が亭主)入り口の戸を少し開けておく(どこが入り口か分かるように)

入る人は扇子を畳の一目分前に置く。

戸は取っ手に近い方の手で少し開け、手を下部にずらして体の半分くらいまで開ける。最後は反対の手で一気に開ける(開け切ると閉めにくいので手前で止める)

扇子を前に動かしながら“にじり”入り、挨拶をする。

ここから掛け軸・花・茶器・器をながめる(今日のために用意してくれた亭主の心遣いに感謝し、今日しか会えないかもしれないものたちをじっくりと堪能し、その後の話題づくりに活かす)ので動きまわる。

畳のヘリは踏まず、またぐときには目的の場所へ行く時は右足で、帰る時は左足でまたぐ。

自分の席に座る時は上座は上から、それ以外は下から座る。

席は茶室に入る前に決めておき、その場でごちゃごちゃもめない。

座布団は大切なものなので足で踏まず、“にじり”座る。

茶室に最初に入る人(上座に座る人)から順に、正客・次客・三客…と呼び、最後に入る人は(1番下の人)お詰と呼ぶ。お詰は色々と世話をする知識を持っている若い人がする。

これだけでも思いやりと感謝の連続です。まだお茶に辿り着いてません。みっちり3時間くらいかけて退室までの流れを習いましたが、ここではこのへんで止めておこうと思います。

先生は実際にお茶を点てさせてくれました。が、なかなか泡立たず、コツを教えてもらい(縦に振る)なんとかそれらしく泡立ちました。腕が痛くなり、先生に痛くないですか?と聞くと全然とお答えでした。私たちは終始質問攻めで、あまりにも素人な質問に先生も笑っていましたが、どれも快く受け答えしてくださり、楽しい時間を過ごすことができました。

今回改めて思ったことは、普段クラブ奉仕系寄りな例会ばかりになってしまいがちですが、やはりこういった社会で役立つものはぜひ取り入れるべきですね。先生、ありがとうございました!!